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Xのスペースをやってみた!音声メディアの運営について考えたことまとめ

WACA認定の上級ウェブ解析士、上級SNSマネージャー、上級ウェブ広告マネージャーとトリプル上級の根津清香(ねづさやか)です。

突然ですが、音声メディアって活用していますか?
私自身ウェブに近い世界でお仕事しているので、基本的に新しいメディアには積極的に触れていくようにしています。それでも当時一世風靡していた音声コミュニケーションメディア「Clubhouse」には寄り付かなかった私。

そんな私が、ついに!なんと!勢いで!「スペース」デビューを果たしました。
今日は自分の体験を交えつつ、Xでのスペースをはじめ音声メディアの運営について考えたことをまとめていきたいと思います。

そもそもの音声メディアや「スペース」と私の出会い

音声メディアとの一番最初の出会いは、だいぶ振り返りますがラジオ。
当時好きだったアーティストのコーナーを聞きたくて。
どうにかコーナー内で自分の文章を読んでもらいたくて、はがき職人してましたね。はがき職人、若い人は知らないか。

実際、何度か読んでもらってサイン入りグッズとかいただいていました。
読まれる工夫は大事で、拾ってもらいやすいネタやキャッチーなワードを入れ込む、みたいなのはこのころから考えていたかも。

そんな、大好きなアーティストのコーナーがある番組内で催された、よくあるリスナー参加型キャンペーン。
運よく選んでいただき、番組メインパーソナリティーの方から電話がかかってきて……そして、ついにTBSラジオでデビュー!それが音声メディアとの一番最初の出会いでした。

それから数年後、いや数十年後……。

旧Twitter上にやってきた「スペース」にデビューしたのがオンライン初。
これは何度かいろいろなところで話してきたのですが、一番最初に「スペース」に触れたのは、モモさんまるカリさんが開催していた「アートについて話すよ」というスペース。これを聞きに行きまして、そのまま流れでオンステージしたことがデビューのきっかけです。

しかしながら当時の私はアートが好きといいつつ、いや実際にアート作品は好きなのですが……私のサッカー観戦スタイルよろしく、特定の推し選手や推しアーティストがいるわけではなく、その時に見ていいと思ったものが好きという楽しみ方。
あれ?これ、どう考えても一般的にはオンステージするには厳しくない?

ただ、その瞬間にはもう乗る気になっていた舞台。
話せるネタもほぼないし、丸腰の大変難しい状況の中、いつもながらの「えいやー!やってみてから考える」の精神でお邪魔しました。
ちなみに、えいやーの発動のタイミング、さすがにこの時はやらかした!と思いましたが、結果はお二人がうまく対応してくださって、結果オーライでした。ここはもうお二人への感謝しかありません。

当時は、ガウディの建築物が好きという話をしました。
お二人はそれまで絵画の話していたのに、突然の建築。「建築ネタは突然に」。
いや、ガウディ好きなんですよ。ガウディ。
硬質な素材を使いながら、温かみのある曲線的な表現を与えたり、形が定まっていない自然をモチーフにしたあしらいを施したり、鮮やかなタイルモザイクだったりと唯一無二。
ただ他の作家さんはその時点では詳しくないので、ガウディの一点突破しかありません。ガウディいいよ、ガウディ。
このように勢いでオンステージしたものの「好きな作家は?」「好きな作品は?」に答えられず、申し訳ないと思ったことを覚えています。

ちなみに、そんなモモさんとまるカリさんとは、その後、ご縁があってオンラインオフラインいずれもお会いする仲に。
モモさんにはオンラインで心理学たくさん教えてもらい、まるカリさんとはアートイベントご一緒しています。
当時、ほぼ接点なかったのに不思議なものですね、SNS。

久々の「スペース」は朝活への参加

初回スペースデビューは、勢い先行という感じでスタートしてしましたが、その後はスペース自体を開く人も少なくなっていき、自分ももちろん参加せず過ごします。

ところが、ここにきて私が所属するウェブ解析士協会(以下、WACA)の関東支部の方が朝活スペースを開催していることを発見。
昨年のWACAイベント「よっしゃやろか」での大阪遠征、先日の「ウェブ解析士会議」などでリアルで人にお会いをして交友関係が広がった中、知っている方も増えて、スペースにも見知った名前が並ぶ中でこれは聞くしかない!と聞いてみることに。

先日、デジタルデトックス活動で丹沢大山で山登りご一緒した久保田さんと、ウェブ解析士会議で小杉さんが引き合わせてくださった関谷さん、以前私のことをインタビューしてくださったふじねさんもおられたりして……つい嬉しくなってしまって、ここも勢いでオンステージ。いや、私、前回の準備不足は忘れたのか?

