2021/10/7 本日のリーディングリスト
ニュースなどの拾い読み。
GoTo見直し、中小旅館支援を強化 斉藤国交相が示唆
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA064PX0W1A001C2000000/
静岡県版GoToトラベル 改善が続けば「18日にも再開へ」 静岡・川勝知事
https://www.sut-tv.com/news/indiv/12485/
コロナ対策によって人の流れが止められたため、振興せねばならないのですが、昨年のひどい時期や、今年の春の緊急事態宣言の合間を体験してしまうと、そんなもんか、と感覚が麻痺してしまっているのを感じます。今回はワクチン接種者がいるという、これまでとは違った状況ですので、下記の内容がどれくらい感染対策として有効かに着目したいと思います。
岸田文雄首相は自民党総裁選でワクチン接種や検査証明があれば行動制限を緩める「ワクチン・検査パッケージ」を活用したGo To 事業改革を唱えていた。
(引用元:上記記事)
とはいえ、第6波が来るのだろうなというのは誰もが予想しているわけで、いかんともしがたいですね。何もかも合理的ではないし、今を耐えて未来を得るということを政治はしなかったし、これからもしない。
「侮辱罪に懲役刑」厳罰化答申へ
法制審部会、ネット上の中傷対策
https://nordot.app/818378391054303232
時代によってコミュニケーションツールが変容していくわけですが、とりわけITの進化スピードだけが早いということでも、法律を段取りやって成立させるのが遅いということでもなく、良くも悪くも使いこなすという人間の順応性が高い性質がため、次から次へと問題が起こる、ということなのだと思っています。
そして、どこまで「有名税」として受け容れなければならないのか、「受忍限度」という言葉がよく使われますが、ツールによって増大していく中傷の量やスピードに対して、全人類の心はそうそう簡単にアップデートされないため、すでにズレすぎているんですよね。
日常の対人関係で、誰か1人から罵倒を受けることなんて、それはそれで稀であるべきことです。それがネットになると、1人の言葉は軽くても、あっという間に数百の罵倒マンを呼び、それが今日1回で済むものではなく、明日も明後日も、飽きられるまで続くわけです。
最大の対処法が「相手が飽きるのを待つ」なんて、異常です。
法やルールというのは、人間が野生の状態で「できてしまうこと」を社会の最適のために縛るという一面もありつつ、表現の自由とは言い切れないこういった言葉による暴力の問題を、抑止していってほしいものです。
スマホOS、公取委も調査 アップルとグーグル念頭に
アプリ競争の制限、焦点に
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO76405010W1A001C2EP0000/
App Storeの売上、2021Q3に200億ドル突破~首位はTikTok
https://iphone-mania.jp/news-409053/
昨日のリーディングリストで、高価高性能路線がとれなくなって携帯電話がつまらなくなってしまったと書きましたが、OSも寡占になってしまったのもその反動ですよね。App Storeの売上げが、四半期1つで200億ドル突破とか、とんでもないです。
いわゆるガラケーの時代は、ある程度OEMであったり、iモードに最適化されることで似てきていたとはいえ、ハードウェアの差異も含めて各社独自の操作感があったかと思います。
アップルか、そうでなければグーグルのAndroidを、という選択肢の狭さを何が引き起こしたのか。みなさん忘れてると思うんですが、iPhoneを初めて日本で流通させたのはSoftbankですが、その1年前、SHARP製の折りたたみキーボード端末の『922SH』を孫正義ソフトバンク社長は推していたんですよ。ぼくはこの端末が使いたくて、ずっとキャリアはNTTドコモだったのですが、キャリアを乗り換えたほどです。(あとで戻しました)
そういう意欲的な取り組みが国内であって、通話のできるPDAもWILLCOMのものがいくつかあって、でもなんかあっという間にiPhoneかAndroidスマホか、ということになってしまいました。Windowsフォンも無くなって、気づけばこういう有様です。
公取委の動きは市場や社会を守るために必要ですが、寡占する世界企業へ一矢報いるほどの体力が電機メーカーにも日本全体にも残っていないのがシビアな現実です。国際的に衰退するアジアの小国による「言いがかり」にならないように、なんとかならんもんですかね……。
