価値観が共鳴するヨシタケシンスケさんの世界観
出会いは今年の初めに「メメンとモリ」を買ったことでした。
何か本を買いたくて本屋さんをウロウロしてピンときた絵本。
まず、タイトルに惹かれました。
「メメントモリ」は「自分がいつか死ぬことを忘れるな」という言葉。
私は中学生の時に、阪神大震災で被災しているのでその頃からその意識はあったのだけど、日常生活でつい忘れてしまうこと。
この絵本では小さな姉弟が何のために生きてるのかというちょっと重いテーマをかわいらしく軽やかに色々な考え方を提案してくれます。
「重いテーマ×かわいくてユーモアのある伝え方」
自己理解で私はギャップがあるものに惹かれるということがわかっていたので、ドンピシャでハマる作家さんに出会えた嬉しさに心が躍りました。
他の絵本も全部集めたい!と思っているところなのですが、ヨシタケさんが個展をやっていると知り、絶対に行きたい!!と思って「ヨシタケシンスケ展かもしれない」に行ってきました。
大量のスケッチに絵本のラフや原画。
まさにヨシタケさんの頭の中に入り込めたような感覚になる空間。
スケッチやラフの数の多さとちっちゃさと薄さに圧倒されてどこ見ていいのかわからないぐらいだったけど笑
遊び心満載で思わず笑っちゃうところもいっぱいで、めちゃくちゃ楽しかったです。
展示の内容だけじゃなく、他の人が楽しんでいるのを見てまた楽しくなるような、ヨシタケさんが「はじめに」に書かれていた楽しみ方もできちゃいました笑
発想、アイデア、センス、ものの見方、それを表現する力。
既成概念を打ち破りながらベースにユーモアがあるところ。
自己理解プログラムで好きなものは自分の価値観が共鳴しているからと教えてもらったのですが、まさに!ヨシタケさんの作品は私の価値観が具現化された世界観です!
きっと繊細なんだろうなぁということが垣間見えるので、自分と重ねてより共感してしまうんだと思います。
好きなものに理由はいらないと思っていましたが、何で好きなのか?を深掘って言語化すると他の好きなものとの共通点がみえてきておもしろいです。
絵も好きだけど、字だけ見ていてもほんわかした気分になって、絵と調和した文字を書けるのもすごいなーということにも気付きました。
ヨシタケさんを知るのが遅すぎたという気もしますが、これからまだ読んでいない本を少しずつ読めるという私にとって楽しみな未来が確定したので、しんどいことがあっても乗り切れそうです!
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