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【※生理についての話】深い海を潜るように
※今回の記事は生理についての話です。体のことを結構詳しく書いているので、苦手な方はご注意ください。大丈夫な人は最後まで読んでくれると嬉しいです。
私は、生理が来るといつも気が重くなる。
生理痛が重いからだ。
昔から生理が来ると、体の至る所におもりがあるようにだるく、人が違ったみたいにイライラして、この世の終わりかってくらい気分が沈む。
お腹と腰と頭が耐えられないくらい痛くなるので、痛み止め(ロキソ様)は手放せない。
量も多いから、いつも夜用のナプキンを身につける。当然ゴワゴワして、常にストレスフルだった。
でもこれが生理だ、だから仕方ないという思い込みから解放されたのは、子宮内膜症(普通なら子宮内に出来る内膜が、なんらかの理由で子宮以外の場所に出来ること)と診断され、手術が必要と言われてからだった。
痛み止めを毎回使っていたからか、痛み自体はそこまで…と母に言ったら、「痛み止めを常に飲んでたから、痛みに気づかんかったんやと思う」と言われた。なるほど。その後、母から「本当は痛かったんやな、気づいてあげられんでごめん」と謝られた。母は何も悪くない。
手術について、私の場合は右の卵巣に内膜があり、そこに古い血液が溜まったままだったのを取り除く手術をした。
それまで薬で生理のコントロールをしていたが、少量の血が1ヶ月くらいずっと出続け、正直しんどかったなぁと思う。
手術の話が出た時も、手術なんて受けたことないし、とにかく衝撃だった。
手術を受けるにあたって数日間入院することになったが、入院することで「うわぁ、術後ってこんなにしんどいんや」とか「絶対個室がいい!とか思ってたけど、案外楽に過ごせるなぁ」とか、いろんなことを知ることができた。私が入院した病院は専用のWi-Fiがあって、アマプラを見ながら快適に過ごせた。
あと、私が行った手術は腹腔鏡手術という、体に小さな穴を開けて行う手術なのだが、体に空気を入れながら行うため術後は肩がドチャクソに痛かった。痛すぎてナースコールを押しちゃうくらいに。
その時、看護師さんにいろいろと助けてもらい、なんとか落ち着いた。やばいと思った時、すぐに助けてもらえることってありがたいなぁとその時思った。
とまぁ、生理から私はいろんなことを経験した。
子宮内膜症は生理痛がひどくなるらしいので、薬を頻繁に飲まなきゃいけない人や、学校や仕事に行くのも辛い人は婦人科の受診を強くお勧めしたい。
子宮内膜症や他の病気が隠れていることもあるし、何もなくてもどうしたら改善できるかを一緒に考えてくれるので、ぜひ受診を!
現在私は、ピルを飲んで生理をコントロールしている。
このピルは生理が完全に止まるのではないので、1ヶ月おきに来る。
以前のように、痛み止めが手放せないくらい痛い、とはならないし、夜用のナプキンをずっとつけておかなきゃいけないほど量も多くない。
しかし、いつになっても生理が来ると気分がブルーになる。
前ほどじゃないけど、お腹も腰も頭も痛い。
前ほどじゃないけど、時々気持ち悪くなる。
前ほどじゃないけど、情緒が不安定になる(元々不安定やけどさ)
そんな中で、私は生理の時の過ごし方について考えてみた。
それは、「深い海を潜るようにする」こと。
昔と違って、生理の時の私を冷静に俯瞰できるようになった。
だから今の気分の落ち込みや、周りの人からなんとなく言われたちくちく言葉に過剰に反応してしまったりしても「今の私はホルモンでこんな状態になってる」と思えるように。
そう、生理の時はどうしても気分が沈む。
だったら、いっそのこと深く深く、潜ってやろう。
ネガティブな感情も、私の大切な気持ちだから。
そのネガティブな感情の中に、浸ってしまおう。
ここから見つかる大切なことも、きっとあるはずだから。
だから生理の時は、深い海の底へ潜っていこうと思う。
久しぶりに長々と書いてしまいました。
男の人にも女の人にも知っておいてほしいことなので、最後まで読んでくださり、とっても嬉しいです。
月に一回の日々を、穏やかに過ごせる人が増えますように。
さわてんでした。