キラメキ内臓占いの四季と陰陽②
太極図は四季の移り変わりや年齢の変化も現しており、時計回りに時間の変化を現します。
左側の白い部分は陽(よう)と表現され徐々に熱くなる春から夏を現し、右側の黒い部分は陰(いん)と呼ばれ徐々に寒くなる秋から冬を現しています。
さらに人生の長さを太極図の一周分で現し、白が始まる所が0歳で一周して60歳の還暦を迎えます。
冬の終わりから春にかけて徐々に陽が多くなり代謝の高まりを現します。
代謝が高まれば体温が上がると、好奇心が旺盛になり体力がついて活動的になってきます。
15歳くらいまでの子供が元気なのは陽が徐々に高まる時期だからです。
さらに15歳から30歳にかけて身体が成熟する時期で、多少の無理をしても元気で過ごせます。
陽が高まる時期は体力的に恵まれている分だけ恐れを知らず、何にでも挑戦することが可能です。
体質的に陽が強い人というのは、失敗を恐れずに何度でも挑戦する精神の持ち主なのです。
30歳からは徐々に陰の部分が強くなり、体力は徐々に衰えていく代わりに思慮深くなっていきます。
秋になって葉が落ちて冬には種になるように、春から夏の時とは違って不要なものは捨てていく時期になります。
結果として失敗を恐れるようになり慎重になりますが、しっかりと考えて行動するので失敗することは少なくなります。
失敗から立ち直る体力こそ落ちてきますが、失敗からも学んで次に活かせるのが30歳からの強みです。
45歳を過ぎるころには陰の部分が大きくなり、体力の低下が顕著になります。
秋から冬に変わり、寒さや雪で外に出るのも億劫に感じる季節です。
体力は落ちてきますが、今までの経験で学んだことを次の世代に伝える時期となります。
冬の時期に土の中で種となって過ごす植物のように、人間も次の世代に知恵や技術を伝える時期になってきます。
次に来る陽の始まりを待ちながら、陰の時期を過ごすことは新しい喜びももたらします。
そして60歳を過ぎれば第二の人生が始まり、新しいことを始めるのに適した時期となります。