そうして、発言者になり、気づけば周りに話を振って場も回し始めて(やめなさいよ)温かく受け入れてくださったみなさまのおかげもあり、好き勝手にしゃべり倒してきました。
関東支部ご担当のみなさま、朝活企画ありがとうございます。
その後、関係者の皆様の別途スペースで、あいつ回してたな的な文脈で私の名前出てきたりしていることを確認していますが、めちゃくちゃしゃべるの楽しいです。すみません、楽しいです。ありがとうございます。

しゃべるの楽しいのでいっそ自分で「スペース」やるか

「スペース」で自由にしゃべって、周りの方を巻き込んでいくという楽しい体験をした私。

立てていただいたスペースに入っていって、ファシリテーターなみに回し始めるのも非常に失礼な話だし、なんならいっそ自分でやるか。と、いつもの「せっかくなんで」の気持ちと、またしても勢いでスペースをやってみようと思いました。

で、始めちゃいます。
勢いだけで。

初めてのスペースは、もう本当に雑みの強い設計で「我が名は根津清香。スペースは解放した。誰かともに話す者はおらぬか」みたいな座組。雑にもほどがあります。
週末の夜、適当に開けてぼんやーりしていたところ、名乗りを上げてくださる方がおり初スペースがスタート。

実際のところ、トークテーマというか企画を立てていなかったことと、おしりの時間を決めていなかったので、個人的にはやりとりはすごく楽しいのですがダラっとしてしまいました。うーん難しい。
さらに、翌日の反省で思ったのは「これ、公開オンライン電話だわ……」ということ。

そう、もうねSNSマネージャー失格なのですが……SNSはたくさんの人がいる中で、オープンにコミュニケーションをする場。
電話的な展開をしてしまったのは、Xの上に置くにしては「スペース運営」という観点では私の設計ミスだなと反省しました。電話もね、いいですよね。電話好きです。あと、普通に会話はめちゃくちゃ楽しかったです。

自分主催の初スペースで学んだことは、「企画」が必要だということと、実施するにあたっての「ゴール」や「目的」がやはりここにおいても必要だということ。
当たり前といえば、当たり前なのだけれど、通常のポストとスペースを切り離して考えちゃってたな。
同じプラットフォームなので、ある意味トンマナやキャラクターのぶれなさみたいなのが大事なのかもしれません。

企画を立てて「スペース」に再度挑んでみた

スペースは引き続きやっていきたいけれど、個人でやるとしたら本当にラジオなみに作りこみが必要だし、WACA朝活参加してみて、対話も聞く側からすると楽しいポイントだよなあと思ったので、まずはパートナー探し。

えっと……ここは正直に言います。
迷いなく即決で。依頼したのがチーフSNSマネージャーの藤原さん。

お話上手だし、話し方優しくてとても大好きだし、SNSマネージャー受講者のみなさまからイケボと評されているとのことで、だったらイケボでコンテンツ生成しようじゃないですか。と、これもまた勢いで即DMで依頼お送りしました。
そして、ありがたいことに快諾いただけまして開催決定!

ただ、とりあえずやりましょう!は決まったものの、これはふわっとしたまま突入するのはお誘いしておいて失礼すぎる……と急遽で深夜に思いたって提案書を作成。概要と目的、テーマ案など思うがままに書き込みました。

【提案したテーマ案抜粋】
・え?なんで?そもそもSNS苦手だったの?
・初級、上級、チーフ……取ってみてどうでしたか?
・SNSトレンドランキングの選択肢選定ポイントってなにですか?
・今気になっている推しアカウントについて話そう
・【上級必見!】1日5投稿課題のコツ
・【受講している人向けの玄人回】どんなレポートが読みやすい?

