世界一位の人が語る、みじめさについて。
長尺なのに、なんども観ている動画がある。プロゲーマーである、梅原大吾さんの公演動画だ。
7年前と言っても、ぜんぜん古くはない。いつも、この動画を観ると元気になる。自分が心惹かれる道が、世間の人が正しいと思う価値基準からズレてしまったときの苦しみを吐露している。
その、正直な言葉に胸打たれる。
何度も、「いやいや違うでしょう? あなた、ゲームの世界大会で一位になった人じゃないですか」そんなツッコミを入れたくなるくらい、「みじめさ」について話してくれている。
「みじめさ」って、わたしの記憶にもある。「みじめさ」は思い出したくないし、心苦しいもの。だけど、世界一の人が「みじめさ」を語るとき、「え? あなた世界一なのに、そんなにみじめさを感じてたんですか?」と驚きがある。
それは、世間のふつうから外れてしまったことの苦しさだ。
この動画で真に伝えたいことは、
他人が正しいと思う価値基準で生きていないですか?
ただ、1つの問いだと思う。
そして、
自分がいいと思う道を選びましょうよ。
そんな、メッセージ。
だけど、他人ではなく、自分がいいと思う道を選んだときの苦しさ、険しさについてとことん語っている。日本初のプロゲーマーという肩書き。売れ続けている書籍。公演できるほどの成功者ってほんの一握りだ。
めちゃくちゃスポットライトが当たっている人の陰の部分の話。今が成功しているからこそ、安心して観ることができるのかもしれない。
秋には干し芋を買って、12月までに新しい手帳を買いたいです。