■新型コロナウイルスの広がりを高い効果で抑止するための現実的方策 - 武漢の全市民、日中両国の政府・政党・マスコミ・市民に広めて下さい

■新型コロナウイルスの広がりを高い効果で抑止するための現実的方策 - 武漢の全市民、日中両国の政府・政党・マスコミ・市民に広めて下さい
      Version 1.1 (2020/01/30) [3/5に微修正: 鼻穴→鼻孔]
      文責: 澤田石 順(内科医) jsawa@nifty.com
 文書の所在: https://note.com/sawataishi/n/n74c268615d01
  PDF文書→ https://www.dropbox.com/s/hgcfbzy0o4y1cyf/20200127_viralINF.pdf?dl=0
           ※
/** 引用開始 **/
#ウイルス感染対策の歌
マスク、手洗い、うがい だけでは防げない

自分の指は ウイルスだらけと 心得よ
ウイルスの 出入り口は 5つの穴
5つの穴とは 目、口、鼻孔
指で触れるな! 目、口、鼻孔
パンやお菓子に 触れたら だめ
決して触るな 食器のフチ

(できれば)人混みでは、ゴーグルかメガネ
/** 引用終了 **/

↑↑について説明して参ります。(私は感染症専門医ではないのに、勤務先病院で14年ほど前に感染対策委員長をさせられて、今日まで勉強はつづけて、現場に即した対策の啓蒙につとめてきました。なので、少しでいいので信用して下さい。オカシーと思えば、専門家に尋ねて確認して下さい)

■要点
★無意識に目、口、鼻孔(5つの穴)に触ったことが、あなたの死につながるかも知れない!! 結果的に命は助かるとしても、重症肺炎になりICU(集中治療室)で人工呼吸器が装着されて、すっかりと体力を回復するまで二ヶ月要するかも知れません。

★あなたが感染するとします。症状が出て診断されて入院する前に、5つの穴に触ってしまったために、周囲に広げてしまい、数人が感染することなり、運が悪いあなたを経由した感染者は悲惨なこととなるかもしれません。

★テレビでは長時間かけてあれこれと報道してますが、感染症専門医が「目、口、鼻孔に触れるな」と明確に述べているのをみたことがありません。内閣府や厚労省のwebpageにも書かれてません。医療現場の実践では当たり前のことがどうしたものか、ほとんど全く強調されてないことに危機感を覚えてます。手洗いとマスクだけして「安心」してると、無意識に指で五つの穴に触ってしまいます。触ってはならないと、明確に意識することが極めて大切。意識を重ねると「触らない」習慣が容易に完成します!!

★★前段では怖い警告を発しましたが、うつらないための方策もうつさないための対策も簡単でであり、するべきこと(手洗いなど)もしてはいけないことも同じです。なので、ご安心下さい。ICUで患者のケアをする医師・看護師の場合と比較して、あなたがすべきこと、してはならないことは百分の一の労力で済むし、習慣化すると全然なんでもなく実行できます。私はもちろん、わかっている医療現場の人達は、毎年のインフルエンザ流行期には実行してきました。年がら年中そうせよとは云わないし、私は一年中そうしてはいません。

