閃きに満ちたアインシュタインの脳とは~脳のアンチエイジング~
アインシュタインと言えば、特殊相対性理論などの画期的な発見で知られています。
そんなアインシュタインが亡くなった時に、偉人の脳は普通の人とどれくらい違うのかが確認されました。
多くの人はきっと普通の人とは脳の作りから違うのだろうと考えましたが、アインシュタインの脳の重さは1230gで平均の1400gよりも軽いことが分かりました。
つまり脳の重さは画期的な発見とは無関係だったのです。
さらに脳の神経細胞の数も平均的でしたが、神経伝達をスムーズにしたり傷ついた神経細胞を速やかに修復したりするグリア細胞の比率だけが非常に多かったそうです。
イメージとしては、交通機関の路線範囲は平均だけど、走っている電車の数は極めて多く行き交う情報の量も膨大だったと考えられます。
また、脳梁という神経の束も太く神経ネットワークの複雑だったことが、数多くの閃きの元になったと考えられています。
アインシュタインが他の人よりも多かったグリア細胞とは、神経細胞以外の中枢神経で脳内環境を整えたり機能の発達支援を行ったりしています。
グリア細胞を増やすには、アミノ酸やナイアシンなどの栄養を摂取するほか手先の運動が効果的とのことです。
また、知覚を刺激するのも有効との事なので、料理などで指先を動かし触覚を刺激することもグリア細胞を増やします。
新しいことを閃くためには、普段から指先を刺激することが有効なのかもしれません。
ちなみにアインシュタインの趣味はバイオリンなどの音楽や読書に、ハイキングやヨットなどアウトドアのものもあったそうです。
食事に関しては少食であまり関心が無かったとの事なので、食事よりも趣味などが脳に刺激を与えるかもしれません。
食べたものを消化するエネルギーは、食事から摂取したエネルギーの70%にも及ぶとの事です。
アインシュタインは消化に割くエネルギーを脳で考えるために使っていたのかもしれません。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?