ただの朝焼け
朝6:19、
私は顔だけ洗って、急いで服を着替えて、
家を飛び出した。
高台にある公園を目指してランニングする。
ランニングというよりかは何かに追われて、慌てて逃げるかのように、時折背後を確認しながら走った。
私は今日という日が始まる、自然の儀式を見届けたかったんだ。
朝焼けが照らす見慣れた建物や草木はやっぱり綺麗で、
わたしもその一部になりたくって、
太陽の正面に座った。
その太陽とにらめっこしてきた。
思えば、自分が変わりたいと願った日はいつもこうして朝日を見届けてきた気がする。
どんな時も、必ず24時間以内にはまたこの景色を見にこれる、すぐそばにあることを忘れないようにしたいね。
何かに夢中になるのもいいけどさ。