✅20代男性【念願の職だが気持ち晴れず】選択理論でコーチング人生案内#130
◇今回は、相談者が「自分のことを認められず、困っている」事例です。
次を参考に「相談者の答え」を引き出す質問を考えてください。
【相談者の困りごと、願いごとを考えましょう】
相談者の「困りごと」
・様々な資格試験、会社の試験や面接を努力して乗越えて念願の職に就いた自分のことが認められなくて、困っている。
・何かを変えたくて、自分を認めてほしくて、恋人作りを含め、あれこれむやみに努力しているが、うまくいかず、できないことばかりに目が行って、何もつかめないという気分がして、困っている。
相談者の「願いごと」
・「がんばった自分」を認められる自分になりたい。
・いろいろなことに努力して、何かを変え、人から認められる自分になりたい。
・いろいろなことに努力していることについて、努力を続けていれば、その結果どんな落としどころが見つけられるのかを知りたい。
相談者が満たせていない(満たしたい)基本的欲求
(力・自己価値の欲求、愛所属の欲求)
【選択理論コーチングの三角モデル】
【選択理論心理学で考えてみましょう】
・自分の考え方や見方、行動は、自分が自由に選択できるし、変えられる、と考えましょう。
・「努力を続けるがうまくいかない自分」も、「自分なりに精一杯がんばっているんだ」と考えるとしたら、そのような「努力を続けるがうまくいかない自分」をどのように励まし、勇気づけてあげたいですか。また、その「努力を続けるがうまくいかない自分」の心の本音を聴いてあげるとしたら、どのようなことをあなたに伝えてくれるでしょうか?
・自分が満たせていない、自分にとって大切なニーズや価値観、欲求が何か、を考えましょう。
【相談者の困りごとのパターン】を考えましょう
(困りごとのパターン:「自分」に振り回されている、「自分」を変えたいが変えられなくて、困っている)
以上を参考に、ここで、みなさんのコーチング質問を考えてみましょう。
【心に響く回答者(出久根達郎さん)の言葉】
私は次のような質問を考えました(ご参考まで)
・今回の相談をしていただいた結果、セッションが終了したとき、何がどうなっていたらいいのでしょうか?
・努力を続けたから得られたことで、もし努力しなかったら得ることができていなかったものには、何がありますか?
・今のところ、努力の結果が見えないものがあるとしても、努力の過程で得られたものには、どんなものがあるでしょうか?
・あなたの性格として、「どんな努力もしない生活」をどのくらいの期間続けられそうですか?
・もし、「一切の努力をするな」と強制されたら、どうしますか?
・どんな落としどころが見つかったとしたら、一番にいいのですか? いろいろ思いつくことをできるだけ挙げてみてください。
・「精一杯がんばっている自分」を認めることができたら、今とどんな変化がありそうですか?
・「精一杯がんばっている自分」を認めることができたときは、あなたは今と違うどんな行動を具体的にされているでしょうか?
・逆に、「精一杯がんばっている自分」を認めないことで、あなたにはどういうメリットがありますか?
・「自分のことが認められる自分」になれたとしたら、今と何が違ってきそうですか?
・「若い人なら誰もが罹るはしかのようなものですよ。皆さん、よく罹っておられます」と言われたとしたら、あなたにはどんな変化がありそうですか?
・「もっと人から認められる自分」になれたとしたら、今とどんな違いがありそうですか?
・今のあなたが満たせていない大切なニーズ、価値観、欲求にはどんものがありそうですか?
・仮に3年後、努力の成果が出て、「自分を認められる自分」にも変身できているとして、3年後の自分から、今の自分に対して、どんなアドバイスをしてあげたいですか?
・あなたと同じ悩みを抱えている友人がいたとしたら、どのようなアドバイスをしてあげますか?
・ここまで、話をしてきて、どんなことに気づかれましたか?
今回は以上です。上の質問は、自己対話で使うと、セルフコーチングができます。お役に立てればうれしいです。それでは、また次回。