WJ感想(2019年10号)

某俳優さんが逮捕された後のジャンプです。小さい頃教わった「罪を憎んで人を憎まず」で生きていきたいと思っています。これからも。

今週はアクタージュとワンピースの破壊力が凄かった。1番バッターと2番バッターで試合決めちゃったよ、くらいの満足度。

アクタージュ。夜凪が「ヒーロー」をやる展開だと思っていたので、完全に意表をつかれました。でも納得。余所からつれてきた天才女優が代弁して助けてくれました、よりも、乗り切る力はこれまで積み重ねてきたもの、自分の中にある、方が圧倒的に美しいです。「主人公がなんかすごいことをやる」という先入観を上手く利用されたような気がします。

舞台編、振り返ってみると、公演が始まってからは夜凪さん、カンパネルラとして粛々と芝居をしているだけで、「夜凪景」としての言葉は全然喋ってないんですよね。景パネルラを鏡にしながら、天球のメンバー+アキラが自分で自分の気持ちに向き合って勝手に葛藤して勝手に乗り越えていく。最後は景が爆発するのかな?そのための溜めなのかな?と思ったけどそんなこともなかった。景は静かにほほ笑むのみ。その笑顔がまた優しいんだな、と。

しかしこんだけ凄い舞台編やって、次は何をするんだろ?


ワンピース。みんなが待っていたサンジ変身回。きっちりカッコよかったです。まあ本領はこれからでしょうが。サンジは優しい男なので、ジェルマに拘らずさっと変身してくれたのは非常に彼らしくて良い。ウソとフラでスーツのデザイン変更を行うようなので、ティターンズカラー→エゥーゴカラーくらいの見事な変更を見せてもらいたいものです。まあアレは塗っただけだが。

問題は最後のシーン。完全にしてやられました。なるほど。マム、ワンピの大ボスの中で唯一の女性ですし、「幼少期のエピソード」が中途半端な形で終わっており、違和感はあったんですよね。こういう処理を念頭に置いていたのか。器のデカイもも、医者のチョッパー、コックのサンジあたりはマムをほっておくことはできないでしょう。マム海賊団も散り散りの中ワノ国で奮闘しないといけない。展開が全く読めません。


問題作はタイトル通り、麻生先生読み切りの「問題の多い料理店」SQのもう一作とパラレルに読まないと真価を発揮しない作品なので、賛否両論かもしれません。私はこういうの好きです。A面とB面を並行して読むミステリとか大好きなので。SQと公式発売日が被ったからこそできるお遊びだと思います。漫画、しかもWJでこういうのやったことに意義はあるけど、この手のネタとしてはあくまでそこそこかな。こういうのでクオリティが高いのを観てみたいって人には、映画「運命じゃない人」なんかオススメです。


火ノ丸は冴さんが躍進してくれそうで非常に楽しみ。個人的に、刃皇は負けを重ねて一回沈んで欲しいんですよね。「若手が伸びて優勝阻止された。じゃあもうちょっと現役でいようかな?」くらいのノリで終わられても、物語としてのおさまりが良くないんです。痛い目みて、なんなら優勝決定戦にすら残れないくらい負けて、素行も悪いし辞めた方がええんちゃう?くらいになってからしがみ付いて欲しい。ちょっと難しいかな。


ぼく勉、嗅覚が性的なニュアンスと結びつきすぎてヤバいw。ハイキュー、ほんのちょっとだけ木兎さん今大会のラスボスでもいいかと思う。桐生とサクサ抜いてきたら格としては十分でしょ。ヒロアカの庄田君がセクシーで良かったです。鬼滅、善ちゃんがトニカクカッコイイ。新連載はチェンソが良いバトルシーンでリードしているように見えるが、どれもまだまだ。

次回はラブコメゲストが多いようで、アナレモンは登場するのかな?


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