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12.監督ラッシュと編集作業
撮影が終了し、監督が編集室に入るとまず、監督ラッシュを見ます。
監督ラッシュの準備
ラッシュを見るのは、場所によって違いますが、スクリーンサイズで
確認できるのが望ましいです。
撮影所に入っている編集室なら、試写室とつながっていることがほとんどなので、その試写室のスケジュールをプロデューサーさんに押さえてもらいます。
試写室がない編集室の場合は、ラボにある試写室や、スクリーンサイズで
確認できる部屋でラッシュをします。
そこのスケジュールをプロデューサーさんに押さえてもらったら、
そこで流すためのデータを用意していきます。
なぜスクリーンで見るのかというと、それは映画が最終的にはスクリーンで上映されるものだからです。
テレビドラマならばテレビモニターでのチェックがいいし、ケータイ配信ドラマならばケータイサイズで確認する必要があるわけです。
大きなスクリーンで見ると、編集室のモニターで見ていた時とは全然違う
感覚になります。
たっぷりとった間が長すぎたり、逆に短かったり。
小さいモニターで見て編集をすると、細かいつなぎになりがちで、
スクリーンで見た時に忙しすぎて目がチカチカすることがあったりします。
ですから、監督につないだものを初めて見てもらう時は、
是非スクリーンサイズで見てもらいましょう。