★★★重要な補足★★★
・"人混みでは、ゴーグルかメガネ"のこと
 これは飛沫感染対策。電車とか医療機関の待合室で、時にマスクをしないまま咳をする人がいます。あなたが運悪くそんな人の近くにいると、飛沫(しぶき)が目、口、鼻孔に入ることで感染する可能性があります。マスクをしていても目が弱点ですね。
 今時、電車においても待合室においても咳をする人はマスクをしてることがほとんどですから、目を防御することは「できればすべき」の水準ではあり、「必ずしろ」とまでは云えません。しかしながら、昨日までの「歌」にはメガネのことは敢えてふれてなかったのですが、第一に、それだと専門家から苦情がでるように思われて追加しました。第二に、現実に感染が爆発的に拡散することが可能性 possible からありそう likely になったためでもあります。
 もし貴方が、メガネをしている方ならば、それだけである程度は大丈夫ですが、より感染確率を低めたいならば、メガネの左右の上部にテープを貼り、上から飛沫が入りにくくすることをすすめます。そけだけでは心配ならば左右の横にも。
 メガネをしてない方ならサングラスでもいいでしょうし、だてメガネ(レンズなし)でも、ハズキルーペでもいいと思います。
 ゴーグルはメガネよりも有効です。水泳用、スキー用のゴーグルを電車でするのは恥ずかしいでしょうが、もしもあなたがマスクに加えてゴーグルを装着したら、周囲の人は「えっ、おっ、どうして」と即座に疑問を抱き、数秒くらい理由を考えると「感染対策なんだな」と合点することでしょう。あなたのゴーグルは周囲の人に対して、教育的な作用を持つこととなりましょう。社会貢献となるかも知れません。あなたがゴーグルをすることで、真似をする人が1人以上出現したらば、結果として感染者が直接的に1人以上は減り、巡り巡って100人の感染が減るようなことも十分にありえます。
 
★★★★もう一言、重大なこと★★★★
 中国政府の発表だと感染が確認された方(分母)の2~3%が死亡(分子)しているわけですが、今回、日本政府が200人くらいについて検査した結果は、死亡の確率は抜群に低くなることを強く強く示唆します。これは安心材料ではあります。
 すなわち、ウーハン(武漢)から帰国した200人ほどにおいて、症状が無い2人からウイルスが検出された。つまり、症状が無い感染者の体液にウイルスが含まれる場合がある(必ずとは言えない)ことが証明されました。ウーハンの病院では風邪症状の全員について遺伝子検査をしてません。あくまでも、肺炎とかの重症者が中心でしょう。
 ということは、武漢における実際の感染者総数は100~1000倍かも知れない。100から1000倍ならば、100人に2人が死亡するのではなく、1~10万人に2人の死亡。
 インフルエンザ感染者の致死率は、0.001%、つまり10万人に1人。70歳以上の高齢者にては30倍以上、つまり1万人に3人くらい。
 以上の考察をまとめますと、通常のインフルエンザよりも新型コロナウイルス感染における死亡率は少し高いものの、SARSとかMERSよりは遙かに低いことが示唆されます。
 日本政府は素晴らしい業績をあげたと私は称賛します。死亡率がかなり低いことは確実となり、同時にこれまでの予想以上に感染は遙かに広く拡散するであろうことが示唆されました。アメリカ等の諸国はウーハンからの帰国者について、日本政府のように全員を検査することとなりましょう(というより、どの政府もそれはするでしょうけど)。 日本政府の調査により、症状がない感染者から誰かにうつった事実は証明されてませんが、その可能性が強く示唆されたのであります。
 したがいまして、全国民に「ウイルス感染対策の歌」にあるようなユニバーサルな(普遍的・両義的、つまり、うつらないため、うつさないため)の対策を、日本政府・マスコミはもとより医療関係者や関心を抱く市民達の1人1人が、啓蒙・周知すべきなのであります。
 更にまた申し上げます。例えば、久住英二医師(私の知人、感染症に関しては信頼できる医師の1人)はテレビにおいて、幾度も空港での「水際対策」の限界を厳しく指摘されてました。熱センサーで検知される感染者が1人いるとすると、発熱してないためにすり抜ける感染者は10人以上いるようなことは医学論文で強く示唆されてきました。
 そもそも、日本には何千人以上の武漢(ウーハン)市民が観光で訪れており、バス運転手とガイドが感染しました。おそらく、既に日本国内に感染者は拡散しており、もしかしたら既に1000人は感染しているのかもしれません。1000人中、風邪症状を発した日本国民は例えば700人として、バス運転手とガイドさんのように検査を受けた方は、100人に1人もいないでしょう。
 ということで、既に日本国の津々浦々、特に首都圏などの人口過密地域においては、広く浸透しているとみなすべきだと思います。だからこそ、うつさないため、うつらないために、新型コロナウイルスの主たる出入り口である五つの穴(目、口、鼻孔)を意識しての感染対策の流布、1人1人の実践が望まれます。

