【遊戯王デッキ紹介】Stand Up OmoChaos!【センチュリオン+トイボックス】
25周年イベントから遊戯王熱が冷めないサワティガです。
他の趣味そっちのけでデッキばかり考えています。
今回はセンチュリオンデッキにトイ系ギミックとカオスシンクロを混ぜてみました。
このデッキではトイボックスの①の効果にターン1が無いことを利用して、同一ターンでのセットと破壊を狙います。
デッキレシピ
デッキ名の由来はソニックアドベンチャーのミニゲームチャオガーデンからです。
トイギミック
PREMIUM PACK 2024 で登場した《トイ・ソルジャー》、《トイ・タンク》、《トイ・ボックス》といったトイと名のついたカードたちです。
どのカードも面白いのですがこれらの中で特に注目したのはトイボックスです。
このカード、実は名称ターン1ではありません。
なので発動後にバウンスしてもう一度発動したり、2枚同時発動することで2枚セットと2枚破壊を1ターンの間に行うことが出来ます。
といってもトイソルジャーでサーチすることが出来るとはいえ二枚そろえることは現実的ではありません。
なので1枚をバウンスで使いまわす方向で考えました。
バウンスと言えばということで白羽ならぬ黒羽の矢が立ったのが《BF-精鋭のゼピュロス》です。
アクセスする手段は色々ありますが、サーチや場に出る方法だと墓地に送る手段も用意しなければならないので、直接墓地に送れる《BF-魔風のボレアース》を採用することにしました。
ボレアースの出し方については、トイギミックを採用するとレベル4が多くなることになりそうな気がしたので特殊召喚しやすいレベル2の闇チューナーと組み合わせることにしました。
古のデュエリストなので秒で《ゾンビキャリア》を思いつきました。
ただ、ゾンビキャリアも墓地に送らなければ特殊召喚できないカードです。
レベル2なので《スプライト・スプリンド》を使えばよいのですが、レベル4を場に用意しながらスプリンドを出せるようにする必要が出てきたということでもあります。
少し考えて、今までに作ったデッキの中にその盤面を実現できる展開があることに思い至りました。
《溟界の滓-ナイア》、《溟界の黄昏-カース》、《黎溟界闢》を使っての溟界展開です。
カースでナイアを蘇生し、サーチした黎溟界闢でカースをレベル2トークン4体に変換することが出来、トークン2体でスプリンドを作ることで、場にレベル4(ナイア)、墓地にゾンビキャリアという求める場を整えることが出来ます。
ナイアは爬虫類の万能サーチャー《キングレムリン》でサーチすればよいので、結局のところ、ランク4を作るだけでシームレスに展開できるということです。
ランク4の作成
ランク4を作るパーツとしてトイソルジャーからサーチすることもできるプリメラ擁するセンチュリオンと幸魂を採用することにしました。
幸魂はトイソルジャー(レベル4)を通常召喚した後に自身効果で召喚するだけでランク4が成立するため採用。
センチュリオンはプリメラ、トゥルーデアが一枚からランク4になれること、スタンドアップからなら召喚権無しでレベル4を1体出力できることからの採用です。
必要パーツ
キングレムリンを出すだけで良いというのは上述した通りなのですが、後々の展開のためにチューナーを出力できるように、《塊斬機ダランベルシアン》、《斬機サーキュラー》、《斬機ダイア》、《斬機方程式》の斬機セットも採用しています。
ダランベルシアンを経由することで、墓地にダイア(レベル4チューナー)を送りつつ、蘇生カードの方程式をサーチしてからキングレムリンを出すことができます。
展開ルート
ランク4が作れて、トイボックスがあれば以下の展開ができます。
光属性レベル4のサーチができなくなりますが、トイソルジャー通常召喚でトイボックスをサーチしてランク4の素材にするのでも良いです。
ここまでの展開で、
・場にゼピュロス、トイソルジャー、トイタンク、溟界トークン
