2021/10/14 本日のリーディングリスト
ニュースなどの拾い読み。
デジタル庁、改革の手本に 新しい働き方も主導―牧島担当相・新閣僚インタビュー
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021101301066
牧島デジタル相 現金給付「必要な時にストレスなく」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA123GT0S1A011C2000000/
不祥事で注目浴びたデジタル庁、問われる組織の透明性と情報発信の実効性
https://newswitch.jp/p/29187
デジタル庁の話題から。衆議院選挙の日程が決まり、解散も成りましたので、一ヶ月しないうちにどのようになるのかはわかりませんが、連日前向きな報道がされていて、良いなと思います。
デジタル化の本懐というのは、デジタル化されたものが息を吸うように自然に扱え、日常生活に溶け込んでしまうことだと考えています。かまえてかかるようでは、まだまだ扱うのが難しい「機械や通信網」でしかないと。
前大臣の問題が何もかも有耶無耶なところで、踊らされてしまった上にハシゴまで外された感覚は拭えませんが、それはそれ、これはこれ、ということで。
首相、「GoTo」再開へ制度見直し 安心・安全前提に
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA130X30T11C21A0000000/
宿泊施設108カ所で実験 GoTo再開へ接種証活用
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA13BQE0T11C21A0000000/
山形県南陽市が誘客キャンペーン GoToに先行
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC091680Z01C21A0000000/
兵庫県版Go Toトラベル 開始前に旅館などのおかみがPR
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20211013/2000052534.html
どのように実施されるのかが注目されるGoTo施策。
首相は「週末の混雑回避の工夫や中小事業者への配慮も検討する」とも言及した。
(引用元:上記記事)
以前書きましたように、域内観光向けから支援の制度を開始して大手代理店のみの享受とならないレベルを模索、その間に全国に広げた場合の越境や接種証(ワクチンパスポート)に関する課題を解決しておく……という手順がとれると良いのですが、足並みは揃わず。
足並みが揃わない中でも、2つめの記事のように実証が行われつつ、3つめ4つめの記事のように先行して各地が域内観光を振興しているので、結果的には似たような着地になるのかもしれません。
GoToトラベルもGoToイートも「お一人様」をもっと強調できてもいいかなと思っています。籠もって小説を書くのに便利ですので……。
自宅療養者データ、アップルウオッチで転送へ 神奈川・真鶴町
https://mainichi.jp/articles/20211013/k00/00m/040/072000c
埼玉県議会、試行錯誤の「オンライン化」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC12ALW0S1A011C2000000/
個人データの越境対策は経営課題 LINE問題は対岸の火事ではない
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00538/00001/
各地のDXに関する話題です。1つめの記事のApple Watchによる健康管理。これはよく踏み出したな、という感じがします。個人情報保護法あるいは保護条例。2000個問題と呼ばれますが、当然自宅療養者という限られた状況の人に対してですので、個別に利用目的を説明し、目的外の流用は一切無いという前提で承諾を得ているというところに止まるのかなと思います。
健康情報は大きいビジネスを生みますので、私たちが意識をしている/いないに関わらず、情報が本人のコントロールの範囲を超えていないかどうか、常に注意を払っていきたいものです。
個人情報については、以前ぼくが書きました下記の記事が掲載されておりますので、ご参照ください。
2つめの記事は議会のオンライン化ですね。
県幹部は「知事が率先してデジタル化に取り組んでいるので幹部もやるしかない。最初は戸惑いもあったが、意外にできた。要は慣れの問題だ」と話す。
「県執行部は書き込みなども容易なタブレットだが、議員は汎用性のないノートパソコンで、書き込み機能や自動保存機能が弱い。タッチパネル式でないため、マウスなどを持ち歩く必要もある」
「ろくにパソコンも使えない議員は多い」(議会関係者)という。県幹部は「何が何でもデジタル化するのではなく、デジタルと紙資料を効果的に使い分けることが重要だ」と指摘する。
(引用元:上記記事)
なんというか「ここから」なんですよね。何にしても。紙の代用としては「常時接続可能なタブレット」が最強だと思っているのですが、先に普及させてしまってその効果を体感(eXperienxe)することがDXに重要かなと思います。
普段は、ツールやソリューションを先行導入するのではなく、あらかじめワークフローを分解して見つめ直すことを説いているのですが、タブレットはもうiPadの登場から10年とかなので、コモディティになっていても不思議じゃ無いというのはあります。
3つめの記事は、今年の春に大きく話題となったLINE社の事件をどう捉えていくかという話ですが、これに際して考えるべきは「国家に住まう個人」ということなんですよね。国民が扱うデータの所在はもはや国防の域で、しかしその議論よりも民間の利便性があっという間に上回ってしまった、というのがここ四半世紀の出来事だったと思います。
GAFAだから、グローバル企業のサービスだからと諦めてしまうのは簡単なのですが、地方自治体で用いられているLG-WANのように、もっとドメスティックなネットワークの構築や、そこでのセキュアなデータ取り扱いに目が向いても良いのかなと思っています。
かつてはNTTの「FLETS網」が家庭向けにもその役割を持っていた気がしますが、「ネットワークの切り替え」って意識するの難しいんですよね。軽率に、こっちのネットワークで使ったデータを、あっちのデータに「越境」させたくなってしまう。
そう考えてしまうのはリアル世界に垣根が無いからこそなのですが。
顔認識技術と防犯 立ち止まってまず議論を
https://mainichi.jp/articles/20211014/ddm/005/070/114000c
メモがわりに。近々顔認証をはじめとした「顔○○」に関する記事が掲載されると思いますので、その時にまた。
今日のところは以上です。
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