エシカルに出会ったキッカケ。
廃棄花をアップサイクルする活動のキッカケとなった「エシカル」という言葉。
この言葉に私が出会うまでの、長いお話。
お時間のある方はお付き合いください *。
・社会人生活の“理想“と“現実“
従業員数20万人以上の大きな会社。
私はそこで約16年勤務していました。
毎月安定した「お給料」に「賞与」
福利厚生も充実、「産後・育児休暇」も取得でき、
復帰後は短時間勤務で働かせてもらっていました。
10年をすぎると、
重要なお仕事を1人で任せてもらえる事も、上司から頼られる事も増え、社会人として順調に成長していました。
こうして、
一見、安定した働き方をしていた私ですが、
心の中はいつも不安定な状態でした。
・“女“ とは。
書ききれないほどたくさんの辛い事や、
納得できない出来事がありましたが、少しだけご紹介。
・セクハラ
・パワハラ
・働く女性や短時間勤務が嫌いな一部の人間から
の無視、嫌な態度、発言
飲み会にいけばホステス扱いされ、
変な画像と言葉を、プライベートの携帯に送ってくるいかれた上司。
職場のパソコンでは、
「このアニメのキャラに似てる」と、
肌の露出の多い女の子のアニメの画像を送りあい、私の容姿をネタにしている2人の男性社員。
全体的に昭和ですね ⍨
子供を産めば、
「女の子は子供産んで休んじゃうから、いらないかな」
と言われるようになり、
外回りと海外出張ができる男性しか採用しなくなり、私が辞める頃には職場は男性だらけになりました。
ある時の上司は、全体朝礼で大勢の前で、
「男女平等って知ってる?」
「男女雇用機会均等法とか、知っているか?」
と、女性社員達にニヤニヤと問いかける。
要は、“女性も男性と同じように働いてくださいね”
ということが言いたいらしい。
理解を履き違え公にパワハラしているだけですよね。
本当に苦痛でしかありませんでした。
・私を壊し始める“感謝”の言葉
時が経ち、オフィスの昭和感も少し薄れた頃。
上司とチームメンバーが代わり、
仕事ができないと噂される先輩が隣の席になった時。
先輩は噂通り、毎日のように居眠りをし、
仕事の期限は守らず、報連相も行えない人でした。
そんな日々が続くと、
上司も同僚も、先輩の不満を言うようになります。
そして、“どうにかして欲しい”と要望が上がり、
会議が重ねられます。
そして、後日出た結論はなんでしょう。
「代わりにやってくれない?」
と、私に仕事を渡す事でした。
もし、先輩の仕事を他の人がやるとしたならば、
状況的に私しかいなかったのもなんとなく理解できたし、上司に言われたらどうしようもないので承諾しました。
「ほんと助かるよ、ありがとう」
そこからの私は、短時間勤務ということもあり、
毎日とても頑張って仕事をこなさなければならなくなりました。
トイレも我慢して、すごく忙しい日々でした。
居眠りする先輩を横目に。
そして、一度引き受けたら最後ですね。
この乾いた感謝の言葉は、この後も何度も私の上にのしかかり、追い詰めたのでした。
・荒み出す私
この時の私は、
自分の業務を短時間勤務でこなしながら、先輩の仕事もこなし、
先輩の事や、外国籍のメンバーの意思疎通に困っていると上司から定期的に相談を受けていました。
(私は管理職ではないのにね☹︎)
また一方では、
この外国籍のメンバーから、上司との関係性についての悩みを相談され、間に挟まれている状態に。
“話しやすい“
“頼りになる“
という耳障りのいい理由で、
いろいろな問題を私が背負ってしまいました。
これまでも、会社の不平不満を口にすることはたっくさんありましたが、
この時から私は、堰を切ったように人の悪口を毎日話すようになりました。
忙しい中、隣で寝ている先輩を見ては物にあたってみたりして、事務所で大きな音を立てたり、舌打ちをしたり、睨んだり。
本当にイヤな人間になっていました。
家に帰っても、子供達に感情のまま怒鳴るのが普通になってしまい、
子供達に申し訳ない気持ちや、
わかっていてもうまく自分を制御できない自分に苦しい気持ちを抱えながらも、
自分のことしか考えられていませんでした。
