『Minecraft Dungeons』一周クリア感想&プチ攻略メモ
Minecraft Dungeons(以下マイクラダンジョンズ)を発売日に友人と買って早速クリアしたので軽く感想を書くぞ。
ちなみにSwitch版です。
マイクラダンジョンズは人気ゲームMinecraftのキャラクターやボクセル素材を使ったハクスラゲームで、本家のようにブロックを組み合わせてなにかを作ったりなどはできない。
ひたすらステージを潜って強い装備を集めてまた潜って新しい装備を拾ってを繰り返すシンプルなゲームで、有名どころだとDiabloなどがこれにあたる。
スキルなどはなく純粋に手に入れた装備の組み合わせと、後述するエンチャントの付与でキャラのビルドを固めていくトレハン系のハクスラ。
装備は「近接武器」「防具」「弓」の基本3種類と、回復や敵を引き付ける釣竿、遠距離攻撃を防ぐバリアや魔法攻撃にペットが共に戦ってくれるなど、クールダウンを必要とする様々な特殊装備である「アーティファクト」を3つ装備できる。
それぞれ同じものでも拾う度に違う性能をしており、コモン、レア、ユニークの三段階のレア度や、後述するエンチャント能力の種類や付けられる数が違っていたりする。
アーティファクト以外はエンチャントと呼ばれるレベルアップで手に入るポイントを使って、特殊能力を1~3つ付与することができる。
エンチャントは分かりやすく言うとスロットのようなものが1~3個あり、それぞれのスロット内で更に1~3種類までエンチャント能力がついている。
ただし、1つのスロットの中で育てられる能力は1つだけなので、例えば手に入れた時点で3つスロットにエンチャント能力が3つそれぞれあるとしたら、合計9つすべてにエンチャントポイントを振れる訳ではなく、スロット毎に1つずつ選んで最大3つまでつけることができるというわけだ。
またエンチャントは能力毎に三段階まで強化でき、能力を取得するのが1ポイントなら次は2ポイント、最大で3ポイントと計6ポイント必要。
レアだったり強力な能力だと2ポイント開始だったりして最大強化まではかなりのポイントが必要になる。
エンチャントのポイントの取得は1レベルアップで1つだが、既にポイントを使っている装備を分解することでエメラルド(貨幣)と共に全て返ってくるので、強い装備を手に入れたら古いやつを分解してどんどん振ることが出来るのでご安心を。
このエンチャントの選択や種類毎にモーションや性能が違う武器と、個性的なアーティファクトを組み合わせて自分のキャラを育てていくのがこのゲームの肝である。
ハクスラはクリアしてからがスタートみたいなものだが、1周クリアした感想としては良くも悪くもかなりシンプルな入門用のハクスラゲームといった感じ。
値段を考えるとそれなりに満足してはいるが、気になる所もかなりの数あるので、少し書いていきたい。
まず良かったところから言おう。
ハクスラの基本である装備を拾ってどんどん強くなっていく楽しみや、そんなにアクション性は高くないが、武器も種類によってリーチや速さなどが違うので、エンチャントやアーティファクトなど色々と工夫して便利な組み合わせを発見したときなどはかなり楽しめる。
例えば一定確率で矢が5つに分裂するマルチショットというエンチャントを付与した弓を装備して、次に射つ矢が爆発する花火矢というアーティファクトを使用すると、5つの爆発する矢が飛んでいきとんでもない火力になることがある。
さらに矢は消耗品なのだが、矢が一定確率で消費されないというエンチャントがあり、この能力が発動すると花火矢が次の矢にもセットされるので、運が良ければマルチショットの花火矢を連発することができるのだ。
他にもシナジーのある組み合わせは色々とあるが、こういった能力同士が相互作用でどんどん強力になっていく様などは、やっていてかなり達成感や満足感を得られる部分であると思う。
一発だとこんな感じだが……
分裂するとこうなる!
