キラメキ内臓占いの体質シリーズ⑤水タイプ
水タイプの人柄
キラメキ内臓占いから見ると水タイプの人は腎臓と膀胱が強く、津液(水分)が最も多く血(栄養)と気(代謝)も高いバランスの良いタイプです。
体力があって行動的な人が目立ちますが、マイペースな人が多く単独行動も目立ちます。
津液が多いので身体は冷えやすい分だけ脈拍は速くなりがちで、脈拍が速い人はアドレナリンが効きすぎるので驚いたり怖かったりすることが苦手です。
感情的になる時もありますが、基本的にはおおらかで過ぎたことは忘れるタイプです。
腎臓が強い人は老廃物の排泄がスムーズなので、心身ともに悪いものを溜め込みません。
東洋医学の腎は副腎や生殖器系も含んだ広い概念で、副腎から分泌されるカテコールアミンなどが多いのも水タイプの特徴です。
カテコールアミンは意欲を出すホルモンなので、水タイプは意欲的な人が多く趣味に没頭する人も多くいます。
マイペースながら行動的な水タイプは木タイプの相生関係になり、本能的な動き方は火タイプの相剋関係になります。
腎臓の特徴
腎臓の主要な機能は、尿を作り老廃物を排泄することです。
1日に作られる尿は150ℓにも及びますが、必要なものは再吸収されるので排泄されるのはわずかに1%です。
この腎臓での再吸収によって、体内の水分量や血液中のphなどを一定に保っています。
腎臓に流れ込む血液量は心臓から送られる血液量の25%に相当し、それらをろ過したのちに99%を再吸収しているのです。
老廃物として排泄されるのは、主にタンパク質が代謝されたときに出来る尿酸やクレアチニンなどの窒素化合物です。
尿の中にアルブミンなどのタンパク質が含まれているときには腎臓が傷ついています。
また、腎臓は血圧を調節するホルモンを出して血流量を調節します。
腎臓はレニンと呼ばれるホルモンを分泌してNa・Kなどの吸収も調節します。
レニンは血液中のタンパク質に作用して、アンジオテンシン(血圧上昇ホルモン)を作ります。
また、プロスタグランジン(血圧降下ホルモン)を分泌して血圧を下げます。
他にも赤血球の産生を促進するエリスロポエチンを分泌するのも腎臓です。
意外と知られていないのは、腎臓でインスリンなどのホルモンを分解したり骨を作るビタミンDを活性化することです。
東洋医学における腎臓
東洋医学における腎は作強(さきょう)の官と呼ばれ、精を蓄えて必要に応じて臓腑に届ける役割を担っています。
脾が後天の本とされるのに対して、腎は先天の本とされ親からの遺伝が大きい内臓です。
東洋医学の精とは主にホルモンのことを指していると考えています。
腎精の調節によって人間は成長し機能の発達が促され、性機能や排卵・月経などにも関わると考えられています。
腎が衰えると身体は老化し、骨粗鬆症や排尿異常が起こるとされています。
このように、腎の役割は年齢とともに衰えるものだと考えられました。
腎臓で作られた尿は膀胱で溜められ、400mlほどの量が溜められます。
そのため夜間に2回以上もトイレに起きるときは、腎が弱っていると言えます。
また、尿量は少ないのに頻繁にトイレに行きたくなる人は、水分不足のために体温が上がり熱を排出するために頻尿になっている場合もあります。
腎臓を元気にするポイント
水タイプは老廃物の排泄力が極めて高いタイプなので、長時間の行動が平気です。
それだけに無理をし過ぎる人が多く、慢性的な疾患を抱える人が少なくありません。
腎を回復させるには適度な塩分と水分が必要です。
よく塩分は制限したほうが良いと言われますが、それは欧米の乾燥した気候でのお話です。
日本は湿潤な気候なので、適度な塩分が不足すると水分の排出が行えずむくみの原因となるので要注意です。
人間の味覚はチェック機能も持ち合わせているので、オーエスワンのような経口補水液を飲んでおいしく感じるときは塩分が不足しています。
基本的に美味しく感じるものは不足しており、まずいと感じる時には身体にとって余分ということです。
ただしダシの素のような調味料に含まれる塩分は、余分な時でも美味しく感じるので注意しましょう。
また、腎は寒さに弱いので冬は白湯を飲んだり、お風呂でしっかり温めたりすることが必要です。
水タイプが体調を崩すときの多くは、疲労から身体が冷えているときです。
そのため、夜は身体を温めて長めの睡眠をとることも重要です。
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