「どうでもいい、知らない。みんな勝手にしろ」
としか思えなかったんですね。
・コロナ渦
私の唯一の楽しみであり癒しだった、
親友たちとの時間。
コロナ禍により、
大切な人たちに会えない時間がどんどん増えていきましたよね。
私の心にとって安定剤のような時間だったこの時間が
制限されていき、そんな日々が積み重なったある日。
疲れて仕事から帰り、
夕飯を作りたくなくてぼーっとしていると、
ふと、自分の事が外側から、俯瞰してみえたんです。
そこには、
物だらけで荒れ放題の部屋と、喧嘩する子供達。
溢れて蓋が閉まっていないゴミ箱、
朝からキッチンに置きっぱなしの洗い物。
掃除されていない汚れた床。
そして、
いろいろなものを前に、気力を失っている私。
その時思ったんです。
・「私の幸せって、一体なに?」
大きな会社、福利厚生が充実している中で正社員として働き、
給与も賞与ももらえる。
可愛いくて健康な子供達もいる。
夫も家事育児とても協力してくれる。
私は幸せで、満たされている。
でも、
会社に行けば常にイライラ、悪口。
家に帰れば、家事も適当、子供達に穏やかに接することもできない。
いつも時間に追われて、宿題なんか学童の先生にお任せで、ろくに見てあげた事もない。
便利な食べ物ばかり食べて、添加物まみれ。
アンティークみたいにずっと大切にされてきた物もあるのに、私の周りのものはいずれゴミになるものばかり。
っていうかゴミだらけじゃん。
今まで自分が耐えてきた何もかもが、ぶぁぁぁっとよみがえってきて、
「私の人生ってなんなんだろう?」
「なんでずっと我慢して、こんな暮らししてるんだろう?」
そんな言葉で頭の中がいっぱいになりました。
会社員である私
母である私
妻である私
1人の人間の私。
今の私は幸せなのかと自分の本音に聞くと、
残念だけど、幸せでは無かったのです。
・そもそも幸せって、何なの? お金なの?
皆さんが思う「幸せ」って、
どんな状態である事だと思いますか?
当時の私はまだハッキリわかっていなくて、
言語化できていませんでしたが、
・子供達にちゃんと向き合える時間が欲しい
・ご飯をちゃんと作りたい
・昔みたいにお菓子作りもしたい
・丁寧な暮らしがしたい
こんな理想がありました。
私生活と理想がかけ離れていることに苦しくなる時もありましたが、この“幸せ探し”は、
隙間から漏れる光をみつけ、それを目指して走り出したような、
苦しくもとても美しい気分でした。
・そして“エシカル”と出会う
「幸せとは」
「お金があるのが幸せなのか」
「本当の豊かさとは」
こんな事を、延々と検索する日々をすごしていた時に、突然その出会いはやってきました。
「幸せのものさし」
「エシカル」
それは、
エシカル協会代表理事である、
末吉里花さんの本「エシカル革命」が紹介されているページでした。
幸せのものさしってなんだろう?と気になって少し調べてみると、
「エシカルコンシェルジュ」のページに辿り着き、
…!!!!!!!!
ゴミの事や、家庭内での食品ロス、
真夏の酷暑で子供達がどこにも遊びに行けない事も、
生活の中で、ずっっっとモヤモヤしていたことが、
「エシカル」
という言葉とガチっと繋がり、
こ、これだー!!!となったんです。
ビビっとくるとはこういう事か。
いろんな役目がある私の、
“1人の人間”としての“幸せ”を見つけること、
そして本当の“豊かさ”を知るためには、
「エシカル」について学べば答えが出るかもしれない。
人生における壮大なテーマの
大きなヒントが見つかった瞬間
これが、私のエシカルとの出会いでした。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
長く、少し重たい内容でしたが、いかがでしたでしょうか?¨̮
まとまりがなくて、ごめんなさい。
次回は、
幸せ探しを始めた私が出会った「幸せ」を
テーマに記事を書きたいとおもいます *。
「人生はサーフィンだよね!」
((株)TERRA代表取締役 東さん)
お読みくださり、ありがとうございました⟡ ݁₊ .