奏征二

趣味は食べ歩き。嫌いなもの無いです。燃え尽きない程度でからだを動かすことも好きです。音楽はオールジャンルを聞きます。

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マガジン

  • 第二種電気工事士

  • 後味を伝えられないこの1曲

    最高のサウンド、思い出の一曲、こころを震わせる曲、時代のヒット曲では無いカテゴリー化しにくいなんとも言えない歌とメロディ

  • ハロー!ジャパニーズメタル

    ジャパニーズメタルの至宝の一曲を集めました。

  • ベートーヴェン生誕250年

    2020年は生誕250年でした。日々の雑感を書いてみました。

最近の記事

クリフォード・ブラウン=マックス・ローチ『ロージニアス ライヴ・イン・シカゴVol.1』

ジャズはいつも燃えたぎる音楽。本アルバムはミュージシャンに興奮と高揚感がみなぎり、オーディエンスはひと騒ぎの期待感があふれるクラブ空間の一体感を録音しています。みんな燃えてます。 「カモーン」や「イエー」というかけ声が演奏のあいまに聞こえます。誰の叫びか?わかりませんが、ライブの喧騒感にピッタリきます。 🔵アルバム基本情報メンバー ・クリフォード・ブラウン(トランペット) ・ソニー・ロリンズ(テナー・サックス) ・ニッキー・ヒル(テナー・サックス) ・ビリー・ウォーレス(

    • ソニー・ロリンズ『ソニー・ロリンズとコンテンポラリー・リーダーズ』

      ソニー・ロリンズはコンテンポラリーレーベルに2枚のアルバムを吹き込みます。 1枚目は1957年3月にレコーディングした『ウェイ・アウト・ウエスト』。演奏のかたちはピアノレス・トリオです。このフォームでライブと録音を進めます。 2枚目は1958年10月の『ソニー・ロリンズとコンテンポラリー・リーダーズ』。このアルバムにはギターのバーニー・ケッセルが入ります。ギタリストの初参加は1958年7月の『ソニー・ロリンズ・アンド・ビック・ブラス』ですが、『コンテンポラリー』はギターが

      • ソニー・ロリンズ『ソニー・ロリンズ・アンド・ザ・ビック・ブラス』

        新しい演奏スタイルへの取り組みとスタジオ録音ですが始めから終わりまで聴くとスーパースターのコンサートのような仕上がり。このふたつが重なりソニー・ロリンズの魅力がつまったのが本アルバムです。検索ワードは、Sonny Rollins and the Big Brass 🔵アルバム基本情報ソニー・ロリンズはニューヨークで1958年7月10日と11日に録音をします。レコード基準で10日はB面をベルトン・スタジオで、11日はA面をメトロポリタン・スタジオ。 A面1曲目の「グランド・

        • マイルス・コルトレーン・ロリンズ・ゲッツと「フォア」

          流麗で疾走感あふれる「フォア(FOUR)」はマイルス・デイヴィスのオリジナルナンバーです。 🔵初録音は?最初の録音は1954年3月にマイルス・デイヴィスのアルバム『ブルー・ヘイズ』(プレスティッジ)に収録されます。不安定な合奏でテーマが始まり曲の終わりに向かって調子を上げていきます。 後年のライブ録音アルバム『フォア・アンド・モア』(コロンビア)では、トニー・ウィリアムスのドラムが設定する高速シンバルに合わせてマイルスは音数のおおいソロを吹きます。切り裂くような演奏です。

        • クリフォード・ブラウン=マックス・ローチ『ロージニアス ライヴ・イン・シカゴVol.1』

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          7本

        記事

          ソニー・ロリンズ『ソニー・ロリンズ・プレイズ』

          本アルバムはシンプルでキャッチーな魅力を備え、BGMにならず自然と聴き入ってしまう美しいメロディに溢れています。 ソニー・ロリンズはアルバム『ヴィレッジ・ヴァンガードの夜』を1957年11月3日に録音し、翌日の11月4日『ソニー・ロリンズ・プレイズ 』(ピリオド)を録音します。 メンバーは ・ソニー・ロリンズ(テナー) ・ジミー・クリーブランド(トロンボーン) ・ギル・コギンズ(ピアノ) ・ウェンデル・マーシャル(ベース) ・ケニー・デニス(ドラム) 編成はクインテットで