■結論: 武漢(ウーハン)市民、そして諸国民に拡散してくださいますように
 ※潜伏期あるいは不顕性感染の患者にも有効
  感染しないためだけでなく、感染させない
  ためにもこの方策は実効的です。
  ウイルスの"出入り口"を明確に自覚できると、
  どうやって私にウツるのかと漠然とした不安を
  抱えている人はこれで大丈夫と安心できましょう。

/** 日本語のtwitter 用 **/
#ウイルス感染対策の歌
マスク、手洗い、うがい だけでは防げない

自分の指は ウイルスだらけと 心得よ
ウイルスの 出入り口は 5つの穴
5つの穴とは 目、口、鼻孔
指で触れるな! 目、口、鼻孔
パンやお菓子に 触れたら だめ
決して触るな 食器のフチ

人混みでは、ゴーグルかメガネ
----------↑最新版 ↓↓は古いもの(5つの穴が強調されてない)
#ウイルス感染対策の歌
マスクと手洗い、うがい だけでは、防げない!!
ウイルスの 侵入経路は 5つの穴
ウイルスいるのは ど~こかっ?
涙と鼻汁、唾液と尿、喀痰も
絶対さわるなっ! 目、口、鼻孔
パンやお菓子に 触れたら だめよ!
決して触るな 食器の縁に!

#ウイルス感染対策の歌
マスク、手洗い、うがい だけでは、防げない!
5つの穴が、侵入経路
どこにいるのか ウイルスは
涙と鼻汁、唾液と尿、喀痰も
目、口、鼻孔 絶対さわるな!
パンやお菓子に 触れたら だ~め!
決して触るな 食器の縁に!

/** 2020/01/28(火) 22:19:55 **/
なんと @Hyde_Rio_Este さんの中国語による #ウイルス感染対策の歌 を知りました→ https://twitter.com/2ani6146ru37th/status/1222035270754652160

单独洗手,戴口罩和漱口不会阻止您!
5个病毒入口
有病毒吗?
眼泪和鼻涕,唾液和尿液,痰
永远不要触摸!眼睛,嘴巴,鼻孔
不要碰面包和糖果!
切勿在餐具边缘触摸它
ツイートを翻訳
午後2:54 · 2020年1月28日·Twitter for iPhone

■2020/01/30(木) までの諸情報の意味
 ※既に解説しましたが、冗長・繰り返しは理解を深めるので、あえて

▼日本政府の素晴らしい業績!!(チャーター便の帰国者についての事実)
 武漢(ウーハン)から帰国した200人ほどの方々の全員(2人のみ拒否)が新型コロナウイルスの検査を受けました。三名が陽性。1人は症状あり、2人は無症状。これが意味することは1つ。米国あるいはオーストラリア政府はウーハンから帰国した全員にそんな面倒な検査をする意図は「なかった」かも知れません。日本政府がそれをして、大いに意義ある結果を得たので、米国など高度な医療技術を有する諸国政府はウーハンからの帰国者の全員を詳しく検査し観察することとなりましょう。
 さて、無症状の方からウイルスが検出されたことの意味です

