スト6半年お気持ちマスター
さわころです。
スト6からモダンキャミィで格ゲーを始め、1ヶ月前にマスター到達することができました。
今のところ、出会う人に恵まれたおかげでまだ楽しく遊べています。
スト6購入してちょうど半年くらいだったので、今考えればゲーム下手な私にしては順調でした。
とはいえ毎日頭を抱えていましたので、まだ記憶が残っているうちに今までの振り返りと、今考えていることを書いておきたいと思います。
前回は昨年9月の頭、プラチナ4の時点でnoteを書いていましたが、今と考えがまま違いました。
また今後、ゲームの理解度が上がってまた考えが変わっていくのも楽しみです。
・プラチナ滞在記
プラチナからダイヤに上がるまでは、それほど困らなかったように思います。
壁は時々感じたものの、簡単で強い行動を覚えては試し、その度に上がっていくので楽しかったです。
この頃に体得し、擦りまくっていた行動は下記です。
・原人狩り
・弱アシストコンボからの重ねインパクト
・当て投げ
スピンナックルと弱アシストコンボ、そこからの起き攻めが立ち回りの主力でしたが、火力不足が深刻でした。
遅らせグラップを標準装備している相手も増えてきたため、原人狩りや重ねインパクトはそれを突破するのに必殺級の威力を発揮しました。
この頃Xで知り合った方にプレイを見てもらったところ、柔道と起き攻めでしか投げを押していない、立ち回りでも投げていい、というアドバイスをいただきました。
ここで図々しい前歩き投げや当て投げを覚え、翌日に星1つ増えた記憶があります。
ODスパイク(キャミィの無敵技)が異常に強いことに気付いたのもプラチナの時でした。
端が強いことを意識できるようになり、且つシミーする人が少ないレート帯では択をほぼ全潰しの上ダメージを取って入れ替えるため、
これはすごい!!
と思いました。
当時Cケンがとんでもない数いたので龍尾対策にも役立ち、このためなら何度でも2本払おう、と誓いました。
このせいで現在まで無敵パナシマンになってしまいます。
そしてこの頃、ぼんやりとした疑念が生まれます。
プロのキャミィの試合を見てみたところ、クラシックとモダンの違いがあるとはいえ、自分とはやっていることがあまりに違いました。
前後にゆらゆらしてお見合いしているかと思ったら、急に緑に光りまくって、ビュンビュン動いて意味不明なことをしています。
よくわからなくてつまらなかったので、すぐに見るのをやめました。
何かおかしいと感じました。
上手い人との差がすごくある、というわけではなく、そもそも違うことをしている。
まるで別キャラです。
中足ラッシュやゲージ全て使ったフルコンを練習し始めた時期でもあったので、キャンセルラッシュをしまくっていると認識はできたのですが、どうにも腑に落ちません。
毎回これに3本払っているのか…?
ODスパイクは2本で生ラッシュは1本なのに…?
低空ストライクもどこが強いのか理解できませんでした。
ガードさせて有利なスピンナックルの方がよほど強いし、どうせ飛ぶなら通常飛びの方がリターンが取れる。
インパクトと噛み合ってパニカン食らったり、対空されるリスクは変わらないのに、ノーマルストライクはガードさせても大概0かマイナス、当たってもコパアロー。
総じて、
「強いと言われている行動や実際に上級者がやっている行動」と、
「私が強いと思っている行動」
に大きなズレがあることに困惑していました。
もやもやしていましたが、まあいいかと思って寝て忘れました。
・大沼ダイヤ期
ダイヤに到達した頃、XのFFさんが主催のとある企画に参加させてもらうことになりました。
これが素晴らしい企画で、簡単に言えばCRカップのような企画でした。
ここで私は、4人のコーチ(以下 先生方)にそれぞれ時間をもらいつつ、質問攻めにできるという大変ありがたい機会をもらいます。
ある方には対の択についてや連携などを教えてもらいましたが、
他の方には主に「キャミィの通常技とは一体なんぞや?」ということを中心に質問していきました。
プラチナの時から感じていたもやもやを整理するためです。
