読書記『新しい文章力の教室』(著者:唐木元)
一週間ぶりの完全休でたっぷり寝たさやか先生です、こんばんは。昨日までは大変疲れていたようで(苦笑)、かなりHPが少ない状態で戦っていたようです。
朝起きた時点で、だいぶスッキリしていたのですが、午後も4〜5時間昼寝したので、全ての疲労を吹き飛ばした感じですね。睡眠は全てを解決すると言っても過言ではありません。
さて、余談はさておき、今日のテーマは文章力に関する本を読んだよ、って話です。
こちら、Web媒体を長年作られていて、しかもその中でも、ライターに文章力を教育する立場の方が書かれている書籍になります。
共感値が高い話ばかり
一応、物書きの端くれとして、文章の書き方はそれなりに気をつけているので、「確かにこれも気をつけないとな〜」と思うことが多くありました。ぼんやりと考えていることが、書籍内で上手に言語化されていたと思います。
例えば、”もの”や”こと”という言葉が意味をサポートする場合は、かなに開く(漢字表記しない)ということ。時代の流れもあると思いますが、やたら感じで記す書き方には違和感を感じていたので、これは意識できていました。
他には、主語の後につく、”は”や”が”を明確に使い分けることも解説されていました。以前の読書記でも書きましたが、語彙力の低い人は言葉を曖昧に使うのでは、という仮説とも合致します。
ふわっと思っていることや、ちょっと疑問に思っていることが、明文化されると、理解も深まって、より自信をも持って文章が書けそうです。
新たな学びも
一般性のない言葉を使わないことも大切になるのですが、「ケツカッチン」は業界用語と紹介されていました。私としては一般用語と思っていたので、ハッとさせられましたが、そういえば以前使った時に、ポカンとしていた人もいたような。
慣れって怖い。。。
いつもそうしてると、それが当たり前になって、当たり前になったことすら気づかず、忘れてしまうのが人間というものなんでしょうか。
ちゃんと、これはクローズドなもの、これは一般的なもの、と頭の中で認識するのが大切かもしれません。
新しい言葉は辞書を引く
知らない言葉と出会ったときは、調べることにしています。この本で初めて知った言葉をいくつか紹介させてください。
中庸(ちゅうよう)・・・偏ることなく、変わらないこと。
僥倖(ぎょうこう)・・・思いがけない幸せ。
…読めんて。笑
僥倖に関しては、どう調べるか悩むレベルでした。でもまた一歩知識人になれたと思うと嬉しく思います。
「全てのルールは絶対ではない」
最後のセクションのタイトルがこちら。様々なルールがある文章の世界で、必ずしもルールに則ることだけが正解ではない、という話です。
思いやニュアンスを伝えるために、わざと外す方が(その場には)ふさわしい、ということなのでしょう。でもあくまでそれは、最優先である完読のためなので、離脱させてはいけないのです。
ということで、興味のある方はぜひ書籍にてお楽しみください。
それでは今日はこの辺で。