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四体液説と自律神経
四体液説とは古代ギリシャで医学の祖とされるヒポクラテスが考えた理論です。
人間の身体は四種類の体液がバランスをとることで健康は成り立つというものです。
現代的に考えると自律神経や体温で考えることが可能で、四つの体質に分類できます。
交感神経が優位な人の中にも体温が高い人と低い人がいて、副交感神経が優位な人の中にも体温の高い人と低い人がいます。
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四体液説の分類には多血質と胆汁質、憂鬱質、粘液質に分けられます。
多血質に分類される人は体温が高く副交感神経が優位の人となり、血液量が多いのでポジティブで行動的になります。
胆汁質だと体温が高く交感神経が優位なのでネガティブな面も見られますが、負けず嫌いで活動的になります。
憂鬱質だと体温が低く副交感神経が優位になるので、繊細で感受性が強く芸術系の才能を発揮します。
粘液質だと体温が低く交感神経が優位なので、根気強く作業を続けるのが得意な職人気質となります。
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多血質の人は心臓が強く睡眠不足にも強くなりますが、熱がこもると心不全に陥る危険もあるので適度に冷ます必要もあります。
胆汁質だと肝臓が強く回復力はありますが、睡眠不足だと自律神経が乱れやすいので睡眠が大切です。
憂鬱質だと肺が強くて集中力が高いですが、炎症が起こりやすいので水分補給は大切です。
粘液質だと腎臓が強く長時間の仕事にも耐えられますが、寒さに弱いので温める事は大切です。