それまで体感として「自分が強いと理解していた行動」は例えば下記です。
・アクセルスピンナックル
・生ラッシュ
一方、「強いと言われているが理解できなかった行動」が下記です。
・立大Kや立中Kの牽制技
・中足ラッシュ
ダイヤになると、低空ストライクについてはさすがに強さを理解し始めていました。
中足などの通常技を置いたり差しにくる相手が増えてきたこと、モダンやDJなどを除けばストライクは対空されづらいこと等に気付いたからです。
さて、ここで色々と先生方に質問したり、遥か格上の方と対戦してもらったりすることで、私はようやくズレの正体を掴みました。
各行動がどれだけ見えるか、見てから対応できるか、というリスクを理解できていなかったのです。
上手な人達は、スピンナックルの対処をたくさん持っていました。見てからコパ、インパクト、置き垂直、等々。
生ラッシュもスピンナックルよりは見づらいですが、見てから対応できます。
他のキャラには中段技がありますが、見てから立つことが……できます。
私はできませんが、一般的にはできるらしいです。
ともかく
インパクトやスピンナックルは見える、生ラッシュもまあ見える、中段は頑張れば見える。
考えてみれば、見やすい順≒通れば強い順です。
格ゲーに慣れている人なら当然のことでも、私は気付いていませんでした。
様々なコーチング動画でも、この辺りを詳しく解説してくれるものは見たことがありませんでした。
しかし同時に、それも仕方ないと思いました。
当時の私のランク帯で、スピンナックルを見てから止め続けられる相手はあまりいません。
もちろん私もそんなことはできません。
本来ならば、もっと上がった先でこういった行動を嫌というほど咎められ、そこでようやく気付くことでしょう。
あるいはもうそれなりに咎められていたのかもしれませんが、呑気な私は気にしていませんでした。
いずれにせよ、先の世界の情報を先取りしたことで、体感との不一致が発生していた、ということを理解します。
これが沼の始まりでした。
この新たな理解によって、なるほど果たして中足ラッシュが強いことに納得できました。
通常技は見えないにもかかわらず、そこから運びとダメージをとれるわけです。
3本払ったとしてもお得なリスクリターン、ということですね。
よし、入力が難しくてミスもするし嫌だったけど、試合でどんどん中足ラッシュを使っていこう!!
すると私は気付きました。
中足、届かなくね?
私はお互いの通常技が届く距離には絶対に入らないようにしていて、
離れた距離で戦う癖がついていました。
地上戦をしつつストライクを刺すキャラを使っているにもかかわらず、
離れていた方がずっと勝ちやすかったのです。
これはモダンで始めて、よくわからぬままランクマを回し続けた弊害でした。
離れていれば動いた確認ワンボタンSAがよく決まります。対空も出ます。相手の攻撃は届きません。
一方、こちらが攻めたくなったらODストライク、スピンナックル、通常飛び、生ラッシュとやりたい放題です。
しかしこれでは中足が当たりません。
先生方に教えてもらったことをしよう、
牽制を振って、踏み込んで中足ラッシュして、あるいは技を置いたりして、そういう立ち回りを練習しよう、
とランクマで試してみます。
結果、ただ前歩きして相手に殴られるだけでした。
何とか運良く中足が当たっても、ラッシュが出ない、コンボはミスる、でリターンが取れず。
相手が飛べば、距離が近いのでワンボタン対空がスカってフルコンです。
せめてパリィが押せればいいのですが、反射的に対空を押してしまいます。
ダイヤ4からダイヤ2へ、ダイヤ5まで上げてまたダイヤ2へ、と相当な沼っぷりを繰り返しました。
前回のnoteには、私には沼らない知見があるとか書いてありました。
それでも私は先生方に教えてもらったことと、自分が納得したことを信じていました。
今は大変でも、乗り越えれば必ずいい結果がある。
やがて身につけなければならないのだから、今やろう。
あんなに教えてもらったのに、モノにしなければ合わせる顔がない。
もう少しでしっかりした立ち回りができるようになる!大変だけど頑張ろう!
