『ゼルダ無双 厄災の黙示録』感想
待ちに待ってた自分の大好きな無双シリーズとゼルダシリーズがくっついた作品を取り敢えずクリアしたから感想を軽く書いていこうと思う。
まず簡潔に個人的な満足度だけでいうなら10点中10点で大満足。
無双シリーズが好きなら普通におすすめできる出来になってるぞ。
ゼルダシリーズは流石にジャンルが違いすぎて比べられないが、ファンサービスはかなり良いので取り敢えず体験版をやってみるといいと思う。
感想を書く上でどうしてもネタバレになることは少なからず書いてしまうので、積極的にストーリーなどを書くわけではないが気になる人は注意して欲しい。
良かったところ
まずストーリーについてはbotwの100年前が舞台で、開始時点ではリンクもまだ一般兵士。
体験版をやってもらうとわかると思うが、未来から来た謎の小型ガーディアンが過去を救うためにタイムスリップしてきて厄災を止めようとするいわばifの話。
まあストーリー自体はいつものお祭り無双かなといった程度なので期待は禁物だが、やはり孤独な世界の本家botwと違い色んなキャラ達がどんどん仲間になってくるのは楽しい。
使えるキャラは全部で18キャラで、全員全然アクションが違うので個性が輝いていてキャラ数の割にはかなり満足感がある。
モーション自体も比較的派手で爽快感があってとてもよかった。
戦闘自体もボタンを連打するだけではなく、強敵はハイラルオールスターズやFE無双のようなWPゲージがあり、敵の予備動作に合わせて表示されたシーカーストーンアイテムを使ったりすると表示される。
他にもちゃんと攻撃を寸前で回避するとラッシュが決められたり、盾持ちキャラならガードジャストも出来たりと無双のシステムにbotwのエッセンスを上手く組み込んであってメリハリの効いた戦闘を楽しめる。
聞いたところによると難易度によるドロップなどの品質は関係ないようなので、いつでも変えられるので苦手な人は下げても問題ないと思う。
ステージはオープンワールドではないので、botwの世界地図に表示されるアイコンのところを選択してプレイするシステム。
戦闘マップ自体も本家botwをプレイ済なら「ああ、ここか!」ってなるところが多くて楽しい。
ストーリー以外にも色んなシチュエーションの戦闘があり、かなりボリュームはある。
またキャラの強化やショップも地図に表示されるので最終的にはすごい数のアイコンが並ぶことになる。
気になったところ
そろそろ少々気になった点もあげていこう。
まず何と言ってもフレームレートの低さとカメラワークの悪さ。
今はすっかり慣れてしまったので気にならないが、初めてプレイしたときは動きがカクカク過ぎて驚愕してしまった。
そして敵の攻撃に対応した動きをするのが重要なゲームなのに、壁際に行くとカメラワークがかなり悪くて何をやっているか分からなくなってしまう。
壁際でなくても、このゲームはキャラ毎の大きさがかなり違うので、巨大なキャラを使ってるとそれだけで相手の動きが見えなくなってしまうのはどうにかして欲しいところである。
技のエフェクトが派手なのは爽快感があって良いと言ったが、キャラによっては激しい動きと合間って何が起きてるか全くわからなくなることもしばしば。
次に気になる点はアクションの分かりにくさか。
どういうことかと言うと、このゲームは上記のようにキャラ毎の動きがかなり違うので固有のアクション等が色々あるんだが、それが説明だけではよくわからないものなどがあること。
キャラ毎のメモなどは後で軽く書くつもりなので良かったら参照して欲しいが、もう少し分かりやすくしてほしかったなと思う。
更に上げるなら戦闘マップが非常に迷いやすく、地形の高低差や障害物が多いのに任意のジャンプがないところも気になった。
仮にパラセールなど使っても飛び越えられなかったりするところが多く、道自体もどこが繋がってるのか分かりにくくてそれもストレスになりやすかった。
あとは思ったより敵が少ないところも欠点かもしれない。
実際プレイ中の爽快感はあるし、あまり気にならないと言えば気にならないが、最近の1000人倒すのが当たり前の無双と比較すると結構少ない気がする。
神獣を操作できるのも売りでそこはかなりの数の敵を倒せるが、ナボリス以外は微妙だったかな。
気分転換にはなるし敵も多いので楽しいは楽しいが、素材も手に入らないしちまちました敵を倒したりするのはもう少しどうにかしてほしい。
幸いそんなに使う機会がないのでいいアクセントにはなっていたが。
総評
総評するなら無双シリーズとしてはかなり面白いし、ゼルダファンでも無双系が嫌いじゃなければかなりおすすめできる作品となっている。
ストーリー自体はあくまでifだと思われるし、本編とは矛盾だらけでご都合主義が多いいつものお祭り無双なので期待は禁物だが、botwの色んなキャラを自分の手で操作できたり、徐々に仲間が集ってくるのはやはりわくわくすると思うので、そこに価値を見いだせる人は是非プレイしてほしい。
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