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YouTubeを今更でも始めるべき3つの理由
4年間失敗だらけのユーチューバー
始めた当初猫を中心に顔出し・声出しをせずにこっそり始めました
僕自身YouTubeを始めたのは実はすでに4年前でした。
Macに入っているiMovieというソフトを使って猫の動画を作ったのがきっかけです。始めは鳴かず飛ばずでしたが1本の動画が多少調子が良く500再生くらい行きましたが、そこからはまた鳴かず飛ばずに戻りしばらくYouTube熱も冷めやめてしまいました。
当時は動物であれば海外に向けても発信できる。文章を変えれば英語圏・中国・韓国向けと量産できる!と素晴らしいアイデアを思いついた!と意気込んでいたのですが、その発想が間違いでした。
日本の総人口は1億3000万人、英語圏であれば30億人、中国であれば20億人!とシェアの大きさに惹かれて飛び込んでみたものの、逆にそれは血の海レッドオーシャンだったのです。人数が多いということは競争も激しくGoogle翻訳で翻訳した言語れべるでは見向きもされません。
これがYouTubeにおける最初の失敗でした。
それから1年後、今度はダイエットレシピを載せたり、しましたがこれも血の海レッドオーシャンで1個だけ1000再生超えている動画もありますが、だいたい100再生未満です。
そんなこんなで1〜2ヶ月頑張っては放置・・・を繰り返しなんだかんだで50本以上の動画を作っていました。
YouTubeを今更でも始めるべき理由その1
YouTubeは動画の分析・改善で過去の動画も再生数を伸ばせる
ここ最近まで放置していたのですが、久しぶりにアナリティクスを確認したら異常に再生数が伸びている事に気付きました。
ほんの1ヶ月前にくらべ再生数が10倍くらいに伸びており、原因を分析したところ、他の人の関連動画に上がりそこからの流入で底上げされ、平均再生率も悪くなかったためGoogleが積極的におすすめである「ブラウジング」に表示してくれるようになり結果伸びていったようです。
このようにYouTubeはアナリティクスという分析ツールが充実しているため、原因と結果をちゃんと把握できるのが特徴です。さらに再生数が上がるとその恩恵もあり、確認できる項目も増えるんですね。
「今まで情報が不十分です」とされていたターゲットの年齢層・男女比を確認できるようになりどのような人たちがみているか一目瞭然となったのです。
また、動画のどこで視聴者が見るのをやめているかも確認できる上、YouTubeにあげた動画も後で一部修正が可能なため、過去の動画を改善することが可能になりました。
結論としてまず1つ目にあげたいのがYouTubeはマーケティングとして最高のツールだということです。ただ見た目の数字を追うのではなく、動画のタイトル・サムネイル・キーワード・離脱率の高い部分のカットなど修正・改善することで過去の動画も十分生きてくるのです。
実際に50本の動画を全てタイトル・キーワードを見直し改善したところ、1ヶ月後の再生率は40倍まで上がりました。
このように知識と経験で過去の動画すらも資産として再運用する事が可能になるのです。
今更でもYouTubeをやるべき理由その2
マネタイズはYouTubeの広告収入だけではない
1ヶ月前に作った動画ですが、わずかな期間でGoogle検索で2番目に表示されています。動画のSEO効果は抜群です
3つ目の理由はマネタイズはYouTubeからお金をもらうだけではないという事です。まず知っておきたいのはYouTubeはGoogleが運営する動画サイトです。
ネットを使うのは今や常識で「うちの顧客は年齢層が高いから・・・」とホームページ制作を敬遠していたのはもう江戸時代の話で、外に出る事もなく楽しむ事、調べる事ができるインターネットというツールはむしろ高齢者向けのサービスと言えるでしょう。調べ物をするのに図書館に行く必要もなくスマホで調べればいいのですから。
このようにインターネットの利用者は現在7割がスマホから利用しています。ここがポイントなのですが、iPhoneを初めて導入したのがソフトバンクです。iPhoneのデフォルトブラウザは本来であればソフトバンクの運営するyahoo!がトップにくるはずですが、アップルとの契約でメインブラウザのトップページはGoogleという事になりました。
