GIVE and TAKEが人生を変える!
こんにちは!
ウェルビーヨガアドバイザー吉田紗弥です。
7月入り夏の日差しが眩しいです!
皆さんはどんなお願いをしますか?
今日もヨガのお話で日常をウェルビーイングに過ごすヒントをお伝えしますね!
今から約2000年前に成立されたとされる、
ヨガの根本経典、
「ヨーガ・スートラ」
には、
私たちの生活をより良くするための
昔の賢者の智慧が記されています。
その中から一つ
言葉を紹介します。
アステア
という言葉があります。
“ ア ” が否定形を作る接頭語、
“ スティヤ ” が盗むという意味で、
“ 盗むべからず ” という意味になります。
そしてヨガでは、
受け取っておきながら
返さないこと
が「盗み」という意味で考えられます。
ヨガの実践では「思いのレベル」、
「言葉のレベル」、「身体のレベル」の
3 つのレベ ルで考えますが、
行動(身体)のレベルで言うと
窃盗、万引きはあきらかな盗みです。
また言葉のレベルで言うと、
かけられたあいさつに対してしっかりとあいさつを返さなければ、
言葉のレベルで相手の言葉を盗んでいることになり、
思いのレベルで考えると、
時間に遅刻する、
LINE既読スルーなどもかもしれませんが、
相手の時間や、気持ちを盗むことになります。
アステアの実践としては
例えば
親孝行
も、このアスティアに通ずる行いで
あるのではないでしょうか?
育ててもらった親に対して、
恩返しすること。
「ありがとう」と言葉にしたり、
何かをプレゼントしたり、父の日や母の日
がいいきっかけになりますよね。
「Give and take」という言葉がありますが、
この与え、与えられ、また与え......と
いう循環を作り出していくことができ、
アスティアを実践することは、
人間関係を円滑にする事であり、
目の前の世界との繋がり、
調和を築いていくことなのです。
ここから私のお話をしますね。
私は学生を卒業した後、
地方のリゾートホテルで就職することになりました。
そのホテルは新入社員はまず料飲部で3ヶ月、
研修。
その後3ヶ月フロントで
研修することになっていました。
そしてまず料飲部の研修。
その部署の一番トップである、
チーフとの出会いから始まります。
彼は私の父と同じくらいの歳で、
身長が180-190くらいと大きく、目が大きく
ぎょろっとした顔立ちで、いるだけでも威圧感するような上司。
超日系ホテルでよくあるリーゼントをし、
黒服と呼ばれる、トップが着る制服を着ており、
性格は熱血先生、超体育会系で剣道部出身。
性格もヤンキーのような感じで、
口も悪く、お酒が強い・・。
仕事場ではチーフが来ると、
周りの空気はピリッとし、
職場が緊張感に包まれます。
そして結婚式や宴会となると
ホテルのバックヤードは
もう、戦争のような慌ただしさと
罵声が飛び交います。
凍りつく緊張感の中、
「お前ら、おせーんだよ!!!!」
とチーフは大声&巻き舌で
私たちは怒られながらひたすらに
仕事に打ち込む日々でした・・・。
そして3ヶ月後、フロントで研修が
始まったのですが、
そのフロントの部署は、すごくみんな穏やかな方ばかり。
そんな雰囲気に甘えていたのか、
研修中、大きな失敗をしてしまったのです。
その日は団体の予約が入っており、
団体が来ると、フロントから料飲部に
ランチの用意の連絡を
しなければならないところを、
すっかり忘れ、
用意が間に合わず、
お客様、そしてレストランのスタッフに大迷惑をかけてしまったのです。
その時の私の顔は真っ青。
心臓はノミの心臓のように小さくなり、
謝りに行かなくても、行ってもどうしたって怒られる・・・
と思いながら、緊張で吐き気がする中、
まずはキャプテンの女性に謝りにいくと、
「しょうがないよ、でも一応チーフのとこにも行ってきな」
と言われ、
豆腐メンタルの私は震えながら
料飲事務所へ。
タバコを蒸しながら座っている
チーフに恐る恐る謝ると、
「しょうがねえよ、今お前研修中だろ」
と何もなかったかのように言ってくれたのです。
そしてそれから
私は料飲部の和食レストランに配属になり、
仕事の失敗のたびに、
チーフに慰められ、
飲みに連れて行ってくれたり
遅くまで相談に乗ってくれたりしたのでした。
(たまに話長すぎてめんどくなったりもしたけど・・)
怖いし、口悪いけど愛情のある人という
とても尊敬する素敵な上司でした。
そして、
仕事が少しなれてきた頃、
「英語が話せるようになりたい」
と思うようになり、
自分が英語専攻の学校を
卒業したにもかかわらず、
英語がうまく話せないというコンプレックスから
カナダにワーキングホリデーに行くことを考え、仕事を辞めること
を思い切って決めたのです。
しかし、思い切って決めたものの、
またここで自分の豆腐メンタルが動き出しました。
チーフに仕事を辞めると言わなければなりません。。。
愛情深い上司だとはいえ、
「甘いんだよ」
「まだ仕事を辞めるのは早いんだよ」
と言われるかもしれないと、
退職を言う前の日、
全然寝つけることができませんでした。
次の日、仕事が終わり、
恐る恐るチーフに海外へいきたいと、
正直に話すと、、、
「お前にはこんな小さな田舎は合わないのかもな」
「俺が止めてもお前はいくんだろ」
とむしろ背中を押して応援してくれたのです。
辞めるまで、
お世話になってばっかりで、
迷惑ばっかりかけて
仕事ができない後輩としてだったなと思いつつ、
申し訳ない気持ちで退職し、
1年間カナダで勉強しました。
そして1年後、
なんとか英語で生活できるようになり
コミュニケーションも取れるようになり、
豆腐メンタルもだいぶマシになり、
日本に帰ってきたのです。
日本に帰ってきてから
外資系の都内のホテルに就職し、
希望していた和食レストランに配属。
大きく成長できたことを
チーフに電話したところ、
「すごいじゃん!やったな!成長したな!」
と電話越しですごく喜ぶチーフの声を聞くことができたのです。
この時、たくさん育ててくれたチーフに
ようやく恩返しができたかもしれないと思うことができたのです。
私達は
目の前の世界から、
さまざまな思いや
言葉を受け、
それをそのままに受け取ったままに
日々を過ごしてしまいがちです。
けれども、
その目の前の世界に
与えられたものを
返し、与えていく時、
私達はその世界との間に大きな
つながりを得ることができるはずです。
まるで太陽の光を浴び、
空に向かい花を咲かせ
世界に彩りを与える
向日葵のように、
私たちも目の前に差し出される
さまざまな思いを
さらなる優しい思いに変えて、
世界との調和を築いていきましょう。
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