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今日の1冊 #58【京都/緑川洋一】
京都/緑川洋一写真集
歴史的なものと近代的なものが良くも悪しくも混在していくなかで
古き良き京都、的なものをどう写しているか
多くの風景と向き合ってきたからだろうか、
氏の写真は歴史的建造物を写しても単なる建築写真でなく
あくまで風景の一部として捉えている印象でした
歴史的建造物や庭園のまちの文化的側面だけでなく
北山杉や嵯峨野、丹波、小倉山の風景写真も印象的でした
個人的ハイライトはなんといっても孤篷庵忘筌茶室
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緑川洋一
「色彩の魔術師」「光の魔術師」と言われた写真家・緑川洋一。北は北海道から南は沖縄まで日本全国の美しい風景を撮り続けた。特に自身の故郷・瀬戸内海の風景をメルヘン・チックに表現したシリーズは内外から高く評価されている。
大正4年、岡山県邑久町(おく)、現在の瀬戸内市邑久町に生まれた。旧制の閑谷中学校を卒業すると画家を目指して美術学校進学を希望するが、父親に反対され東京の歯科学校に入学する。
しかしそこで人生を変えるものと出会う。それがカメラだった。子供の頃からメカニックなものに憧れを持っていた緑川はたちまち写真撮影にのめり込んでいく。昭和12年、故郷の岡山に戻り歯科医になってからも撮り続けた。
女性写真から始まり瀬戸内に暮す人々の生活や風俗など、あらゆる被写体にカメラを向けた。歯科医と写真家、二つの道に悩む緑川にとって転機となったのは夜の鳴門海峡を捉えた写真『夜の鳴門急潮』。
1時間シャッターを開け続けて渦潮をダイナミックに表現したものだった。この作品で、新たな撮影方法に目覚めた緑川は、次々と新しい技法を開発し瀬戸内の海を撮り続けることになった。