          ソニー・ロリンズ『ソニー・ロリンズ・プレイズ』

          ソニー・ロリンズ『フリーダム・スイート』

          アルバム『フリーダム・スイート』はピアノレストリオ演奏の追求の第三弾と位置づけられ、音楽のアイディアがあふれています。 ソニー・ロリンズ(テナー)、オスカー・ペティフォード(ベース)、マックス・ローチ(ドラム)のメンバーで1958年2月に録音されます。ジャズレーベルはリバーサイド、プロデューサーはオリン・キープニュースです。1曲を除いて演奏形態はピアノレストリオです。 収録曲はレコード基準でA面は①フリーダム・スイート、B面は①サムデイ・アイル・ファインド・ユー、②ウィル

          ソニー・ロリンズ『フリーダム・スイート』

          ソニー・ロリンズ『ヴィレッジ・ヴァンガードの夜』

          ソニー・ロリンズのジャズクラブでの臨場感あふれる、聴き応えのある演奏が楽しめます。 🟢ソニー・ロリンズの多忙な日々ロリンズはアルバム『ニュークス・タイム』を録音後、1957年10月にジャズ・ボーカリストのアビイ・リンカーンのレコーディングに参加。『ザッツ・ヒム!』(リバーサイド)です。 プロデューサーはオリン・キープニュース、メンバーはソニー・ロリンズ(テナー)、ケニー・ドーハム(トランペット)、ウィントン・ケリー(ピアノ)、ポール・チェンバース(ベース)、マックス・ロー

          ソニー・ロリンズ『ヴィレッジ・ヴァンガードの夜』

          ソニー・ロリンズ『ニュークス・タイム』

          ソニー・ロリンズはジャズレーベルのリバーサイドでの録音を終えた数ヶ月後、ブルーノートに戻りリーダー・アルバム録音をします。 1957年9月22日、プロデューサーはアルフレッド・ライオン、レコーディングエンジニアはルディ・ヴァン・ゲルダー、録音はヴァン・ゲルダースタジオ。アルバムは『ニュークス・タイム』です。 1956年6月録音の『サキソフォン・コロッサス』がプレスティッジ時代のワンホーンの名盤であれば、『ニュークス・タイム』はブルーノート時代のワンホーンの名盤です。尖ったカ

          ソニー・ロリンズ『ニュークス・タイム』

          ソニー・ロリンズ『ザ・サウンド・オブ・ソニー』

          ソニー・ロリンズがいろいろな試みをし始めるのは、ニューヨークのジャズレーベルのプレスティッジとの契約を1956年12月に終えた翌年の1957年からです。 リバーサイドレコードからリリースされたリーダーアルバム『ザ・サウンド・オブ・ソニー』もそのひとつでコンセプトはロリンズを「テノール歌手とみなして演奏してみた」です。 アルバムジャケットは録音マイクにテナーサックスのベルを近づけたビジュアルです。構図はさながら女性ジャズ・ボーカルのヘレン・メリル『ヘレン・メリル・ウィズ・クリ

          ソニー・ロリンズ『ザ・サウンド・オブ・ソニー』

          第二種電気工事士試験対策について

          第二種電気工事士の試験対策の勉強を身近に先生がいない、一人で勉強せざる得ない、電気の勉強をした覚えがない、という状況にある方の参考になればと思いエッセイ風に綴ります。 今回は学科試験までの範囲となります。 第二種電気工事士試験とは 第二種電気工事士はふたつの試験があります。電気の基礎から配線図までの知識と理解を問う学科試験。 ケーブルやコンセントなどの支給材料を施工条件に従って課題作品を40分の時間制限のなかで完成させる技能試験。詳細は下記サイトをご覧ください。 202