★潜伏期間において、ウイルスが咽頭粘膜等に存在することが証明された

これだけに留まりません。

★__もしも__、症状無き2人のどちらか1人が発症しないならば、"不顕性感染"の存在が証明されることとなる

 麻疹、水痘とか様々なウイルス感染において、感染はしても無症状の人が少なくないことはよく知られてます。もちろん、症状がある人は咳でまきちらしたり、目・鼻孔・口を触ったりして、周囲にウイルスを手すりとかドアノブにつけてしまうことが少なくないわけです。症状がある人の唾液・喀痰・涙とかに含まれるウイルスの量(数)は、無症状の不顕性感染者(とか発症前の潜伏期の患者)よりも遙かに多い。だから、症状ある感染者の方がずっと危険か? そうとも言えないのです。
 症状ある感染者は病院で隔離されたりするし、そんな感染者に接した人は症状が出る前に保健所で検査を求めて検査して貰うこともできましょう。だから、症状ある感染者からの伝播は早期に抑止され得ます。
 しかしながら、不顕性感染者(とか発症前の潜伏期の患者)の唾液とか涙には症状ありの感染者と比較すると少量しかウイルスが含まれてないとしても、そのような方々は感染しているかも知れないという自覚が全然ないために、"ウイルス感染対策の歌"にある「五つの穴に触るな」を意識することがなく、無意識に目・口・鼻孔を指で触り、その指で自宅で、通勤中に、職場においてドアノブ・水道の蛇口・つり革等を触って拡散することになりかねません。家族、通勤中の人、職場の人の中で"ウイルス感染対策の歌"に示された注意を守らない人の指にウイルスを含む体液が付くこととなりましょう。その人が口・目・鼻孔を無意識に触る直前に、たまたましっかりと手洗い(あるいはアルコールでの手指消毒)するならばかなり安全ですが、そうではない場合が多いでしょう。
 もしも、帰国した無症状なるもウイルスが検出された2人のうち1人でも、その後に症状がでないことが、今後に明らかになれば、"ウイルス感染対策の歌"にあるような対策の必要性は更に高まることなります。

/*** ここまでお読みになり、これは有意義だ、実効的だとわかりましたら、ここから先の"version 1.0"の記載(ただし、修正・追加)は読まなくてもいいです。そもそも以下は既に述べたようなことを多く含みますので **/

※この文書にては同じことを表現を変えて幾度も繰り返してます。冗長に語らないと一般の方には理解困難だと思うからです。漆塗りのごとく、説明が重ねられることで、読者の理解が深まり、終には確信にいたると期待しております。望んでおります。
 読まれた方々の1人でも多くが、ネット等で拡散して下さることを切に願います。中国大使館、中国政府、武漢(うーはん)政府とかの知りあいがいる方には特にお願いします。(私、中国共産党は嫌いですが、中国は大好き。1989年、私は秋田市・蘭州市の合同登山隊のメンバーとして未踏峰 アルチン山 に登頂。ほんとにお世話になりました。以来、中国大好き。中国共産党が真の意味で人民の99%のための存在となることを願っており、そうなるためには今回の危機に適切に対応することは必須です。)

■本文書の目的
 新型コロナウイルス感染が一日でも早く終息するために役立つこと。言い換えると、死亡者が1人でも減ること。後遺症が1人でも減ること。ひいては、日中両国はもとより諸国の経済活動の縮小による生活困難者の増大、企業倒産の増加が一日も早く止まること。
 そのために、"ウイルス感染対策の歌"に示される方策が広まること

■本文書を読み(実効的だと判定したら)行動つまり拡散という行動を呼びかける対象
1) 武漢(ウーハン Wuhan)の皆様[地球人としての同胞の方々]
2) 指導者的立場の人々: 日中両国政府と主要政党[自民党、中国共産党など}、諸国の専門家、マスコミ関係者、感染症専門医
3) 発病した感染者 and/or 感染しているかもしれない潜伏期間の人々
  ※ "ウイルス感染対策の歌"に示される方策はあなたが広げない
  ためにも実効的なのです
4) 発病・感染してない武漢および諸国の人々

