エゴの暴走・自分のペースで進みたい
何度かエゴの暴走について書いていますが
今まで「自分のペースで進みたい」という暴走について書いて無かったと思うので書いてみます。
エゴとは傷付きすぎた自分がこれ以上傷つかないために作り上げた「これ以上傷つかないための生き方」
エゴ=自分を守るための鎧
と言う前提で書いていきます。
一般的な自己中心的と言う意味のエゴではありませんので、ご注意を。
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そしてそのエゴが暴走するタイミングは
・ 自分の本心に気づいた時
・ エゴが作った生き方では幸せになれないと気づいた時
に主に起こります。
傷つきすぎた自分を守ろうとしてエゴが必死で作り上げた「傷つかない生き方」を自ら捨てようとする時に
「そんな事をしたらもっと傷つくぞ!!!もっと辛い思いをするぞ!!自分の言う事を聞いてよ!!」とエゴを捨てようとする本人に訴えます。
その状態がエゴの暴走。
「〇〇してみたい」「別の生き方があるかも」と思ったのは一瞬で
そこから延々とエゴが「そんな事したらもっと傷つくぞ!!」「そんな事しないほうがいい!!」と延々に言い続け
過去の傷ついた経験(エゴの記憶)も自分の中で鮮明に蘇ります。
その状況は本人の中では感情の大揺れどころの話じゃないくらい荒れた状態になります。
この時、エゴによる感情の揺れが辛くなる人は
この感情の揺れを起こした(エゴの暴走のキッカケを作った)犯人を見つけ出して、その人を徹底的に攻撃します。
攻撃方法はとにかく相手の精神的ダメージを与えます。
なので
相手の罪悪感を刺激するようなことを言ってみたり
相手は信頼に値しないと言ってみたり
相手に罵詈雑言を吐きまくったり
などなど。
私は感情を扱う仕事をしているため、当然クライアントさんにとって感情の揺れの元凶となるため
クライアントさんのエゴの暴走に真っ向から向き合う事になりますし
当然、クライアントさんのエゴによる攻撃の対象にもなってきました。
そこでの経験から話すと、今までの感情をそれなりに開放してきた人ほど罵詈雑言系になるんですが
感情を抑圧してきた人ほど、自分の気持ちを抑えて冷静さを保とうとします(本人は隠してるつもりですが、傍からすると全く隠せていませんが)
そして感情を抑圧してきた人の切り札が「私のペースで自分の感情に向き合いたい。私にはその権利があって、あなたが私のこの権利を邪魔することはできない。」という意思表示。
罵詈雑言系の人はまだ対応がまだ楽なんです。
何を言われても「相手と同じ土俵に立たないけど、エゴの思いを受け取る」事に徹していればエゴはそのうち満足して大人しくなります。
その理由については複雑なので詳細は避けますが
エゴは状況をコントロールしたいという欲求と、そんな自分を止めて欲しいという相反する欲求があるので、そこを重視して向き合う事が必要です。
※この状況はこちらも相当キツイため対価が発生していない場合は対処しません。対価だけが私の身を守れるので。
でも、感情を抑圧してきた人は妙に冷静に、理論立ててくるので厄介です。
そして「自分のペースで自分の感情に向き合うことは私の権利だ」と主張します。
中には自分のやり方でも、ソコソコうまく向き合えてた
あなたの方法だけが正しいわけじゃないと思いますが??と言う人も。
「いや、今まで自分のペースで、自分のやり方で感情に向き合ってきたからこの結果でしょ。
本当にそれで感情に向きあえていたら、この結果にはならないでしょ」と言いたいのですが・・・
ただ、こういう状況の方は「対価を支払わない」の状態でエゴを暴走させるのでこちらも対処できません。
その結果、エゴの暴走に本人が巻き込まれたままになります。
この状況の人が一人でエゴの暴走に対処するには
自らの意思でエゴの暴走を超えて「〇〇してみたい」「別の生き方があるかも」という思いを自らの意思で選択する事。
そして、今までの自分のやり方では何一つ上手くいっていない、と言う事実を受け入れること。
自分のプライドを自らへし折ることですね。
エゴに勝つ方法は自分が自分の愛につながることでのみ可能です。