次にやや気になる点をあげていく。
まずはやはり装備を掘るゲームなのに、あまり数が手に入らないところだろう。
雑魚敵が落とすことはあまりなく、道中の宝箱やモンスターハウス的な敵を全滅させるステージのギミック、またはボスなどを倒したときに手に入る程度である。
そしてその割りにはかなり1ステージが長く、隅から隅まで探索しようとするとかなりの時間がかかるのだが、結局宝箱1つない行き止まりだったりすることが多々あるので段々と疲れてくる。
また遠距離攻撃がかなり強い、というよりも近距離攻撃が使いにくく、中盤以降はリーチの短い武器などはお互い殴り合いになるのでかなり消耗してしまうし、敵の攻撃力は基本的に高いので、敵に囲まれたときなどはすぐにやられてしまう。(あくまで一周目までは)
そのため弓で遠くから1体ずつ確実に処理していくことが大事になるのだが、矢は拾えるとはいえ消耗品なのでステージによってはめちゃくちゃ余ったり逆に全然足りなかったりする(まあゲーム性としては正しいとも言える)。
ステージ自体は長いのだが、ステージ数はかなり少なく、人によってはストーリーをクリアするだけなら5時間くらいでクリアできるかもしれない。
あとはまだ発売直後(執筆時発売日の2日後)ということもあって、バグがかなり多い。
ソロプレイだとそこまででもないが、友人とマルチプレイをしていたときは1ステージ始める毎にバグが発生していたといっても過言ではない。
ちなみに野良マルチは今のところ無く、フレンドとのマルチのみ。
軽く思い出しただけでも、ステージの開始時のロードでロードが終わらない、ステージの終わりでメニューに戻される、ステージのゴールを調べても終わらない、原因不明のエラーでソフトが強制終了など、はっきり言って製品として出すにはかなり酷い出来であった。
またソロでもスリープ中から戻ると高確率でエラーが発生したりするので、この辺りは今後どうにかしてもらわないと本当に困る。
最近のゲームなので今後のアプデに期待という他ないが、クリア後は徐々に難易度をあげながらストーリーを繰り返すだけなので、エンドコンテンツのようなものも欲しい。
総評するとハクスラ入門としては基本を抑えてあるので普通に及第点で、シンプルなゲームとしては悪くないが、気になる点もかなりあるゲームといった感じ。
一人でコツコツ進めるにはすこし寂しいが、人とやると面白いので、一緒にやる人がいるなら値段も高くないし悪くないゲーム。
あまりアプデを前提としてゲームを語るのは好きではないが、今後のアップデート次第ではこれからもっと面白くなっていくかもしれないので、そこは勝手に期待している。
ここから下は私の軽い攻略メモを置いておく。
まだまだ発売直後なので参考程度にしておいてね。
※追記 以下の攻略メモは1周クリアした時の暫定的なメモであまり信頼度が高くないので、最終的な装備などはこちらの記事をどうぞ
・矢に余裕があるときは無理せず遠くから攻撃。
・ソウル系のアーティファクトは便利。特に回復。
・ポーションバリアのエンチャントは最優先というくらい強力で、敵に囲まれてもかなり余裕ができる。
・近接武器はクレイモアなどの大剣やグレイブなどの薙刀系のリーチのある武器が便利。
・近接攻撃はある程度の高さまで判定があるらしく、場所によっては橋の下から橋の上の敵などを一方的に攻撃できる。
・近接攻撃は同様に壁を貫通する。
・雪玉のエンチャントは敵を気絶させられて便利。
・ペットがいると壁になってくれるが、ソウルヒーラーの回復が吸われやすい。あと矢が刺さりまくって可哀想になる(MGS3のフィアー戦で矢を撃たれまくったあとに、抜かないで傷を回復したスネークみたいになる)
・花火矢などの矢を強化するアーティファクトは弓の無限が発動する限り消費されない。
・穴があって近付けない宝箱のある場所は、羽を使ってローリングすれば行ける。
・ラスボスはリーチのない武器だと詰むので、矢を温存して強力な弓を用意しておくか、リーチの長い近接武器を用意しておく。
・ソウルの量はアーティファクト下の左下のゲージ。レベルアップまでの経験値はハートを挟んで右。
・崖のあるところなどはノックバックの強い武器で落とせると楽。
・レッドストーンゴーレム(に限らず強敵)は倒さなくてもいい場合は無理して倒す必要はない。マルチショット花火矢をゼロ距離で射つなどすればどうにかなるがとにかく敵の攻撃が痛い。
・敵を倒す優先度はエンチャントをかけてくる魔導師を最優先、次点で炎や毒などの持続ダメージが痛い敵や遠距離攻撃をしてくる敵、あとクリーパーは弓でどうにかしないと万が一があるので危険。
・ボスが強い場合などは、道中できるだけ死なずに、ボスで復活を使いまくってゴリ押しゾンビアタック。
・弓で強いと思った能力は加速、ヒューズ、マルチショットあたり
・加速、ヒューズ付きの乱射のボウガンが強い(小並感)
・ヒューズや花火矢は、貫通した相手には発動しない。何かにぶつかった時のみ。
・短くて回りやすいのは湿っぽい洞窟だが、結局ステージ毎に出る装備が違うのでクリアできるレベルギリギリならどこでもいい
・出る装備の強さは、ステージを選択したときの自分のパワーを参照しているため(選択時に出る装備のレベル幅が見られる)、入るときだけ使わなくてもレベルの高い装備で固めて、ステージが始まってから使う装備に変えるとお得(道中でのパワーの値の変更はドロップに影響ないと思われる)