■はじめに
 本日(2020/1/28)の午前九時ちょいと前、新型コロナウイルスについてのテレビ番組をみたら、久住英二先生(東京のナビタスクリニック理事長、私の知人)が出演してました。久住先生が云った「目とか口に触ってしまう」との短い一言の重大さに気付かれた方はほとんどいないと思います。私、「目とか口に触ってしまう」危険についてテレビで語るところを初めて視聴しました。残念ながらそのことについて、久住医師は詳しく解説することはなかったのでした。(1/27は当直、今日は当直明けで休日にしたので、昼過ぎからこの文書を書いてます。※久住先生のブログ[読む価値あり]→ https://navitasclinic.jp/archives/blog/4913 )
 
 私は感染症専門医ではありません。しかし、14年程前に勤務先病院にて「感染対策委員長」として仕事しました。以来、感染症について勉強し、現実世界・現場主義で考えてきました。
 マスク、手洗い、うがい ばかりが強調されている問題に気付いたのが、感染対策委員長に就任している時でした。細菌もウイルスも「5つの穴」(目、口、鼻孔)から、"主"として、★自分自身の指★を介して侵入することに。
 「5つの穴」に「貴方自らが指で触る」ことで「貴方自身を感染させる」というスローガンは有効でしたが、その後、私がその仕事から離れ、元の木阿弥になりました。自分自身の主要な関心が他のことに移行したからです。今回、新型コロナウイルス問題を受けて、武漢(うーはん)の人々の悲惨な状況を知り、感染症専門医でない私ですが、感染症専門医がテレビ等で云わないけども「現実世界で極めて実効的な方策」を文字にして、拡散を呼びかけることにした次第です。
 念のために申し上げます。"目、口、鼻孔に指で触るな"という対策を明記した医師による文書を私は見たことがありません。"目、口、鼻孔に指で触るな"が実際に有効だと示唆する医学論文を私は知りません。私はその方策が有効だったという感触を抱いているのみ。自分の勤務先病院で有効だったと感じただけであり、その方策を実行した友人・知人の数人からそれをした後にほとんど風邪を引かなくなったと聞いたに過ぎません。それでも、私は提唱し、お願いしている次第です。十分なエビデンスはなくても、実際に有効なことはいくらでもあります。
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 マスクをして、"こまめ"に手洗いをせよとテレビで感染症専門家は云ってます。それはいいいのですが、ドアノブとかパソコンなどに触る度に指は汚染されます。手洗い後に、何かに触るたびに、手洗いするとしたら一日50~100回も手洗いが必要となりましょう。それほどのことは一般の方々にできるものでしょうか?
 インフルエンザウイルスもコロナウイルスもアルコールで死滅すると云われておりそうだと信じられます。しかし、一般の方々は手洗いはするとしても、アルコールによる手指消毒をしている方は少ないでしょう。医療機関の医師・看護師達は、特にインフルエンザ流行期においては、「患者さんに触れる前」と「患者さんに触れた後」にアルコールで手指消毒をすることが当たり前になってます。
 一般の方々が手洗いの一回毎に"十分"にすることは困難だし、何かに触る度に手洗いを必ずすることはなんでしょうし、ましてや医療機関に常備されているような(手指用の)アルコール消毒剤が自宅にも職場にも存在するケースは少ないでしょう。
 武漢(ウーハン)市民はもとより、ウーハン在住者以外の日中両国民であれ、マスクをしていることで安心して、汚染された指で無意識に目をこすったり、唇を触ったり、鼻孔を触るようなことはよくありるでしょう。指で5つの穴に触ってはいけないと意識を強く持たないと触ってしまいます。なんとなく、マスクの外側という最も汚染されている部分を指で触るようなことすら。マスクの外側を触った後に、目が痒くて指で目をこするようなことは、5つの穴に触ってはいけないと意識してないとしばしばあるのです。そんな些細なことで、自らを感染させてしまい、自らが死亡したり、感染を広げる蓋然性は小さくないのであります。
 ここまでお読み下さった一般の方々 and/or 医療関係者に呼びかけます。もしも、"ウイルス感染対策の歌"が現実に効果的だと理屈 and/or 感情で妥当と判定されたならば、そのまんま、あるいは改定して、あるいは歌のカタチではないような態様であれ、広げて下さればと思います。
 ここまでで、私が訴えたいことはほとんど言い尽くしました。以下はさらなる補足なので、余裕があったり、興味がある方はお読み下さい。
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■さらなる補足
▼ウイルスの侵入経路となる穴は5つではなく7つ
 人間には目、口、鼻孔の5つ以外に、もう二つ、肛門と生殖器という穴があります。つまり7つ。
 肛門や生殖器の粘膜を汚染された指でさわることでウイルスが侵入することもありえます。「汚染された」指で肛門を触ることは基本的にはないとしても、生殖器の粘膜に関しては「汚染された」指でさわることはありえます。
 男女の性交においては、男性か女性のどちらかが感染している場合、どちらか1人が発病前の潜伏期間であっても、精液や生殖器の分泌液にウイルスが含まれているならば、感染が伝播する公算は小さくないと思われます。

