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【著書の紹介】『日本が世界で勝つためのシンID戦略』(共著)

概要

書名:日本が世界で勝つためのシンID戦略
ジャンル:ビジネス書
出版社:小学館
共著者:DIME編集部、尾原和啓、武邑光裕、岡嶋裕史
発売日:2023/3/29
ISBN:978-4093891066

主な内容

近年、マイナンバー制度やメタバース、あるいは生成AIの浸透で日常やビジネスシーンで不可欠な存在となりつつある「デジタルアイデンティティ」について、各分野の識者の提言をもとにこれからのデジタルビジネスの核心に迫る。

コメント

 私を含めた4名による「デジタルアイデンティティ」に関する提言です。通底しているのはGAFAMを筆頭にビッグテックに情報が集約されることへの懸念で、現実世界とネットの両方をまたいで確立されるデジタルアイデンティティとはどんなものなのか、またそれらがネットを通じてどのように扱われていくのか、ということを各分野の視点から説いています。

 とくに近年の注目技術であるメタバースやWeb3、そして刊行当時に話題となっていた生成AIについても網羅し、これらが社会や生活へ及ぼす影響、考えられる近未来の姿、それへ向かってのアプローチが語られており、新技術の登場に対し、個人が接していくスタンスを考えるのに役立ちます。

 私は、自分のことでさえアンコントローラブルな情報について、生まれてから死ぬまで寄り添えるのは行政である、という世界観のもと、行政への信頼をもってデジタルアイデンティティを預けるべきである、またその信頼を勝ち得る行政サービスの構築が重要であるという話をしています。

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