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私にとっての占星術は「多次元でバラバラに存在する自分を一人一人を集めて統合し、ひとつにする作業」
実は占星術を勉強し始めたのは6,7年の話で
それまでは全く興味を持てないものでした。
占星術って当たらないって思っていました。
実際に雑誌の最後に載っている星占いは当たったことないし
そもそも世の中に〇〇座の人なんて相当な数いるのに、と。
なので、ただの気休めだろう、と。
大分前になりますが、占星術を勉強している人からチャートを読んでもらったことが何度かあるんですが、これまた当たらない。
「あなたの太陽はここにあるから~~したほうがいい」と言われてもピンとこない
「こことここが悪い角度だから、不幸続きは仕方ない」など人生そのものにダメ出しされる意味が分からない。
「その先が知りたいのに、そこは分からないって言う」
占星術なんて当たらないし、意味の無いもの。
これが私の長年、占星術に対して思ってきたことです。
そんな私が、なぜ占星術に興味を持つようになったキッカケについて書いてみますが、結構長いかも。
* *
だいぶ前になるのですが、ある男性と出会いました。
その人とは不思議なことが続き、気づいたらよくおしゃべりするようになっていました。
気が合うな~~くらいで、友達感覚。
ある日、私が生まれて初めて「ヤバい、死ぬかも」と思った時がありました。
そんな緊急事態なのに、なぜかその人の顔が浮かび
「あの人との事をまだ何もやってない、だから死ねない!!」と思ったことがありました。
死ぬかもしれないという状況で、(当時の)夫でも子供でもない
ちょっとだけ仲良いあの人の存在が出てきた、という状況に
自分でも驚き、戸惑ったのです。
あの時に感じた「何もやってない」の「何も」が何なのかすら分かりませんでしたが
でも、あの経験がキッカケとなり、自分の人生を根本的に見直すこととなり
そこから人生が大激変したのです。
そこまではまぁよかった。
自分の感覚にだけ従って、そこで発生するリスクを背負っていけば。
が、その翌年から雲行きが怪しくなってきたのです。
* *
ある日、その人と話していた時に大きな歯車がゆっくりと動き出すのを感じたんです。
ずっと何とか止めていた歯車が動き出してしまった。そんな感覚があり
「ああ、動き出してしまった、もう止められない。長期戦になる」と深いところで感じたのを、今も覚えています。
その予想は大当たりして、そこからあれよ、あれよといろんな事が重なり
私も彼も外側からの影響にひたすら翻弄され、お互いの人生がめちゃくちゃになっていったのです。
なぜこんなことが起きているのか?の理由を知りたくて
あの人に、この人に現状を説明して解説を求めても
当然、誰からも納得いく答えは来ない
でも、どうにか解決したい。
これ以上、この状況が続くことが耐えられない。
そこで以前見た、あの輪っか(チャート)を思い出し
そこに何かヒントがあるんじゃないか、あの輪っかの中にこの苦しみの原因や理由があるのでは?
と思ったのがキッカケで占星術を学び始めたのです。
* *
そこから何年もかかりましたが、勉強が進み、チャートの読み方が分かってくると、そこにあった事実は
「私と彼のリリスに、トランジットの冥王星が5年間影響した」
でした。
歯車の動きを感じた時期から、状況が落ち着くまでの間
私と彼のネイタルのリリスにトランジットの冥王星の影響が出ていることが分かったのです。
↑
ネイタルのリリスとトランジットの冥王星についてはこちらをどうぞ。
* *
歯車が動き出した時から
歯車が動き出したのは自分のせいだ、と思っていたんです。
あの時、ああしていれば
あの時、ああ言ってれば
あの流れを私が止めていれば
私がちゃんとしなかったからだ
私に勇気が無かったからだ
そんな私への罰として起きたんだ。
自分のあんな変な感覚(死ぬかもしれないと感じたとき)を信じたから、こんな事が起きてるんだ
自分なんて信じなきゃよかった、自分を信じた私が馬鹿だった。
と過去の自分の行動を非難しては、取り返しがつかないことをした、と後悔するばかり。
でも、真実はそうじゃなかったですね。
それは私たちがお互いに、これを計画して生まれて来たこと
その期間が5年は決まっていたこと
自分たちが「ありのままの自分(思い込みがなく、宇宙と共同創造できる自分)」に戻るためには必要不可欠な時期だったこと。
「私と彼のリリスに、トランジットの冥王星が5年間影響した」
このたった一言の言葉が、私をどん底から救い上げてくれたのです。
* *
私にとって占星術は
多次元でバラバラに存在する自分を一人一人を集めて統合し、ひとつにする作業だと思っています。
傷ついた自分
悲しんでいる自分
願いが叶わずにガッカリしている自分
叶えたい何かを持っている自分
怖くて怖くて仕方ない自分
不安で怯えている自分
特殊な才能を持っている自分
やる気に満ち溢れ、わくわくしている自分
誰も経験していない何かを経験をしている自分
大切な思いを持っている自分
やるべきことが分かっている自分
秘密を抱えている自分・・・
そんなバラバラになり多次元に存在する自分一人一人をチャートの中から見つけ出し、一人一人の思いを知り、自分に統合し「本来あるべき自分」に戻る。
そして「本来の魂の青写真の実現に向けて歩き始めるまでの準備」だと思っています。
魂の青写真の実現には自分の過去(過去世を含め)の全てが必要だからこそ
この過程を担っているのが占星術なんだと思います。
人は宇宙に散らばっている元素で出来ているから、当たり前っちゃ、当たり前なのですが。
私にとっての占星術とはこんな感じです。
ってまだ書ききれていないので、また今度!