▼ウイルスの侵入経路となる7つの穴が分泌する体液
歌では
  ウイルスいるのは ど~こかっ?
  涙と鼻汁、唾液と尿、喀痰も
としました。医療関係者は知るように、それだけではありません。
1) 嘔吐
 新型コロナウイルスもインフルエンザウイルスも風邪症状から始まるとは限らなく、胃腸炎の症状から始まることがしばしばあることは周知の事実です。嘔吐とか下痢が初期症状という事例が少なくない。
 嘔吐したら胃液・胆汁・腸液・唾液が混合した液体が口から外界に放出されます。その患者が職場とか自宅にいたら、職場人や家族は、運が悪いと、ウイルスを含む嘔吐物が口、目、鼻孔に直接に入り感染するかも知れません。
 運良く、その場にいた方々の五種類に穴にはつかなくても、周囲の人の衣服とか皮膚、壁、食器とかに付くたけのことはありましょう。衣服、皮膚などを指で触り、その指で五つの穴に触れたら感染する危険がありまする

2)下痢便
 胃腸炎は嘔気、嘔吐、腹痛、下痢の組み合わせです。全部がそろうとは限りません。下痢便を家族や職場の人が直接に触れることは希でしょう。
 下痢の経験がある方の少なからずは知っていると思います。すなわち、下痢便を排出した後、いつもよりはトイレットペーパーを厚めとしてお尻を拭くでしょうけども、それでもトイレットペーパーの厚みが足りなくて、手に下痢便が浸透した経験です。
 そんなときは、水洗トイレで流した後に、手洗いはいつもより時間をかけて徹底することでしょう。しかしながら、トイレットペーパーを介して手に下痢便という液体を触知した時に、「これはヤバい。感染性胃腸炎かもしれない。家族や職場の人にうつさないようにしよう」と決意して、指を何にも触らずに便を流す人はどれほどの確率でいるでしょう。
 そんな希にしかいない人であっても、便を流す前に、トイレの外にある手洗い場所で手を完璧に洗ってから、トイレ内に戻り、洗い流す操作をしようと固い意志を持ったとしても、トイレのドアを手ではない肘等で開けることなどめったにできない。希に、指・手を用いなくてもトイレのドアを開けることができる物理的環境のことはあります。
 便を流す操作は手指による操作なしで、自動的にされることが今では多いです。私の通勤手段である小田急電鉄の大便所でも、勤務先病院でもそう。けども、大便所のドアを開けることが、手指なしで(肘とか足)で可能なことは例外的。
 要するに、トイレットペーパーを介して下痢便に触れた時、自分が感染性胃腸炎と疑い且つ感染の広がりを避けたい希な人であれ、ナントモ思わない人であれ、汚染された指を便を流すためのスイッチを触ったり、ドアを開けるためにドアノブを触ることがほとんどなのです。
 以上、長い解説してきましたが、"ウイルス感染対策の歌"に記したように、自分の指は汚染されているという前提で、指で五つの穴に触れないならば、新型コロナウイルスの患者の初発初発症状が下痢であっても、感染する蓋然性はほとんどゼロとなりましょう。

