【ルヴァン杯プレーオフ】他サポから観たガンバ大阪

6月2日、ガンバ大阪はジュビロ磐田に1-0で勝利した。
ガンバについての印象だけ、箇条書きにしてみようと思う。

・以前のリーグでの対戦より安定感は増した。ルヴァンでも主力クラスを一貫して使ってきたので、連携が上がってきたのが原因だろうか。

・個の力のやばさはあまり感じなかった。遠藤がゲームを試合する感じとか、長沢の圧倒的高さとか、藤春のぶっちぎるスピードとか、CB陣のパワーとか、そういうものに圧倒された印象はない。

・逆に、チームとしての意図は感じた。序盤は厳しくプレスをかけて主導権を握ろう。サイドハーフが斜めに抜け出して崩そう。鋭角なサイドチェンジをオートマチックに通そう。CBが左右に開いてビルドアップさせよう、など。サイドハーフの抜け出しが一番怖かった。

・得点者はファンウィジョ。ストライカーながらサイドハーフとしての仕事をきっちりこなすし、チャンスでは確実に決めてくる。相当に嫌な選手だ。長沢を下げても彼がトップに上がってくるので、怖い。

・マテウス。あまり派手な仕事はしないけど、フィジカルの強さと技術でどっしりボールを持つので、安定感は増す。彼と両CBがいるので、中央もそんなに割られない。

・総合して、チームとしての底は抜けたのかな、という印象。降格可能性は低め。

・筆者が「今日負けたな」と半ば確信したのは、アディショナルタイム近く、右サイドペナ近くでボールを持った荒木大吾を、交代で入った右SBオジェソクが果敢に飛び込むタックルで刈り取った瞬間。
あの位置でボールを持った荒木がカットインできれば、強烈な同点ゴールをぶちかます可能性がそれなりにあった。荒木大吾はそういう「一発」が期待できるアタッカー。ジュビロがルヴァン予選を通過した立役者が彼である(2ゴールで負け試合ひっくり返したり、2アシストでダービーに勝利したり。)。ジェソクの思い切りのよい守備がその可能性を打ち消した。
サブでこれだけのSBが出てくる選手層はやっぱり魅力である。

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