初めて死んでもいいと思った
スピリチュアルと呼んでいいのか分からないけど、初めての体験をした。
これをどう書き表したらいいのか分からない。
上手く書ける自信はない。
それに上手く書けたとしても、誰にも理解してもらえないような超個人的なことだろうなと思う。
でも自分にはびっくりな初めての感覚だったのでこれは書き留めておこうと思った。
タイトルだけ見たらとんでとないネガティブな内容だと思われただろう。
違うのだ。
ネガティブから初めて抜け出して、ポジティブな域に行けたのだ。
今まで、理性を失ったことのない人生だった。
良い意味でも悪い意味でも。
よく聞く神のお告げなんて聞いたことないし、若くして亡くなった最愛の母が枕元に立って何かを教えてくれたこともない。
一目惚れなんてしたことないし、初めて会った時にビビビっときたなんてこともない。
(HSP特性の、合う合わないはすぐ分かる)
ここに挙げる例としてはどうなんだろうとは思うけど、お酒を飲んで記憶をなくしたこともない。ワンナイトラブなんてあり得ない。
仕事でも遊びでも、周りが盛り上がれば盛り上がるほど醒めていくような、同調性のない人間。
話は少し逸れるが、母のことに少し触れたい。
母は私が25の時に癌で亡くなった。
私は一人っ子で、家庭の事情からほぼ母1人に育てられてきたので、その時の喪失感は半端なかった。
最期は全身に転移し、壮絶な闘病生活を目の当たりにしたので、私はそれから病や死に対する恐怖感が強い。
子どもが生まれてからは、この子達に私と同じ目に遭わせたくないという気持ちから自分の身体には超敏感。
母の年齢がいつしか自分の寿命な気がしてしまい、少しでも不調なことがあると最悪な想像ばかり。
病は気から…で、自分のこの過度な心配から本当に病気になるのではないか、と思ってしまう。
そしてHSPときた。
とにかく色々なことに敏感すぎで、生きづらい。
不老不死に憧れているわけではないが、死ぬことよりも死ぬまでの過程を恐れている。恐れすぎている。
願わくば自分の人生に満足した頃ポックリ逝きたい。
でも満足って?
何をもって満足なの?
孫見れたら?
やりたいことやりきったら?
やりたいことって??
また延々???のループ…。
こんなことばかり考えている毎日だから、不眠がちだ。眠れても眠りが浅い。
そんな時、こちらのYouTubeにたどり着いた。
5分で寝られる?
ふふん、寝かせてみろ!とばかりに鼻息荒く聴いてみた。(性格悪くてすいません…)
結果、寝られはしなかった…が、いきなり母と過ごした思い出の家をドローンで見て回るような映像が天井に現れ、くるまっていたタオルケットからは私が使っている洗剤の匂いではなく母が洗った洗濯物の匂いがし(私はその匂いをそれまで忘れていた)、家の隅々まで映し出された映像は、私の幼少期から今まで過ごして来た年月の映像に切り替わった。
これを走馬灯というのだろうか。
起きている気がしていただけで、夢の一部だったのだろうか?
気づくと、お腹丸出しで寝ている息子と、大いびきで寝ている娘に挟まれている現実の自分にたどり着いた。
今のはなんだったんだろう。
それにしても、2人の子供の寝息が心地よい。
これが今の私だ。現実なんだ。
なんだ…いい人生だったじゃないか。
今死んでも悪くない人生じゃん。
初めてそう思ったのだ。
いやいや、やっぱり子ども達には私と同じ目に遭わせたくないから、まだまだ頑張るよ!?
孫見たいよ!?
でも、もっともっと…何すれば満足なの?何すれば幸せなの??と闇雲にもがいているよりは…幸せな感覚だったな。
長々とすいません…自分でもよくわかりません…😅笑
でもそんな素敵な時間に導いてくれたピアニストの三浦コウさんに感謝です❤️
今度こそ聴きながら眠りにつきたいと思います。
ぐっすり眠って、朝気持ちよく目覚めたいな、久しぶりに。