と、ですね、初回から熱量がバグってる感じで案出ししていましたね。
まだ触れていないテーマもありますが、この中でご興味あるテーマある方はおられるのでしょうか?
あればぜひやってみたいと思います。

企画「スペース」をやってみた結果

記念すべき第1回は「SNS苦手だったSNSマネージャーが養成講座のよさを語る」というテーマで開催してみました。

ちょうど、解析士はあるけれどSNSはないよ、という方がリスナーにおられましたので、半ば強引にステージに上がっていただきまして、ぶっちゃけどうですか?なお話に発展。

講座の内容にも触れましたが、実際に取得してみて変わったところなどなど、当時の楽しかった思い出や、今も感じている取ってよかったなというお話をしました。
個人的には炎上への備え、運営体制の作成みたいなところが講座を受けてみて面白いなと思ったので、自分の体験に基づいて楽しかったところなどお伝えしました。
ご興味持ってもらえたら嬉しいですね。

同月内に開催の第2回は「SNSが苦手だったけどSNSマネージャーのチーフと上級になったよ(仮)」というタイトルで配信。

いや、これタイトル再考です。
反省した、今さっき。概要の概要になりすぎてしまっているので、中身訴求もう少ししないと。

そんな追い反省から始まる第2回目のスペース。
事前の打ち合わせで決めた「私の上級講座の修了課題を藤原チーフに再フィードバックをいただく」という企画。
事前にSNSマネージャー養成講座中に提出するいくつかの課題について、私が制作したものを藤原さんにまるっとお送りして下ごしらえして準備完了。

そして、いよいよスタートです!
まずは上級SNSマネージャー養成講座の概要説明。
からの、私の資料フィードバックへ。

音声だから深掘りできる?!上級SNSマネージャー講座修了課題フィードバック

不思議なもので、配信パートナーの藤原さんは、SNSマネージャー養成講座では私と同じ師匠に従事しています。
受講の時期の関係したのか、先に受講した私が提出したレポートをサンプルとして後から講座を受けた藤原さんが一度見ているというのも面白いですよね。

今、まさにそのレポートをもって、その後チーフになり、多くの受講生を送り出した藤原先生のプロの目でフィードバックを受ける私。
いや、これとてもレアですし不思議な感覚です。
ページ単位で細かい部分まで見ていただき、いいところやもっとこうだったらよかったねというアドバイスをいただけるとはありがたすぎます。
そう、ノンブルとかね大事ですよね。

前半戦で一番勉強になったのは一番重要なKPI設計。
戻しが本当に的確で、すごく私自身の勉強になりました。
このKPIに関するページって、正直受講のタイミングでは一番指摘入った個所ながらずっと折り合いがついてなかったのですが、今回の企画ですーっと心に落ちて納得できました。
さすが受講者数ナンバーワン!レポートたくさん見ているだけありますよね。

指摘された内容についてざっくり言うと、コミュニケーションしましょうよ関係性構築しましょうよ、という話しているのにフォロワー数をKPIに据えてしまったところが大きい反省点。
え、なんで?!という方がおられたらアーカイブ聞いてみてください。レポート作成時のヒントになるかも?
https://x.com/i/spaces/1lPJqORnlMeKb

レポートフィードバック後編へ続く

こんな具合で、結局盛り上がりすぎてレポートのフィードバックは半分くらいまでしか行かず、次回に後編を開催予定。
後半はベンチマークアカウントをはじめ具体的な運用提案に迫っていく流れになりますので、どんなフィードバックいただけるのか楽しみです。
褒めるところは、盛大に褒めてもらえるといいのですが……。(自称褒められて伸びるタイプ)

ちょっと脱線しましたが、このフィードバック会、オンラインツールつないで画像共有してやりましょう!ではなくて、この音声ベースであること。少し出せないところマスクしつつ話していくのがいいんだと思うんです。
出しすぎると、これから受講する方に対して影響与えすぎてしまうと思いますし。あくまでも私の受講時点でのお話なので、常にアップデートされている今の講座とはやっぱり違うので。特にレポートなので、視覚情報はないほうがいいかな。

WACAトリプル上級者な私。
解析士・SNS・広告と、いずれの上級講座の案内もWACAのサイト上では「課題としてレポートあるよ。実践だよ。実務で使えるよ。」と書かれているものの、具体的にどんなことやるの?は文字だけで理解するには謎に満ちていたり、情報として理解しているけれど、じゃあ自分は何をすればいいのかしら?みたいなところで、イメージしにくく壁になっているかも?

なので、今回の配信は、受講お悩みの方のお役に立てたらとても嬉しいねというニッチな回となっております。
少しでも楽しんでいただけたら嬉しいですね。
Xやnoteで感想ぜひ教えてください。

ちなみに、次回配信予定は10/29(火)予定です。
ご興味あるかたは、ぜひ聞いてみてください!

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