2021/9/30 本日のリーディングリスト
ニュースなどの拾い読み。
「シン・仮面ライダー」池松壮亮主演。庵野監督「世界に向けた作品とは考えてない」
https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1354770.html
待望の庵野秀明監督による『シン・仮面ライダー』ですが、主演俳優の発表とともに、プロモーション映像が二種類公開になりました。
昭和の仮面ライダーオープニングを、最新のスーツ、バイク、技術で完全再現。なぜ左側のハンドルグリップをぐりぐり回すのか、なぜギアペダルを下げる方へ踏む(=速度が下がる)のか、カッコ良ければそれでいいのだ!
そしてシンプルながらも現代的なデザインで甦った「クモ男」もPV内でアクションを披露。クモといえばMCUのスパイダーマンも想い浮かびますが、本編ではどのような動きになるのか、2023年に公開予定ということで、今から楽しみです。
考えてみれば『シン・ウルトラマン』もロードショーが延び延びになっていますよね。こちらも楽しみです。
自民党 広報本部長に河野規制改革相 岸田新総裁が意向固める
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210930/k10013284451000.html
これぶっちゃけ「Twitterがお得意なようですから広報を」って感じだとしたら、ずいぶんな屈辱ではありますよね。総裁選敗者への処遇、というところなのでしょう。パワハラや記者質問へのぞんざいな応答などが取り沙汰されていたこともあるかもしれませんね。
「LINEで住民票申請」は不可 総務省、渋谷区の顔認証認めず
https://www.tokyo-np.co.jp/article/133824
戸籍の附票の写し又は戸籍の附票の除票の写しの交付に関する省令の一部を改正する省令(案)に対する意見募集の結果
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01gyosei02_02000238.html
住民基本台帳の一部の写しの閲覧並びに住民票の写し等及び除票の写し等の交付に関する省令の一部を改正する省令(案)に対する意見募集の結果
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01gyosei02_02000237.html
以前取り上げた問題。このような決着になりましたが、やはりeKYCとは何ぞや、というところから、個人確認に顔認証をどのように扱うか、顔認証でなくてよいのではないか、何をもって照合すべきなのか、こういう際に求められるセキュリティーとは何を指すのか、どういうアプリケーションをプラットフォームに使用するのが最適なのか、そもそもホイホイ住民票を発行してよいものなのか……。
今回浮き出てきた問題点を、レイヤー別に分けて、きっちり論じていくことが重要だと思います。
余談ですが、議論をかき混ぜてしまう人って、レイヤーが別のはずの問題をごっちゃに語り始めるのですよね。幅広く論じられる能力を賢さと勘違いしている。さらに、好悪や「お気持ち」と揶揄される独善的な視点を一般論であるかのように強引に押しつけてくるのもよくある光景です。
整理整頓のなされた議論が常に必要ですね。
何故なら、先日のJR東日本の件もそうなんですが、車輪の再発明がごとく各所でバラバラに企画開発していたものが、示し合わせたように次から次へと芽を出すなんてことはよくあることで、その度に至らなさがクローズアップされ、最終的に「だから顔認証(←「顔認識」や「顔識別」の誤用で使われる文脈)はダメなんだ」という雑な論調を補強してしまう恐れがあるわけです。
かといって「防犯のためなら人権を蹂躙してよい」という過激な方向に流れをもっていかないようにも注意していきたいものです。
〈社説〉デジ庁接待問題 なあなあで済ますのか
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2021092900136
今日はデジタル庁の話題は最後にもってきました。おそらくデジタル庁は自民党新総裁による人事があっても、現状維持のようなことになるんじゃないかと思っていますが、衆議院選挙までにきっちりけじめをつけていただきたいものです。
選挙の前後で一層有耶無耶になったら、国民はデジタル技術やそれを用いた社会への無関心さという隙を突かれる形で、盛大にコケにされていると考えるべきです。
今日のところは以上です。
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