・手札に好きな光属性レベル4と斬機方程式
・トイタンクでの蘇生先にレベル6シンクロチューナー(ボレアース)、レベル6闇ドラゴンシンクロ(ドロドロゴン)
を用意できます。
これらを組み合わせセンチュリオンシンクロを出したり、レベル10シンクロを出したりします。
個人的に役割の終わったスプリンドを《熾天の騎士ガイアプロミネンス》に変換することで処理できるところが気に入っています。
カオスシンクロギミック
トイボックスはトイソルジャーでサーチできるとはいえ、フルに積んでも6枚にしかならず、引けないことは十分に起こります。
そこでトイボックスがないときの動きとして、ランク4の作成パーツとトイギミックに使用するパーツが光属性と闇属性であること、それらのレベルが偶数であることからカオスシンクロを使えるのではないかと考えました。
主に使うカオスシンクロは《カオス・ビースト-混沌の魔獣-》と《カオス・ゴッデス-混沌の女神-》の2体です。
カオスビーストはリンゴブルム+闇属性レベル4か、光属性レベル4チューナー(ダイア、プリメラ)+溟界トークンで出します。
そこそこ縛りの強いカオスゴッデスはリンゴブルム+闇属性レベル4+溟界トークンか、光属性レベル4チューナー(ダイア、プリメラ)+溟界トークン2体で出すことができます。
カオスビーストで調達した手札コストを使い、カオスゴッデスの蘇生効果で展開を伸ばすのがやりたいことなのですが、カオスゴッデスの効果で蘇生したモンスターは何故かシンクロ素材にできないという制約がついてしまいます。
その制約をどうにか潜り抜けることが出来ないかということで考えたのが、《溟界神-ネフェルアビス》です。
自身の効果での蘇生だと爬虫類縛りが付きますが、別の手段で蘇生した場合はなんの縛りもつきません。
カオスゴッデスの制約ロンダリングするのにちょうどよいモンスターです。
墓地に送る手段については溟界展開の中で墓地に黎溟界闢、除外ゾーンに爬虫類という条件を満たしているので追加の手間もかかりません。
必要パーツ
基本的に必要なパーツは同じですがスプリンドで落とすカードが《百檎龍-リンゴブルム》に変わりました。
このデッキにおいては割と過労死枠のカードで、まずレベル2ということでシンクロのレベル調整に使えますし、②の効果で自身を除外後にカオスビーストで回収して手札コストに充てることも出来ます。
また、自然とトークンが出てくるため①の効果で出すこともできる、とこのデッキのためにあるようなカードです。
展開ルート
ランク4を作れる手札なら以下の展開ができます。
ちなみにスプリンドを出すまではトイギミックを使用する場合と同様の展開になります。
ここまでの展開でカオスビースト、カオスゴッデス、ネフェルアビスを並べることが出来ます。
ネフェルアビスが蘇生効果を使えるのでダイアを蘇生してセンチュリオンシンクロ、リンゴブルムを出してシンクロ8か10を出すことが出来ます。
また、上記展開ルートではリンゴブルムをカオスゴッデスの手札コストにしていましたが、他の光属性をコストにした場合はリンゴブルムを自身の効果で特殊召喚することもできます。
そうした場合、《アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン》を経由することで《深淵の神獣ディス・パテル》を添えることができます。
ディスパテルを《騎士皇アークシーラ》でサーチできる《騎士魔防陣》と組み合わせると、除外後に戻ってこないようにできるのがおいしい。
ただ、このルートだと仕事のないスプリンドが場に残ってしまうのが気になるところです。
一応、EXにランク8かランク10を入れていれば出すことはできるので役割をもたせられますが、枠がないため断念しました。
その他採用カード
・《ロード・シンクロン》
ランク4の素材になれる(実質)レベル2チューナーです。
トイソルジャーでサーチして使うとおしゃれかなということで採用しています。