          第二種電気工事士試験対策について

          ソニー・ロリンズ『ソニー・ロリンズ ボリューム2』

          『ソニー・ロリンズ ボリューム2』は、ソニー・ロリンズがマックス・ローチ・クインテットのメンバーとして西海岸へツアーをした時に録音されたリーダーアルバム『ウェイ・アウト・ウエスト』から約1ヶ月後に吹き込まれます。 本アルバムはソニー・ロリンズ(テナー・サックス)のリーダーアルバムです。メンバーは、ジェイ・ジェイ・ジョンソン(トロンボーン)、ホレス・シルヴァー(ピアノ)、セロニアス・モンク(ピアノ)、ポール・チェンバース(ベース)、アート・ブレイキー(ドラム)のカルテットです

          ソニー・ロリンズ『ソニー・ロリンズ ボリューム2』

          ソニー・ロリンズ『ウェイ・アウト・ウエスト』

          『ウェイ・アウト・ウエスト』はピアノ奏者がいない編成、ピアノレス・トリオで演奏が展開します。奏者はリーダーのソニー・ロリンズ(テナー・サックス)、レイ・ブラウン(ベース)、シェリー・マン(ドラム)です。 ピアノレス・トリオとはそもそもピアノレス・トリオのサウンドとは何かですが、ソニー・ロリンズに即して言えば、テナー・サックスとベースの2声のメロディからなる音楽です。ドラムはリズムをつけるにとどまらずベース以上にビートを刻む役目を担います。 ソニー・ロリンズは1959年の2

          ソニー・ロリンズ『ウェイ・アウト・ウエスト』

          ソニー・ロリンズ『ソニー・ロリンズ ボリューム・ワン』 

          リーダーアルバムのうちトランペット奏者との共演が最後となり、変化の兆しが見えるアルバムが『ソニー・ロリンズ ボリューム・ワン』(ブルーノート)です。いったん1959年の二回目引退前基準です。 ソニー・ロリンズは1956年12月7日(『ツアー・デ・フォース』基準)の録音を終えてプレスティッジとの契約満了を迎える。契約更新はせず以後、ブルーノート、コンテンポラリー、リバーサイド、ピリオド、ヴァーブ、メトロジャズ、アトランティック、などのレーベルに吹き込みを残します。 ■ブルー

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          マイルス・デイビス『 ブラックホークのマイルス・デイビスVol.2』のとある1曲「NEO」

          本アルバムはハード・バップなアルバムだと思うのですが、なぜかデモーニッシュというか魔術的な1曲があります。レコード基準ですがB面の最後に収められた「NEO」です。MILES DAVIS,IN PERSON  SATURDAY NIGHTS AT THE BLACKHAWK, SAN FRANCISCO VOL.2の1曲です。ネオです。 1.アルバム基本情報 マイルス・デイビスは、ハンク・モブレー(テナー・サックス)、ウィントン・ケリー(ピアノ)、ポール・チェンバース(ベース

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          秋分の日を過ぎて

          今日、駅のホームで電車を待っていました。定刻通りに乗り入れた電車に乗り込むと車内の冷房の効き具合に、ほっと一息、冷たさに救われたという思いを抱きませんでした。 夏であれば自宅から駅のホームまで暑さのなかを歩き、ホームにたどり着き電車に乗り込むと冷たさに救われることがしばしばです。 感覚的ですが外気温と室温の差が縮まっていく、近くなって行くところに秋の始まりを感じます。

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          ソニー・ロリンズ『ロリンズ・プレイズ・フォー・バード』

          ソニー・ロリンズの編曲家としての一面と叙情的な演奏の魅力を感じられる一枚です。 1956年10月5日に録音。プレスティッジより発売される。録音メンバーは、リーダーのソニー・ロリンズ(テナーサックス)、ケニー・ドーハム(トランペット)、ウェイド・レグ(ピアノ)、ジョージ・モロー(ベース)、マックス・ローチ(ドラム)、ボブ・ワインストック(プロデューサー)、ルディ・ヴァン・ゲルダー(レコーディングエンジニア)です。 収録曲はレコード基準(PR7533)で3曲。1曲目はロリンズ

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