2021/9/26 本日のリーディングリスト

ニュースなどの拾い読み。


イオンモールにつながる自動運転バス計画 難問解決の鍵は川のふたhttps://digital.asahi.com/articles/ASP9J6W20P9GUTNB007.html

 自動運転車、自律走行車は、少子高齢化社会の助けとなると考えています。交通事故の減少を目的とした老齢者の免許返納が常識となると、過疎地域の交通が課題となります。

 こういったときに、走行の安全、乗客の安全を考えると、記事のように専用道路を作り、一定のコースを行き来し、車内の乗客の様子を細かくセンサーで把握しAIで判断する自動運転車は、ベストチョイスかと思います。

 一人の人間が自動車を運転するというのは、皆がやっていることかもしれませんが、実は大変に複雑なことです。目や耳だけでなく振動など全身でセンシングをして、予測行動をし、あるいは臨機応変に操作しなければなりません。

 速度をもった鉄の塊を移動させるわけですから、「免許」が必要なほど安全な操作が要求されて当然なわけです。

 レベル3以上の自動運転車の、機械としての安全性はもとより、運用やインシデント対応のルールの充実、それによってAIが判断する結果を社会がどう受け容れるかの議論も先に進んでいけばいいと思います。

 例えば、車内で急病人が発生した場合や、変質者が出た場合。病院や警察に連絡し安全な乗降の誘導や目的地の変更をする等、人間が対応するのと、コンピュータが対応するのでは、周囲の人間の「受け取り方」が変化します。

 コンピュータに生殺与奪の権を握らせてよいのかという主張と、少子高齢化で熟練した運転手が時代の推移とともに老齢化したり、若い運転手そのものが珍しくなる現実とで、どこかで折り合いをつけなければなりません。

 そのほか、自動運転車が増えるなら、運転手にクレームをつけるのを楽しみにするような人は、いなくなるかもしれないですね。ドラマで見る「バスジャック」も、運転手が人間ではないので、犯人は自動運転車をジャックする旨みが無いと判断するかもしれません。

 最終的には「人間が機械をどのように使い、その結果をどのように受け容れるか」というところになるので、実証実験が進む中で「道」を見つけられればよいのではないかなと思います。

ウルトラマンティガ配信停止 「暴力的」批判、自主規制か―中国
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021092500382

ウルトラマン模造品製造で逮捕 上海、7千万円売り上げ
https://www.chunichi.co.jp/article/323084

 中国でのウルトラマン関連のニュースとしては、先日フィギュア等の模造品製造で逮捕者が出たというのが記憶に新しいですね。コンテンツビジネスの生殺与奪を握っているのは政府であると、そういうチラつかせを感じます。

鬼滅の刃「無限列車編」20%超の衝撃~世帯視聴率の大台突破を支えたのは誰か?~
https://news.yahoo.co.jp/byline/suzukiyuji/20210927-00260203

 さっきから「生殺与奪」がどうのと書いたのは、週末に『劇場版 鬼滅の刃「無限列車編」』がテレビ放映されていたからなのですが、視聴率や視聴傾向の分析記事が出ていました。

 最近では、マンガ連載の最終回やコミックス最終巻の発売時期を、アニメのワンクール最終回あたりに当てるというのもよく用いられるようになったので、「ヒットコンテンツを作り出して当てる」というのが頻繁にはできない以上、「ヒットしたコンテンツをメディアを変え、手を変え品を変え、何度も当てていく」というのは時代の必然かなと思います。

 アイドルも「全国ライブハウスツアー中に青年漫画誌の表紙グラビアを飾る」とか、「ニューシングル発売に合わせて、グループメンバーを様々な雑誌の表紙に登場させる」とか、どれだけ単純接触を期間内に「全集中」で増やすかが勝負となるプロモーション手法をとっていたりします。

 このあたりは政治家の活動も同じなので、告示日前に候補者の著書や、インタビュー記事、告発本などをバラ撒いていきつつ、出られる限りの取材や出演を公職選挙法の範囲内でこなしていく、できればスケジュールを徹底コントロールして、というところかなと思います。そんなにパーフェクトにできている政治家を見たことはないですが。

 今日のところは以上です。

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