現在、スマホのOSはAndroidとiPhoneの2種類ですが、AndroidはGoogleが開発したOSのため、検索エンジンは両者ともGoogle検索がメインとなっています。
ホームページにおけるSEO対策は、Google向けに対策すればいいのですが、SEO対策という言葉が一般的になった今、とりたいキーワードで10位以内に入るのは至難の技です。そのため上位に自社を表示したければアドセンスに登録するのがいちばんの近道となっています。
しかし、このスマホ検索をよく見てください。何か言葉を検索してみると上位2〜3件のホームページが掲載されたのちすぐに動画検索、地図検索、画像があれば画像検索が来るようになっています。
ちなみにここに「山頭火 作り方」と検索してみてください。すると動画のトップに僕の作った動画が表示されます。これはほんの1ヶ月前に制作した動画で再生数も300回程度しかありません。しかし先ほど申し上げたようにタイトル・文章・キーワードを見直した結果、動画としてはしょぼいもののGoogle検索では公式ページを差し置いてトップに表示されるのです。
つまり、群雄割拠のホームページでキーワードを取ろうと頑張るより、動画を1本作った方が良いという事です。
検索エンジンでトップ10位に入る恩恵は大きく店舗経営・商品紹介・サービス紹介などホームページやECサイトに誘導する事で非常に高い効果が見込めます。
マネタイズはYouTubeから広告収入を得ることだけではなく、むしろ実業の方が向いているのが特徴です。
YouTubeを今更でも始めるべき理由その3
表現・マーケティング・営業など様々なスキルが劇的にアップする
40過ぎたおっさんが今更恥ずかしがる事もないだろ!顔出しどんと来い!と変えた現在のチャンネルアート
僕は始め顔出しや、声出しに抵抗があり猫を生贄に動画を制作していました。しかしYouTubeを学ぶうちに、いわゆるテキスト動画がどんどん淘汰され、自動翻訳としてYouTubeが何を話しているのかを解析し、その内容に合わせてブラウジングさせている事に気付き、声出し、顔出しを徐々に進めていきました。
顔出しを意識するようになって覚えたのがまずは化粧です(笑)
このように実生活では気にもしない見た目に気をつけるようになりました。不細工ながらも清潔感を出して、明るい表情を作らないと・・・と笑顔の練習、滑舌良くしゃべる練習と全然できていないながらも「自分らしさ」と逃げて甘えていた部分を変える努力を始めました。
これは実生活における大きな変化となり現れました。
また、今まで日記帳の延長で使っていたSNSで自分を売り込むという方法を意識し出したところ、YouTubeのチャンネル登録者数もわずか1週間程度で3倍となりました。
あとは自意識過剰だった部分がだいぶ緩和されましたね。今までリアルのつながりが多いフェイスブック上で「チャンネル登録者お願いします」というのを「なんか必死でみっともない・・・」と躊躇していたのですが、これを客観視した時、YouTubeやっている人にとって挨拶のようなもの。と思う事が出来るようになったのです。
僕自身は元々、飲食店メインの広告デザイナーをやっているのですが、職人気質の飲食店のオーナーの多くは自画自賛を恥と捉えて、こちらが提案した宣伝手法を「そういういやり方はしたくない」と却下される事が多かったのです。
そんな時いつも「もったいないなぁ」と思っていましたが、自分自身もそういう気質でだからこそ職人さんたちが大好きというのを忘れていました(笑)
このようにYouTubeを始めてから自分自身と向き合う機会が増え、100%出し切る気持ちが強く芽生え始めました。
元々こうした自分がYouTubeで収益を得るくらい有名になったら、広告をつくらずとも僕自身が広告になれるという考えがあり、僕の好きな職人さんたちを紹介してみんなでwinwinになろうと思っていたのですが、YouTubeの道のりはなかなか厳しいのも事実です。
しかしながら、セルフイメージを向上させる事に意識が向くようになり、動画の分析・改善が結果として出た時の達成感。そして知識・スキルの向上は良い変化として現れ始めています。40歳を過ぎ、安定という名の妥協に埋没していた日々でしたがYouTubeを始めてからは確かな成長を感じるようになりました。
現在は結果よりも大きな成果と考えています。
今後このようなYouTubeに関する苦労話、広告・宣伝に対する考えなど発信していきますので記事へのいいねやフォロー・YouTubeのチャンネル登録などよろしくお願いしますm(_ _ )m