▼目、口、鼻孔、肛門、生殖器という7つの穴(七種類の粘膜)以外の侵入経路のこと
1) 耳穴 - 二つ
 耳かきの道具とか綿棒で耳掃除をする時に、綿棒の先端には触らないとしても、耳かきの先っぽに触ることはありえると思います。なので、耳かき動作においては指で道具をさわらないことが大切と考えます。
2) 身体表面(皮膚)の傷
 体は皮膚でおおわれてますが、皮膚に切り傷とかあれば、それが新鮮であれ、治りかけであれ、汚染された指で触ることでウイルスが毛細血管を介して血流に入ることで感染することはありえます。足指の水虫やニキビが痒いとかで、そこを指で掻くようなことはしないことが大切です。

▼目への飛沫感染防御策は "ウイルス感染対策の歌" から当初は除外
 発症した患者が咳をして、近くの人の目に飛沫が飛ぶことを防止する方策は"ウイルス感染対策の歌"では触れてません。効果的な方策はありますが、現実的には困難だからです。
 あなたが電車に乗っていたり、様々な理由で医療機関の待合室にいるとします。そこに発病した感染者がいる場合のことです。感染者が咳をすると、近接している非感染者の目に飛沫が飛び、目の結膜からウイルスが侵入してしまいます。もちろん、マスクは口と鼻孔には入りらないのですが、目の粘膜からウイルスが侵入するわけです。
 目への飛沫感染を避けるためには、ゴーグル(水泳用でもスキー用でも良い)が有効ですが、一般の方々に対して、電車に乗る毎、医療機関の待合室に行くたびにゴーグルを装着することを呼びかけることを推奨はしたいのですが、"ウイルス感染対策の歌"には入れませんでした。日本語 twitterの140文字の制限を超えるからではなくして、現実的に余りにも実行困難だからです。
 ウーハン(武漢)の病院では医者・看護師らはゴーグルはもちろん、防護服を着てます。あなたが、通勤途中とか職場で完璧に近い予防をしたいならば、ゴーグル+防護服+5つの穴からの侵入遮断を全部しないとなりません。そんなことはできましょうか。
 ということで、ゴーグル装着については歌には入れませんでした。(ただし、それをしたい方はしたらよいのはもちろん、推奨はします。私はそこまではしてませんが、日本で流行したらそうします。眼鏡している方は裸眼者よりもかなり安全なので、視力が正常でも伊達眼鏡するのは良いと思う)

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P.S.問題意識、本文書、"ウイルス感染対策の歌"を作成した動機)
いつものことですが、最も影響力があるテレビで解説する感染症専門家の誰1人として、「こまめ」な手洗いとマスクと「うがい」くらいしか云わないことにがっかりしました。ほんとに残念です。尾身先生ら「偉い」専門家は医療現場での実務をしてないからかも知れません。彼/彼女ら専門家は医学論文は沢山に執筆してきたのでしょう。感染症学会等からは認められてきたのでしょう。しかし、現場の実践において不足しているからなのでしょう。
 テレビに出演して感染対策を一般の方々に教える立場の方々が明確に語るべきは、マスク・うがい・手洗いに加えて、手指は汚染させているとみなしての対策なのです。
 手洗いは必要ですが、その後にドアノブとかパソコンに触れば、再び汚染される可能性があります。何かにさわる度に手洗いするならば、一日に100回もしないと指のクリーンさなど維持できません。うっかりさわり、手洗いしないで、目、口、鼻孔を触るとマスクをしてても感染しかねません。
 重大なことは手洗いはできるだけするものの、手洗いの効果を信頼しないこと。癖として無意識に目をこすったり、唇をさわったり、書類をめくるときに舌で舐めたりするものです。
 
▼履歴
Version 1.0 (2020/01/28)

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