2021/10/2 本日のリーディングリスト

ニュースなどの拾い読み

《自民党幹事長就任》政界激震スクープ「甘利明大臣事務所に賄賂1200万円を渡した」実名告発——甘利氏「金銭授受」記事を再公開
https://bunshun.jp/denshiban/articles/b1736

《金銭授受の現場写真も》「私は甘利明氏に現金50万円を渡しました」建設会社幹部が告発、“口利き依頼”の決定的証拠
https://bunshun.jp/articles/-/49094

　岸田新総裁のもと、新たな内閣人事が進行しているわけですが、与党幹事長に就任する甘利氏の未解決スキャンダルが再燃しています。もうあれから5年も経っているんですね。当時の経済再生担当大臣を辞任してはいますが、真相が本人から語られることはこれまでなかったので、この問題はくすぶり続けるのだと思います。

　以前も書きましたが、政治資金規正法の範疇で正しい献金を受け、それがオープンになっている分には、その多寡を問うべきではなくて、私達はどういう分野の業界や人々から支持を受けているのか、そのエンパワーメントはいかほどのものなのかということを、きちんと吟味できればよいかと思っています。

　真相が究明され、オープンな政治が行われていくことを新政権には期待します。

暗号資産技術で金融商品　問われる投資家の「能力」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD106KT0Q1A910C2000000/

仮想通貨で一斉税務調査　14億円申告漏れ、グレー節税も
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC265U10W1A820C2000000/

　暗号資産（仮想通貨）については、NFTを含め何度か触れていますが、投資や証券となるとそもそもの知識が必要な上に、新技術を用いたものとなると、取り扱う証券会社や専門家の説明なしには理解が難しいものと思います。

　そして、あまり情報を追いかけていない人にとっては、グレーなゾーンがあるのではないか、節税などが容易ではないかと、淡い期待を持ってしまうかもしれません。ところが、ブロックチェーンは最初の技術が誕生してから10年が経ち、資金決済法も整備されている上に、海外でも日本でも仮想通貨盗難事件や詐欺事件を経験して、そんなに甘いものではありません。

　ブロックチェーン技術を使ったそれらしいデータ状の資産があったとしてすべて法律と理詰めで「それが何であるか」は規定されますので、甘い話にはご用心ですね。

　今日のところは以上です。