ジャズアドリブのオンラインレッスンができるまで①〈アドリブ奏法のカリキュラム化〉
自宅でサックスレッスンをしています。これまで当たり前だった対面レッスンをオンラインレッスンに切り替えることを決めた私。
その経緯を書き留めていきます。
アドリブ奏法については、しっかりとしたカリキュラムを作るべきだと思ったわけですが、その内容を決めていった経緯を今日はお話します
教えてもらったことを動画にまとめる?
まず、そもそも
自分でカリキュラムを作るなんてそもそもできるのか?いや、していいのか?
と思ったので、
今まで先生に教えていただいた内容をまとめよう!
とか
もはや素晴らしい先生方の方法を動画化するとかが確実だ!
とかも思いましたね笑
でもそれらは
できませんでしたーーーー╮(. ❛ ᴗ ❛.)╭
その理由は…
体感していないことは伝えられない
何かを伝えようと思ったとき、
自分で体感を得ていないと、
人に伝えたときに説得力がなく
矛盾が起きたり、しっくりこないことになる。
私がどうやって、
どういう順番で学んできて
どうやって習得してきたのか
私が体感してきたすべてを伝えるには
そこまで落とし込んで
ストーリー化しなければ教材は作れない
(また、正確には、
自分が習得してきたことと、伝えるべきことがことなるということも体感的にわかっていたという理由がありますが、それは次回に)
やっぱり自分ですべてを作らないとだめだと思いました。
すると
当然一体〈ワタシはどうやってアドリブとってるんだ?〉と考えることになりました。
私ができるアドリブ
それは、ビバップ奏法なので、覚えて練習すればある程度は吹けるようになる分野。
実際に生徒さんで、まったくアドリブが吹けなかった人がおおよそ6年で私より吹けるようになった人がいました笑。(もともとエレクトーンをやっている学生さんでしたので、飲み込みは早かったですが)
これは必ずカリキュラム化できると思いました。(カリキュラム化していればもっと早く上達させてあげられたかも…)
はて
〈ワタシはどうやってアドリブ奏法を習得したんだ??〉
私のアドリブ奏法の習得方法
私はこれまでに四人の先生に師事をしてきました。
各先生の印象は
1.理論、練習方法ともに指導内容が充実していたが実践につながらなかった(理論については、かなり学んだ形跡があるが、たぶんこの頃まったく理解できていなかったと思う)
2.実践重視で、まったくアドリブができなかった私がセッションに行ったりライブができるようになった(メンタルの克服)
3.とにかく吹く!吹いて、聞いて、吹いて、聞いて…で耳が育つとともに、自分でフレーズをつくることの入り口を知った
4.自分でアドリブを作って書いていき、それを添削してもらうことで、フレーズのパターンを習得できた
そして、いずれも、トランスクライブ(耳コピ)は並行してやっていました。
なぜ複数の先生に習ったのか
なぜいろんな先生に習っていたかというと、
1.この先生のもとでずっとは学んでいられない…というメンタル的な理由
2.先生が転居してしまった
3.今この人のところに行ったら上達できるかもしれない!
という直感に従った
私は本当に人に恵まれていて、困っているとき必ずそれを救ってくれる人が現れるので、その人に流れを委ね、抵抗することなく、また自分の心にも忠実に従いながら、その流れにのるようにしています。
なので、そのときそのとき、現れた先生、紹介していただいた先生はそのときの私にとっての救世主なのです。どの先生が欠けていても私はここまで来れませんでした。
だから、絶対的にこの人のプレイ内容が好きだ、という感じではなかったです。
でも最後に出会った先生は、まさしく私が目指すところの方だったので、その先生に導かれたのは本当に運命的でした。
習っていたから習得できたのか
本当に先生方からたくさんのことを学びました。
でも、ただ習っていたから習得できたかというとそうではありません。
根は真面目だし、とにかくお金がなかった私は
「人が3ヶ月かかることは1ヶ月でできるようにする」
というスタンスでかなりストイックに練習してきました。
でも…
もちろん、こんなストイックな練習方法を生徒さんに要求できないわけです…
そこから、「生徒さんの視点をどう取り入れるか」を考えるようになります。
続く…
オンラインレッスンはこれからの新しい形
私はその未来を作ります