・《溟界の漠-フロギ》
カース素引きしたときのケア用のカードです。
単純に墓地においておけば手札を何でも光属性モンスターに変換できるのでカオスゴッデスのコストにも使えます。
・《ウェイクアップ・センチュリオン》
シンクロ召喚の素材に使うのであれば何の制約もありません。
要はレベル4かレベル8の闇属性のトークンを出すからカオスシンクロの素材にしてくれって書いてあります。
・《カオス・アンヘル-混沌の双翼-》
最強のカオスシンクロです。
・《ドロドロゴン》
使い終わったスプリンドを処分するために採用しています。
闇属性レベル6なのでトイソルジャーとカオスアンヘルを、ドラゴン族なのでレベル4チューナーと合わせてディスパテルをS召喚することが出来るので、トイタンクの蘇生先候補でもあります。
今回のデッキではガイアプロミネンスを出していますが、ミラジェイドを始め色々と出そうと思えば出せるので色々検討の余地あり。
(実はスプリンドが雷族なので超雷龍も出せるけどファンデッキ殺し過ぎるので自重)
おわりに
全てのカードにしっかりと役割があり、かつ、それらの要素を無理なく繋げることが出来たので個人的に気に入っているデッキです。
トイボックスを再利用するギミックはいろいろと使えそうなので他のデッキも考えてみようと思ってます。
おまけ:採用候補カード
微妙に嚙み合いが悪いと感じたカードや枠の都合で断念したカードです。
順番に意味はないです。
・《永遠の淑女 ベアトリーチェ》
説明不要、好きなカードを墓地に送るカードです。
出せさえすれば有用なのですが、このデッキの場合ベアトリーチェが出せる段階では展開が完了していて墓地に送りたいカードもないため不採用としました。
・《カオス・デーモン-混沌の魔神-》
このデッキは最高打点が3500なので、4500打点になるこのカードはできれば採用したいカードではありましたが枠の都合で泣く泣く不採用です。
入れる場合はアクセルスタダと交換になります。
・《金雲獣-馬龍》
レベル6シンクロの採用候補。
光チューナーがちょっと過剰な気がしたため不採用。
むしろ非チューナーだったほうが良かった。
ベアトリーチェを採用するなら妨害もできるので入れても良いかなといった感じです。
・《氷魔龍 ブリューナク》
トイボックスをバウンスする方法として検討したカード。
ボレアース&ゼピュロスと違い手札コストが必要な代わりに、複数回使える可能性があります。
使うとしたらボレアースと入れ替えですが、手札コストが重い気がしたので不採用です。
闇属性かドラゴン族だったら使っていたかも。
・破械セット
《破械神シュヤーマ》と《雙王の械》です。
トイボックスでセットしたカードを別の手段で破壊する方向で考えていた時に候補としていたカードです。
シュヤーマを墓地に送ればトイボックスでセットした2枚を両方割れるので使えるかと思ったのですが、ベアトリーチェを入れていないため素引きするしかなく安定しないことと、特殊召喚後の使い道があまり無く、邪魔になることが多かったので不採用としました。
・《終戒超獸-ヴァルドラス》
カオスシンクロ展開時の最終着地点として検討したカードです。
シンクロ10とネフェルアビスで出そうと思っていました。
虚無のスプリンドが場に残っているのが嫌すぎるので、もう一枠あったら入れたいのですが……。
・《召喚僧サモンプリースト》
効果でトイソルジャーを特殊召喚することでトイボックスをサーチしつつランク4を出せます。
後、ロードシンクロンを特殊召喚すればカオスビーストになれたりします。なんで採用していないのかよく覚えていません。
・RRセット
《RR-フォース・ストリクス》、《RR-シンギング・レイニアス》、《RR-ワイズ・ストリクス》です。
ゼピュロスにアクセスするための候補でしたが、一枚を墓地に送るためだけにEX二枠、しかも使用後の用途無しは流石にキツいので不採用です。