SNSで写真を使うときのルール、知ってますか?
こんにちは!
狭山市ビジネスサポートセンターのITアドバイザー磯部百香です。
今日は、写真の撮影と使用に関して
知らないでは済まされない!法律やルールについてご紹介します。
写真と動画を投稿するためのSNSであるInstagramはもちろん。
Facebook、X(旧Twitter)、ThreadsなどのSNS、noteやブログなど、毎日のように写真を投稿している事業者さんも多いと思います。
しかし、経営者や事業者が写真を撮影、使用する際には、法律やルールなど、様々な制約があることを知らない方も多いです。
知らないまま投稿した写真が原因で罰金や違約金を後から請求されてしまうことも。
「まさか!使ってはいけない写真と思わなかった」と後から後悔しないために。大切なことをお伝えしていきますね。
写真には著作権があります。
著作権は、作品が完成した時点で権利が発生して、日本では著作者が死亡して70年まで、海外では国によって異なりますが70年+10年ほど続きます。著作者の利益を保護するため、権利著作物を排他的に利用する権利のことです。
簡単に言うと、作ったら死んだ後70年過ぎるまで、自分の著作物を勝手に使ったり、加工や複製をできないようにする権利です。
著作権に違反すると
10年以下の懲役、もしくは1000万円以下の罰金、または懲役と罰金の両方が科されます。
更に、民事訴訟で差止請求や損害賠償請求を受ける可能性もあります。
写真の著作権はだれのもの?
写真の著作権は撮影した人(カメラマン)が持っていて、写真を公開した時点で、自動的に発生します。
カメラマンに依頼して撮影料金を払ったとしても、データを全部渡して貰ったとしても、著作権はカメラマンのものです。
カメラマンの許可が必要な例
写真の可変、加工
撮影依頼したときに伝えてない使用用途での使用
写真を素材として再配布や販売する
商品パッケージに使う
商品のデザインに使う(写真を使ったTシャツやマグカップを作るなど)
一般の人が撮った写真は?
写真の撮影者はプロで無くても、例え撮影者が子供でも。著作権が発生します。
自社の商品を撮影した写真を顧客のSNSアカウントで見つけても、撮影者の許可無くダウンロードして自社のSNSやホームページに載せることはできません。
もちろん、ネット上で素敵な写真を見つけても、ダウンロードして勝手に使うことはできません。
もっと自由に写真を使いたいなら
商用(チラシやSNS)で自由に使える写真素材サイトを利用することをお勧めしています。
「無料 写真素材」とGoogleで検索すると、沢山の素材配布サイトが出てきますが、「無料」と検索しても、有料の写真素材配布サイトが候補に出てくることもあるのでご注意ください。
また、無料素材サイトでも、それぞれ利用上の注意や利用の条件がありますので、まずは規約を確認してから利用するか決めることが大切です。
おすすめ写真素材サイト
Pixabay(ピクサベイ)やPAKUTASO(ぱくたそ)などがあります。
また、Canvaは画像加工アプリですが、無料で使用できる写真素材も豊富に用意してくれています。
私が特に推しているのが写真ACです。
写真ACをお勧めの理由としては。
クレジット表記不要
商用利用、加工OK
日本の写真が多い
日本人モデル多め
とにかくバリエーション豊富
有料プランは1ヶ月単位で申し込みができます。例えば、ホームページ制作で大量の画像が一時的に必要なら、1ヶ月だけ有料プランにすれば効率的ですが・・・
無料の場合。
検索やダウンロードの回数などに制限があり、ダウンロードの際、広告の視聴などが必要になりますが、毎日の投稿に必要な分を日々ダウンロードして頂くなら、無料でも充分以上に活用できます。
ぜひ登録して、どんな写真があるか閲覧してみてくださいね!
🖋この記事を書いた人
磯部百香(いそべ ももか)
ITアドバイザー
埼玉県生まれ。美容サロン・エステ専門のHP制作会社を立ち上げ、WebサイトやSNSを利用した集客を得意とする。品川区の創業支援センターで専門アドバイザーを務める中で、中小企業の活躍が地域の活性化に繋がることを経験。ITを苦手としている経営者のネット活用をサポートすることで、地域の中小企業の発信力強化と販路拡大の提案をしていく。
狭山市ビジネスサポートセンターは、ビジネスに関するお悩み相談や、課題解決につながるご提案で、地域の事業者および起業を考えているみなさまをしっかりサポートいたします。何度でも、無料でご相談いただけますので、気軽にお問い合わせください。
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