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18.データ出し ~つづき~

録音部 効果部 音楽家用データ

・ガイドのQT
 通しTC、クリップネーム、音素材のTC を表示
・音のAAF

音のチームへの素材出しの際、QT へ書き出すシーケンスからは
音楽や仮の効果音などは外しますが、
AAFには情報を残しておくことが多くなってきました。
それも渡す人との相談して決めていきましょう。

合成部用データ(合成カット)

*直接合成部へ渡すもの 
・ガイドのQT(本編集に渡すものと同じもの)
・合成リスト
(・最近は画のAAFやEDLも確認用にくださいと言われます)

*合成素材の元素材を合成部へ渡してもらうためにラボに渡すもの 
・合成素材を並べたもののEDL
・合成素材を並べたもののAAF
・素材のQT
 通しTC、カットナンバー、素材TC を表示
・合成リスト
 
合成出しの際、気をつけておくべきことは、効果音に関係するカットを
先行して作業してもらうことです。
監督、エディターと相談して先行して出すか、
合成部さんによっては撮影素材を丸ごと持って行っているところもあるので、それを使って先に作業してもらいます。

爆発や、音がつきそうな動きがある合成カットは、ダミーでもいいので、
タイミングが分かるものを合成部さんに先にあげてもらい、
それを入れこんだQT を効果部さんへ渡しましょう。

記録部用データ

・ガイドのQT(本編集に渡すものと同じもの)
・EDL(Edit Decision List) カットリスト用に必要な場合のみ

データは、パソコンの性能が上がって驚くほど早く出せるようになり
ました。
10 年前は、ガイドのQT を出すのに徹夜をして、途中でパソコンが止まらないか見ていたものでした。
途中でエラーが出ると、すぐに書き出し直して、やっとできたQTを確認するために開いてみると、うまく出力できなかったのか失敗していることもあり
ました。

今は書き出しに失敗することはほとんどありません。
失敗した時は教えてくれたりもします。

しかし今でも、パソコンはいつ不具合が出るか分からないものです。
出したデータが壊れていないとは限らないのもそのままです。
ですので、スケジュールには余裕を持ってもらいたい。
それが心の余裕とちゃんとした仕事につながると思っています。

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