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展評

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#歌川国芳

『挑む浮世絵 国芳から芳年へ』(京都文化博物館)

前回の記事で書いた江戸時代の本屋、もちろん浮世絵も主力商品でした。この展覧会は名古屋市博物館が所蔵する個人コレクターが収集した作品を中心に、歌川国芳と、月岡芳年を始めとする大勢の弟子たちの作品150点を展覧するものです。 歌川国芳(1798〜1861)は19世紀前半に活躍した絵師。スケール感のあるダイナミックな武者絵、ユニークな戯画で幕末の世に人気を博しました。 国芳の浮世絵は、デザインの斬新さもおもしろいが、一番の見どころは、絵にあらわされている「物語」、それも層を成すよ