と思っていました。
思っていたのですが、
段々しんどくなってきましたし、早くマスターになりたかったので、
一旦先生方の教えは全部忘れることにしました。
クラシックが相手ならバッタ、本田は1抜け、スピンナックル連打して、ガン待ちSAです。
するとマスターに到達することができました。
とてもよかったです。
今はのんびりですが、サボってきたことを身に付けるために修行の身です。
マスターリーグはLPとは違い、本物のレートなので苦しそうだと思っていましたが、個人的にはダイヤの時より気楽に感じます。
MRは1300くらいで、勝ちに行けばもういくらか上がるかもしれませんが、あまり気にしていません。
少しずつ格ゲーができるようになればいいなと、楽しく遊んでいます。
・逆張りオタクとして……
苦しむ初格ゲーの民に向けた、歴戦の経験者達からの優しい言説がXにはよく流れていました。
善意からくるものだとわかってはいますが、苦しむ初格ゲーマーの立場として、個人的には納得できないものもあったので、ここで想いを供養します。
「勝ち負けは気にしなくていい。LPの増減に一喜一憂するのではなく、自分の成長が大事。昨日より少しでも出来ることが増えたらそれでいい」
正論パンチ👊
しかし……。
色々あるとはいえ、さすがにスト6はLPを増やしてランクを上げるのがメインの遊び方だと思います。
ランクやLPを気にするなというのは少しばかり無理があり……。
ストリートファイターの神様も似たようなことを言っていた気がしますが、我々は彼ではありません。
一喜一憂しながら遊べばいいと思います。
・モダンキャミィについて
前回noteで、MキャミィはCキャミィと比べてむしろコンボが多少難しくなってしまうことがあるのが初心者にとってのデメリット、といったことを書きました。
が、今は思っていません。
確かにアシスト大Pがコンボパーツでよく出てくるため、アシストボタンの押し離しが面倒と言えば面倒です。
だから何でしょうか。
モダンならSAの締めはワンボタンでいいわけです。補正補償があるので長めのコンボならコマンドとダメージ変わりません。
例えばタメスパイクSA3締め。
モダンならタメスパイクして下SAボタンです。
できなかったとしてもスピンナックルSA3で妥協できます。
とにかくモダンには多くのコンボで妥協ルートがたくさんあります。必殺技がほとんどワンボタンで出るからです。
調子がいい時はコマンド、自信がない時やリーサル届く時はワンボタン、などコンボ中に臨時妥協も可能です。
確かに火力は下がりますし、そもそもコンボパーツが足りないせいで不可能なコンボもたくさんありますが、我らにとっては瑣末な事です。
私はいまだにアシストコンボを多用しています。
一方でクラシックはどうでしょうか。
スピンナックルSA3で妥協してもグルン逆グルングルンポチです。
難しすぎます。
続いて低空ストライクです。
弱刻みからの弱ストライクで攻め継続の連携がほしくなった私は、コマンド低空ストライクの練習をしました。
断念しました。
クラシックなら話になりません。
初心者にとって、MキャミィはCキャミィに比べて、明らかに簡単です。
モダンの方が強い、とは思いませんので、何をもって簡単とするか、によりますが、よく言われているようにマスター到達までならモダンの方が遥かに早いでしょう。
プラチナの頃は、今は研究されてないだけで最終的にもモダンの方が強いんじゃないかと思っていましたが、今ではMキャミィが失ったものがかなり大きいことも理解できました。
ワンボタンあれこれで守りが強いといえば強いですが、屈中Pバリアがないのでそれも諸説ありそうです。
以上から、私はモダン大好きです。
全部モダンのおかげです。
今のところクラシック移行予定はありません。
Mキャミィをバフしてください。
・スト6はゲーム下手な人に優しい
スト6は本当にゲームが下手な人に優しいゲームだと思います。
これは前回も書きましたが、この考えは今も変わりません。
多少フィジカルが弱くても、多少要領が悪くても、多少不器用でも、いっぱい遊べば少しずつ力はつきます。
対戦ゲームなので刺激やストレスはどうしても強いですが、他の対人ゲームと比べればマシです。
エドモンド本田の存在を除けば、とても優しいゲームですよね。
以上、格ゲー始めて半年経った今思うことを書いておきました。
私は一応マスターなので、初心者とは言えないと思いますが、周りと比べるとやはりまだ若葉マークの感覚は拭えません。
またいつか節目があったら、考えが変わったことを書いて遊びたいと思います。
了