「メタバースは悪夢」 ポケモンGOは現実世界に全集中、移動促す
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00529/00006/
Facebookらが参入 メタバースの魅力は「めんどくささ」【TGS2021】
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00531/00040/
この二つの記事を読むと、悪夢だが魅力がある、ということになりますね。ならない。
ビジネスにおいて「面倒臭い」というのは、時間と人手とカネの言い換えなので、それを乗り越えられれば続く、というのは『セカンドライフ』が今もって継続しているということになぞらえても良いと思います。
ただそれがマスであるかどうかというのとは別で、あれだけコロナ禍でオンラインに入り浸っていた『あつまれ どうぶつの森』でさえも、飽きるときは飽きてしまうわけです。
人生に飽きがこないのは、飽きが来ていないのではなく、逃れられないからです。メタバースも、そこに生きられる人にとっては飽きなど関係なくなるはずなので、そういった人がどれだけ増えるかというと、記事にあるような逃避的な役割から、変わっていかなければならないのでしょう。
スクウェア・エニックス、初のNFT事業 デジタルシール「資産性ミリオンアーサー」発売
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2110/05/news158.html
ネット系企業ミクシィが暗号資産取引所に出資した狙いを深読み解説
https://news.mynavi.jp/article/20211004-1985477/
「デジタル・分散型金融への対応のあり方等に関する研究会」(第3回)議事次第
https://www.fsa.go.jp/singi/digital/siryou/20211006.html
NFTビジネス、コンテンツ側に立つよりも流通側に立つほうが儲かる、というのはこれまでのIT関連の歴史からも明白かなと思います。「お金を遣り取りするとお金が儲かる」の原則どおり、お金に近い方すなわちプラットフォーム、暗号資産取引所に出資するのがベストとなります。
その上で、コンテンツ側は、おっかなびっくり参入するわけです。本当に行けるなら、『ミリオンアーサー』シリーズではなく、FF、ドラクエを使うか、ゲーム以外にも漫画・アニメ・映画・小説・タレント……等でできる限りこれらを組み合わせて面をとれるIP(知的財産権)を用いるはずですので。
なかなか難しいところで、アクセルを全力で踏むか、実験的に少しずつやるか。アクセルを全力で踏めば、いきなり道が開けて先駆者だけがめちゃめちゃ儲かる、という事例もなくはない。慎重にやりすぎてしまったがために初動もしょぼくて未来も失う、というのもありがちです。
しかもライバルが虎視眈々と先駆者がうまくいくかコケるかを見張っていて、二番手でも勝ち馬に乗るほうがリスクが少ないなんて算段も成り立ちます。
こういうときに、身軽に張れる機動力がベンチャーなのかと思いますが、お金集めるってのも大変なんですよね。
皆、未来が見えないからこそ、なんですが。
牧島かれん新デジタル相もNTTから豪華接待を2回受けていた
https://bunshun.jp/articles/-/49160
デジタル庁のパイロットモデルを主導した小林デジタル副大臣、「宿題」にどう向き合う
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/01803/100500004/
さっそく洗礼みたいな記事がまず出ました。ひょっとして、接待を受けていない政治家を探す方が難しい!? という気にさえなります。聖人君子である必要は全然無いんですが、お金の件に関してはクリーンでいてほしいものです。もうちょっと譲歩して、表に出ないようにやってくれ、というのが国民の声かもしれませんが、なんでそう思うかというと、接待や賄賂を足がかりに受益するのも国民の一部であるので……。
結局、「民意が反映されてしまう」ということなんですよね。政治家を接待して融通をきかせようとするのもまた国民。そういった面にも、我々も目をそらさずに、追及を進めるべきですね。
今日のところは以上です。
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