【ちょっとまえの話】 リトル グラフィック
ちょっとまえの話
2016年7月にコンバース シリーズのアイディア 別名 : キャンバース が浮かび ワクワクした話の続き。
Sneaker Pink Dot
コンバースの魅力を上書き
長い時を経て昔から変わらない普遍的なコンバースのデザインは、すでに私達の潜在意識の奥深くに刻まれていて、シルエットを見ただけでコンバースと気付くほどアイコン化されている。
アイコン化されたシルエットから線画のテンプレートをつくり、そこにテキスタイルデザインを描く表現がグラフィカルで新鮮に思えた。
スタンダードでベーシックなスタイルを崩し、自分の好みに上書きする表現は切り口として面白い。
その後、続けて起きた偶然
何気なしに、手元に有った紙コップに落書きしようと思い立った。
紙コップに小さな紙をあて下書きのつもりで、女の子の顔イラストを描いてみた。単純な線画を描き、紙コップに添わせていた紙を広げて見たところ!
ちょっと可愛い女の子のイラストが現れた、筒状の状態で描いていたので広げてみたら、頭が大きくデフォルメされた髪のボサボサな子だった。
それは、全く予想もしていない印象的な子だった。偶然ではあるが何故か面白いことが始まる予感がコンバース シリーズの時と同じワクワクを感じた。
little graphic # 1
BOSAKO & USAKO + GOSBAT 誕生
その時 偶然 誕生した 髪のボサボサのキャラクターに BOSAKO(ボサコ)と名付け、ウサギの耳をつけたキャラクターに USAKO(ウサコ)と名付けました。
2016年10月 BOSAKO & USAKO の2つのキャラクターとシンプルアイコンのモチーフにリトル グラフィック#1が誕生しました。そんな、ポップ & キュートな可愛いシリーズから始まりました。
ハロウィンには、GOSBAT(ゴスバット)オリジナルの仮装で 5つのバリエーションを着た USAKO(ウサコ)も登場しました。
GOSBAT SNOW
GOSBAT BLUE
little graphic # 2
2017年 リトル グラフィック#2が誕生した。
日頃の感謝を込めて、贈り物したい相手の趣味や職業をギュッと記号化した25体の木製のオブジェです。
リトル グラフィック#2では レタッチテクを採用したシリーズになっていて、耐水性の高い専用紙と厚さ3ミリ幅の木の板でメインシンボルが作られています。
また、メインシンボルの背面とベースの底面には、レーザーで彫られたオリジナルを証明するロゴが刻まれています。
職人のこだわり
サワオリは レタッチャーのテクニックを活かした描画方法、レタッチテクを軸とした note の記事を書いていますが、初めからデジタル出身ではありませんでした。どちらかと言うと、ハンドメイドを得意とした職人肌です。これまで数々の作品を創り販売した経験があります。
元々、素材選びや加工方法には サワオリ独自の技術が多い。リトル グラフィックも同様 こだわりと仕立ての良さとバランス感覚を随所に感じる。
特に気を使ったのが仕立てと素材選びでした。部屋に差し込む太陽の光で起こる日焼けと退色、日用レベルの耐水性を加味して選んだ紙の素材と加工方法は、何度もテストを繰り返して完成を迎えた。
リトル グラフィックは、
メインシンボルに視線が自然に集めるデザインになってます。
一輪挿しの花を愛でるような気持ちにしてくれ、
凛とした姿から自立した美しさを感じる。
様々な形状のグラフィックを同形式のテンプレートに立つリトル グラフィックは、レタッチテクと職人の技で創られたイノベーションによって誕生した。
今回も、最後まで読んで頂きありがとうございました。
これからも、ビジュアルを描くレタッチテクを note でお伝えして行きます。
それでは、また次回 別の記事でお会いしましょう!
サワオリ
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