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【感想】葦名弦一郎がTS転生しているSEKIROライクなゲーム『巫兎 - KANNAGI USAGI -』をプレイした

はじめに

皆さんは「SEKIRO:SHADOWS DIE TWICE」をご存知でしょうか?
2019年にフロム・ソフトウェアから発売された、主と自身の左腕を奪われた忍「狼」が、左腕に義手を付けた「隻狼(せきろ)」となって主を取り戻しに行く、硬派で骨太な和風アクションゲームです。

SEKIRO:SHADOWS DIE TWICE

従来のアクションゲームのような、「敵の攻撃を避ける」必要があるシステムではなく、「刀で敵の攻撃を受け止め弾く」という事を要求され、そうして一つ一つの攻撃を見極めた先に待つ「とどめ忍殺」は計り知れない程の快感があります。

手に汗握る剣劇戦。


「巫兎」について

さて、SEKIROの説明はここまでにして本題に戻りましょう。

「巫兎」は公式がSEKIROライクと言っている通り、完全にSEKIROと基本システムを同じにしたゲームとなっております。

そう、基本システムが同じなのです。
こういったオマージュやインスパイアを受けたゲームは少しシステムを変えて来たり、オリジナルの要素を付け加えたりしているのですが、そういったものは一切なし!
言う所があるとすれば、キャラが全員美少女で気軽に胸が揺れてパンチラするという事です。

ぷるん、と揺れた上にパンツまで見える。


早速プレイしまして、序盤に出てくる敵と対峙したのですが……

名も無き武人

コイツ葦名弦一郎じゃね????????????????????????????????????????????????

~葦名弦一郎とは~

葦名弦一郎

CV.津田健次郎
戦国末期の日本をモデルにした架空の国、葦名の国の国主・葦名一心の義理の孫。
主人公・の腕を斬り、その主である竜胤の御子、九郎を連れ去った張本人である。

ピクシブ百科事典より

要するにSEKIROに出てくる主人公のライバル的存キャラクターです。
コイツはゲームのチュートリアルの様な存在で、弦一郎を倒せるようになる頃にはプレイヤーの腕はめちゃめちゃ成長している、というまさに先生のような存在です。

葦名弦一郎の「飛び上がり攻撃→下段or突き」は見慣れたプレイヤーも多い。
名も無き武人の「飛び上がり攻撃→下段or突き」。パンツがチラり。

葦名弦一郎やんけ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

お前……この世界にTS転生しとったんか……?

あまりにも見慣れた攻撃の数々に少し吹き出してしまったのですが、私は葦名弦一郎に負ける程弱くないので余裕で倒すことが出来ました。

と、まあこんな感じで随所にSEKIROを感じることの出来る本作ですが、SEKIROに似たモーションを使ってくる敵もオリジナルの攻撃を使って来たり、後半の敵などはほぼオリジナルモーションだったりして新鮮さを楽しめました。
幻となっていたSEKIROのDLCはこれだったのかもしれない。

某企業Vtuberみたいな二刀流の敵。攻撃も結構オリジナルで面白い。
あまりにも見慣れた、破戒僧の5連薙刀攻撃。

良かったところと良くなかったところ

と、まあSEKIROとの類似点がかなり多い本作ですが、類似点が多いという事は、それだけ違っている部分があれば「下位互換」として見られてしまう、という事でもあります。

……が!このゲームに関しては敵の攻撃や弾き、操作感などにSEKIROとの違いを感じることがほぼなく、ストレスも全然なく快適に遊ぶことが出来ました。
そりゃあゲームオブザイヤーを多数受賞しているSEKIROをそのまま作れば面白くなるだろ、とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、そのまま操作感のズレなく作るという事がどれだけ凄い事なのかというと、ダークソウルとダークソウル2を比較していただければ実感が沸くと思います。

その上であえて良かったところと良くなかったところを書きます。

良かったところ

・ロード時間が爆速
・操作感における、SEKIROとの乖離が少ない
・リトライ性が良すぎる
・懐かしのモーションでウキウキできる
・SEKIROには無いモーションでワクワクできる
・オリジナルの攻撃に理不尽性がない

特にオリジナルの攻撃に理不尽な所がない、というのは本当に素晴らしいことです。
大概のソウルライクゲームを遊んでいると感じるのが、「ちょっと理不尽じゃない???」みたいな不快感です。
開発側が「攻略させる」ではなく「嫌がらせ」になってしまっているような、そういった部分が全くなかったです。誇張抜きで全くない。

良くなかったところ

・キーコンフィグがない
・義手忍具の要素がない
・たまに攻撃を当ててもスカる時がある
・防御しても体幹が即回復しない
・弾いたときのSEがちょっとショボい
・敵を自由な順番で攻略できるが、その意味がない

正直、なんとか捻りだしただけで別にめっちゃ不満な訳ではないです。

私はSEKIROではジャンプとステップのボタンを逆にしていたので、『巫兎』でキーコンフィグがない為に危険攻撃の際、逆のボタンを押してしまいダメージを受けてしまう、という事が多々ありました。
ここだけでも良いのでキーコンフィグが出来ればいいな!と思いました。

また、巫兎は無料配布ゲームの為、仮にSEKIROでいう義手忍具の要素が無かったとしても「まあそんなもんか!」と思うことが出来ました。
仮にこれが有料のゲーム、ということであれば何かしらそういう要素があっても良いとは思います。

他、たまに攻撃がスカったり、防御で体幹が急速回復しなかったりなどSEKIROとの相違点はありますが、めちゃめちゃ気になるという事ではなかったです。

本作はロックマンの様に自由な順番で敵を攻略できるのですが、別にそうする意味が薄いな~と感じました。
敵を倒した際、ロックマンのように攻撃方法が追加される、などであればその意味もあったと思います。
……が!
これも別に「無料配布だしな~」で済むレベルです。

さいごに

USAGI EXECUTION……

さて、そんな感じでSEKIRO同窓会みたいな感じになっている「巫兎」。
もし有償販売するのではればもう少し探索やオリジナルの要素が欲しい所かな~とは思いますが、十分満足できる作品でした。
全ての敵を攻略するのにかかった時間も1時間30分くらいでしたし、サクッと遊べちゃいます。

キャラクターも可愛いので是非プレイしてみてはいかがでしょうか。
steamで無料配布中ですよ!(リンク先R-18の為、見れない可能性アリ)

それでは!


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