「だって人じゃーん!」人前で緊張した私に先輩が言い放った魔法の言葉
私は昔から、初対面の人と話すことは平気なタイプです。
プライベートな場面で面倒なぁ..と思う場合はあっても、緊張して話せない…!ということはありませんでした。
しかし、社会人になって、ブランドPRの仕事を始めたころ、「緊張して普段の自分の100%が全然出せない・・・!」という事態が起こりました。
業界の大御所の方々、メディアの編集長の方々、モデルさん、タレントさん
に会社やブランドの紹介をする際に、緊張して棒読みになるということがありました。
この業界で新人の自分が会社の代表として、お時間をいただいているからには、失敗はできない。完璧でいなければ。何を質問されてもしっかり答えなければ。失礼のないようにしなければ。
「~してはいけない」「~しなければいけない」が頭の9割くらい占めていたからだと思います。
新規取引先、初めて仕事をする方や、ライターさん、編集者さん、読者モデルさんたちには緊張せずに、本来の自分の100%を出してお話できていました。
今日はこれ話してゴールはここ!○○さんはこの話題に興味ありそうだな。○○さんは雑誌でこの企画されていたから、この話をしたいな。○○さんはこんなお仕事されているから、この商品は好きそうだな。と前向きな考えが頭の9割を占めていたからなんだと思います。
新人の時は2つ上の先輩に同行してもらって商談・キャラバンする機会が多かったです。
この先輩、どこで誰と話していても、いつも一定なんです。緊張とは無縁の世界に生きているというか。芯がしっかりしていて。どんな時もどーんと構えている。
当時先輩は24歳ですが、30歳くらいにみられる落ち着きっぷり。今はアラフォーですがやはり30歳くらいにみられる。(多分高校生くらいから全然変わってないんじゃないかと思う。)
緊張しないばかりか、魅力的なオーラと話術で、初対面の人でも一瞬でファンにさせてしまうような先輩でした。2人で外出した時は、相手が先輩ばかりみて、私は全然目が合わず、落ち込んだこともよくあった気がします。
業界の大御所さんを前に完全に委縮してしまっていた私は、先輩に聞いてみました。
「どうして、いつも緊張せずに誰に対しても堂々とお話ができるんですか?」
返ってきた答え
「え、だって人じゃーーん 笑!
どんな人でもただの人だよー。そんな緊張しなくていいって。人と人が話してるんだから。神様じゃあるまいし。どっちが上とか下とかないって。だって人だから。」
えぇーー!
衝撃。目からうろこ。
確かに、業界の大御所さんも、編集長さんも、モデルさんも、「人」です。
人と人が話している、確かにそうです。
私にとっては、それが魔法の言葉で、それから緊張する場面では「だって人じゃーん!」という先輩の言葉で勇気をもらい、乗り越えてこれました。
この考え方になったことで、大御所さんでも、編集長さんでも、モデルさんや芸能人でも、取引先の社長さんでも、どんな方に対しても、普通に「楽しく」お話することができるようになりました。
それまで全然アポイントが取れなかった方にも、
「寺山さんと話しているとおもしろいから、来ちゃったよ~」と会いに来て下さるようになり、
【新ブランドや商品の紹介をいち早く届けるPR】ではなく、
【人として面白くて楽しい情報と場面を提供する私】に会いに来て下さるようになりました。
仕事でも、プライベートでも、人と話すのが緊張する、、自分より立場や年齢が上の人は苦手、、という方、この言葉を思い出してください。きっと楽になります。
「だって人じゃーん!」
それでも、ごく稀に、うまくいかない時があります。みなさんもご経験があるかもしれません。相手が全然反応しない、ムスっとしている、盛り上がらない、なんなら敵視している感じがする、、、。そんな時は今までなら「なんか大変な相手だったなー。あの人なんであんな感じなんだろ?」と相手のせいにしていた自分がいました。
そしてNLP(神経言語プログラミング)を学び、考え方が変わりました。
「相手の反応が、自分のコミュニケーション の成果である」
「その人は、その(嫌な)反応をすることで、何を得ようとしているのか?」
相手の反応・行動を、自分を原因として考えるのです。すると、相手のことをもっと知ろうと思えるし、「苦手な人」や「嫌いな人」がいなくなるので不思議です。
自分の考え方を少し変えるだけで、見える世界はガラっと変わり、自分にとっても生きやすい世界になります。ぜひ試してみてください。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。