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木星の衛星は60個以上ありますが、そのうちの大きな4つの衛星をガリレオ衛星と呼びます。イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストの4つですね。4つとも月くらいの大きさがある大きな衛星です。

望遠鏡で木星を見ると、木星の周りにほぼ一直線になって回っているのを確認することができます。天文年鑑や予報サイトなどを使って、どの位置にどの衛星があるかを確認したりします。

ガリレオ衛星が消失する?

今回のその4つのガリレオ衛星が、木星とぴったり重なってしまうという現象があり、それを木星の衛星の消失と呼ばれています。正確には、イオだけが、木星の後ろに隠れてしまい、エウロパ、ガニメデ、カリストの3つは、木星の手前側に重なるということです。太陽がこちらから光を当てているので、衛星の影が木星に映るってこともあるのかな?

土星の環の消失は約15年ごとにあり、知っていましたが、木星の衛星の消失は初耳でした。

名寄市立天文台「きたすばる」4大衛星消失【LIVE】

北海道の道北にある名寄市立天文台「きたすばる」では、この木星の衛星消失をLIVE配信する予定だそうです。望遠鏡を持っていなくて、拡大して見られない方、天気が悪くて見られない方、忙しくて外に出られない方など、よろしければご覧ください。(名寄が晴れていなければ、もちろん見られません。)  ※ 名寄=なよろ と読みます。

いつ消失するの?

2021年8月16日(月)の0:40から0:48までの8分間だけがそのようになるそうですが、前後の様子も見ていないと、消失したのかどうか分かりづらいですね。名寄の天文台では8月15日(日)の23:00からライブ配信を行うそうなので、少し前から見て、変化を楽しむことができると思います。

平日なので、あまり夜更かしできないかもしれませんが、この時間までは起きて、見てみたいものです。


木星の衛星の相互食

ちなみに、木星の衛星には相互食というのもあり、衛星同士が重なって、見え隠れする現象で、日食とか月食とかと同じような感じで重なり、衛星が見えなくなるということでした。参考にラジオ関西のページを貼ります。


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