それは突然に⑩
言われたのは「周りに不快を与えてる」という言葉だった。やっと動けるようになって、無感情だったことから感情が出るようになったことが不快を与える行為、と言われると思わなかった。私の経過が良くなっていることは周りにとっては不快しか与えないんだ…そう思えてしまって一体何をすれば良いのか、何が正解かもわからなく悩み苦しんだ。
それからは再度心を閉ざし積極的にリハビリすることもなく、ただ言われるがままに過ごし、病気が良くなることもなく薬だけが増えることになった。
どこかで誰かに見られているんじゃないか、と何事にも不安や恐怖を感じるようになり塞ぎ込むことが増えた。主治医からは「外で有酸素運動とかしなさい」「外に出なさい」と言われるも出れば非難される…その葛藤と毎日闘い何とか1人で動ける距離を伸ばして買い物にも行けるようになった。
休職して4ヶ月。いよいよ仕事復帰となるもまたもや問題が起こる。「だってあなた病気なんでしょ⁇」と。そこから監視の日々が始まり執拗な嫌味が始まった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?