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15.巻割り
フィルムの時、映写機にかかるフィルムの長さには制限がありました。
大体20 分くらいまでだったので、2時間の映画だと少なくても
6つのブロックに分ける必要がありました。
最近は分けずに一本でデータを出すようになりましたが、作品によっては
今でも、ダビングのやりやすさのために4つや6つに巻を分けることもあるそうです。
私の場合も、技師になったあとも相変わらず巻を割っていました。
巻を割っても、ダビングの際に1本につないでプレビューすることも
可能です。
もし直しが出た場合でも、その巻だけのデータを出し直せばいいので、
データの管理が楽になります。
巻を割るには、監督、録音部、効果部、音楽家との相談が必要になって
きます。音楽や効果音が乗っているところでは巻を分けられないからです。
巻割りをしたら、それぞれの巻の頭とお尻にリーダーをつけ、
巻別尺数表を作成します。
巻別尺数表この表とともに各部署へデータを渡します。
これでデータ出しができる状態が整いました。
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