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「マスクをきちんとかけなさい!!」

7月31日のこと
図書館に座って集中して読書していたら、

トントントンと重くて早い足音と共に、突然目の前の本の上にパシャっと、紙が投げられてきた。
逆さまだったが、完璧に開いて

「マスクをきちんとかけなさい!!」と。

...

びっくりした。

意外にも、自分はイライラや悲しみや怒りは全くなく、
逆に相手から強い怒りをぶつけられて、私はただただびっくりした。
心臓のドキドキは、時間が経っても収まらない。

相当私に怒りを覚えたんでしょう。
ごめんなさい。

少し前、私は水を飲むのにマスクをずらして、そのままかけるのを忘れた。でも、私は一言喋らず、口を開けておらず、本を読んでいるだけだった。

それでこんな感じで注意された。
どうなんだろう。今の社会の空気と一致しませんか。私はそう感じました。

コロナについて異なる認識や死生観によって、こんなにも他の人に無慈悲になれる。

この紙を書いた人を責める気は全くありませんが、私が感じたこととして、

「全く知らない、自分とは違う人」に対して、相手が傷つけないように丁寧に言葉を選び、優しい手つきでそっと机に置くのではなく、

相談を許さない命令形と乱暴な投げ方でした。

今社会の雰囲気はこれに尽きるんじゃないでしょうか。
マスクのするしないか、今ではワクチンするしないかで、世界中でたくさんの人々が傷つけ合っている。私の国ではワクチンがほぼ強制(いや心が痛すぎるわ)

あなたは健康のためにマスクをつけるようにしています。それがあなたの正しさ。
私も健康のために、普段マスクをつけないようにしています(バイトや必要だと判断した時のみ)それが私の正しさ。

だけど私の正しさは全く尊重、
いや、耳を傾けてもらえてもいなかった。

感じる力とコミュニケーション力と柔軟性の欠如が感じられる。

様々な人がいるのに、一元的な対策だったり、

今の自分に本当に必要なことを知らず、情報に振り回され、恐怖を増幅させ、自分の気持ちを押し殺すことで、他者への理解力もそのまま無くなっていく......(紙を書いた方には当てはまないかもしれませんが)

しかしそれぞれの正しさは共存できるはず。自分の心と体をしっかり感じ取り、愛あるコミュニケーションを習得することによって。

コロナのおかげで、色々なことを浮き上がらせ、私たちに見せてくれている。どうか、それが良い変化へ繋がっていけますように。

コロナや感染対策について、自分のために声を上げることに勇気を持てなくてモヤモヤしてきましたが、この紙が背中を押してくれました。

ライオンズゲートの前に力をいただきました。
ありがとうございます。

よき世に∞︎︎

2021年8月7日

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