ラクダから見る陰タイプの体液量@キラメキ内臓占い
キラメキ内臓占いとは東洋医学の五行色体表を基にした体質から性格を分類する占いです。
今回は陰陽の二分類で、体液量が多い陰タイプの解説です。
陰タイプは女性に多いタイプで、体液量が多い分だけ頭に血が昇りにくく冷静になりやすいのが特徴です。
東洋医学では体質を説明する時に自然の動植物を参考にします。
今回は砂漠で生きているラクダを参考にして解説します。
砂漠の暑さにも耐えられるラクダの体液量は多いのか?
そんな疑問を持ったことはありませんか?
実際にはラクダの体液量が特別に多い訳ではありませんが、一度に大量の水を飲めて保水力が高いのがラクダの特徴です。
ラクダは飲んだ水を第一胃に大量に貯えて、数時間かけて第一胃から血中にゆっくりと取り込みます。
急激に水を吸収すると血液濃度が極端に下がり赤血球が破損しますが、ラクダは時間をかけて吸収することで安全に血液濃度を調整できるのです。
血液には酸素を運ぶ赤血球が含まれ、赤血球が正常に働くことで健康に動くことが可能です。
ラクダは赤血球そのものも丈夫で柔軟性があり、通常の2倍の大きさにまで膨らむことで破損しづらいのも特徴です。
赤血球の特徴によりラクダの平熱は約37℃ですが42℃に達するまで発汗しないので、水分とエネルギーの温存に役立ちます。
陽タイプはエネルギッシュに動きますが、陰タイプは水分とエネルギーを温存しながら省エネで動きます。
陽タイプの方が一度に多くのエネルギーを補給して消費できますが、陰タイプは持っている水分とエネルギーを維持して長時間の運動を可能にしているのです。