ジャズアドリブのオンラインレッスンができるまで③〈それでなければできないこと>
レッスンをオンライン化することを決意してから半年間、在籍生を対象にモニター受講してもらった経験を活かして、現在の形になった私の教室
オンライン化することは、必要にせまられたからだけど、致し方なくオンライン化することは許せなかった私
だから
オンラインだからできること、オンラインでなければできないこと
にこだわっていこうと思った
そうすると今となっては主流となっているZOOMで行うレッスン、要は【対面レッスンをオンラインでやる】というのはありえなかった
それだったら対面レッスンのほうがいい
じゃあ対面レッスンのメリットデメリットを考えた時、そのデメリットをオンラインで解消し、かつ対面レッスンのメリットを上回る必要がある
★対面レッスンのメリット
①講師の生の音を聴ける
②その場で問題解決ができ効果に即効性がある
③とにかくその場が楽しい!
★対面レッスンのデメリット
①時間分提供(受領)しなければサービスとして成り立たない
②生徒は情報を得てから次に評価してもらうまでに時間がかかる
このデメリットはオンラインで一発解決できる
それが【添削レッスン】です
最大のメリットは
生徒は情報を得てから次に評価してもらうまでの時間が短いこと!※場所にとらわれないというのは大前提のメリットなので省きます
そして提供する時間もそのときそのときで変わるので、講師は本当に必要なことだけを伝えられる
私はこれまで80分のレッスンを月2回提供していました
それは伝えたいことがたくさんあったから
でも今思えば、そのときに伝えなければいけないことは1つ!それをマスターしてから次に進んだほうが身になるんです
でも、レッスンに来てもらって10分でサヨナラーというわけにはいかないので、次の項目も伝えます
それは次までに時間が空いてしまうからという理由も含みますね
でもいくつも課題を言われたら・・・復習するのが大変ですよね・・・大変と思うとできない・・・気が付いたら次のレッスン日が来てた・・・
というのはありがちなパターンです
でも、レッスンにいけばまた新しいことを教えてもらえるし、その場でレクチャ受けるから効果としては即効性があるし、先生とおしゃべりもできて、あーたのしかった!となります
それでもいいんです
それでもいいんですけど!
本当に上達をさせたい場合、特にジャズのアドリブ奏法を教える場合は、伝えることを最小限にして、それをこなしてもらったら提出してもらい、すぐに評価をして、必要があれば直す、なければ次の項に進む、というのが一番着実に習得できると考えました
※課題動画は5~10分に抑えてあります
そしてそれを早ければ1分で評価がもらえます(最大48時間以内にお返事しています)
だから自分が演奏したことがどうなのか、すぐわかるのです
対面レッスンのメリット②の部分の即効性に比べれば遅いけれど、その変わり持続的な問題解決の能力が身につくきます
一つの課題に対して一定時間自分で落ち着いて取り組むことができるからです
これで対面レッスンのメリット②を上回るメリットを添削レッスンがもつことがわかりました
しかし、対面レッスンのメリット③をどう上回らせるかということが課題として上がりました
課題を出しても提出してこない方が続出したのです
その原因は個々の練習頻度や練習時間、要はモチベーションにゆだねたレッスン方法だからです
※解消するために、できるだけ講師からの返事は動画でするなどして対面レッスンのメリット③を生み出せるように工夫はすることで多少改善されました
そこを解消するために、みんなで頑張れる雰囲気を味わえるようコミュニティを作りました
コミュニティでは、
毎月共通の課題を決め、その課題をみんなで取り組む
オンライン練習会をする
などしてみました
そこで、楽しいという気持ち、仲間と頑張れる!という気持ちが芽生え、これは大きな成果がありました
とくにオンライン練習会、要はグループレッスンですね、これをやることで、問題点の共有やその練習会の内容の課題提出などしてもらうことでモチベーションを維持させることができています
今では生徒同士でトピックについて語り合うという状況も生まれています!
では、対面レッスンのメリット①の講師の音を生で聴けるという点をオンラインで上回ることができるのか・・・・
これは無理でしょう
なのでこれは対面レッスンでやるしかないです
でも、だからこそオンラインでしかできないことと、対面でしかできないことの違いが明確となるわけです
だから私は、対面レッスンをオンラインレッスンに置き換える、という考えを持たずに、オンラインのレッスンはそのメリットを活かしたプログラムを提供しています
最後までお読みいただきありがとうございました
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