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シンパシーとエンパシーを陰陽の観点から見てみよう
シンパシーは聞いたことがある言葉かもしれません。
一般的な意味としては共感であり、同じ価値観を感じた時に使う言葉です。
特に子供同士が仲良くなる時に多いのがシンパシーであり、何となく気が合うという感覚がシンパシーです。
同じ理想を共有するなどもシンパシーと言えるでしょう。
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陰陽の太極図で見るとシンパシーを重視するのは30歳くらいまでであり、30歳以降は価値観が少しずつ変わります。
陽が高まる30歳くらいまでは深く考えずに行動しています。
ですが、30歳くらいから徐々に陰が高まり行動する前に考えるようになります。
そのため、行動力は落ちますが慎重に動けるようになっていくのです。
この時に大切になってくるのがエンパシーです。
エンパシーとは、相手の価値観に共感するのではなく理解しようとします。
もちろん共感できる相手もいますが、共感できない相手でも理解しようとするのです。
だから価値観が違う相手とも上手くやれるようになるのです。
若い時は共感できない相手を遠ざける傾向がありますが、年齢とともに苦手な人とも付き合っていく必要が出てきます。
そんな相手を何とか理解しようとする行動がエンパシーなのです。
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シンパシーは興味のない人や物に対して感じませんが、エンパシーは興味のない物にも働く感情です。
そもそもエンパシーとは、多文化圏のヨーロッパの国々で強調された概念で、価値観がバラバラの中でもコミュニケーションを成立させるために生まれた考え方です。
だからエンパシーで大切なのは、自分とは考え方の違う人間の立場に立って理解に努めるということです。
大人になれば仕事仲間とは友達になる必要はありませんが、相手の考えを理解したうえで尊重することは必要です。
東洋医学の陰陽で考えるなら、シンパシーは相手とのコミュニケーションをとるので陽の行動となります。
対して、エンパシーはコミュニケーションをしていない時でも、相手を理解するために相手の事を考えるので陰の行動となります。
陽と陰のどちらが欠けても満足な人間関係は気づけないのです。