たまにはルールをやぶってみる。

暑くなりすぎない早朝に買い物へ行ってきた。娘と2人、歩行者側の道路を歩いていると、後ろからヒューっと小学生男児がわたしたちを追い越してゆく。

自転車に乗った彼は、背中にプールバッグを背負っていた。スーパーの先にある、区民プールへ行くのだろう。

いつも歩く道は、

歩行者専用道路と自転車専用レーンに区切られていて、間に白線が引かれている。

小学生の彼は、わたしたち親子を自転車で追い越すと、S字にクネクネ走り出した。歩行者側と自転車側と両方を行き来しながら楽しそうに自転車を漕ぐ。

そのハツラツとした姿を見て、なんかいいなーと思った。プールに行く前の楽しさが伝わってきた。本来なら、歩行者側と自転車側としっかり区切られているから守らなれけばならない。

だけど、お盆だからいつもより道が空いていたのだ。このチャンスを彼は逃したくなかったのだろう。

44歳のわたしにはマネできない。中3の娘も、できないと言っていた。ガチガチにルールを守ることが身体に染みついているから。

わたしたちは、その小学生の彼が、楽しそうに自転車をS字に走らせていく背中をまぶしく見守った。

もう、そこには行けないからこそ羨ましく思う。


#書く部のお題で書いてみた
#賛否両論ありそーなことを書いてみよう

秋には干し芋を買って、12月までに新しい手帳を買いたいです。