✅20代女性【昼夜なく大声で叫ぶ祖母】を選択理論でコーチング人生案内#74
「20代の女性。同居している祖母が、足を痛めて寝たきりになりました。最近は朝も夜も関係なく、痛い痛いと大声で叫び、家族が眠れない状態が続いています。」
次を参考に「相談者の答え」を引き出す質問を自由に考えてみてください。
【相談者の困りごと、願いごとを考えましょう】
相談者の「困りごと」
・祖母が寝たきりになり、朝も夜も関係なく、痛い痛いと大声で叫び、家族が眠れない状態が続いていて、困っている。
・祖母が痛い痛いと大声で叫んだり、「家族に迷惑をかけたくない、包丁で刺してくれ」と訴え始めたことなど、自分は祖母の言葉が許せなくて、祖母が嫌いになってきており、困っている。
・今の状況に対して、どうしたらよいかわからず、困っている。
相談者の「願いごと」
・祖母が昼夜無く大声で叫ぶことが治まり、家族が眠れる状態になりたい。
・「祖母の言葉が許せなくなっている自分」に対して、こんな自分でいいのかどうか、自分との折り合いをつけたい。(推測)
・今の状況に対して、自分はどうしたらよいのか、家族はどうしたらよいのかを知りたい。(推測)
【ふだん使いがしやすいコーチングモデル】
【相談者の困りごとのパターン】を考えましょう
・「痛い痛いと昼夜無く大声で叫ぶ祖母」「家族に迷惑を掛けたくないから、包丁で刺してくれと訴える祖母」に、自分たちが振り回されて困っている。
・「祖母の言葉が許せなくなっている自分」に、自分が振り回されて困っている。
・今の状況を、自分や家族がどのように対応したらよいのかが分らず、困っている。(自分たちの願っていることがわからず、困っている)
以上を参考に、ここで、みなさんのコーチング質問を考えてみましょう。
【心に響く回答者(最相葉月さん)の言葉】
私は次のような質問を考えました(ご参考まで)
・今の状態がどのようになったら「解決した状態」といえるのでしょうか。あなたや、ご両親のあいだで、いろいろなパターンがあると思いますが、よく話し合われてください。
・今も本当に大変な状況だと思いますが、小さな子供のような、分別のない祖母の言動が、今よりもっとひどくなったら、そのときは、そのような状態になったことを、それはそれとして受け入れて、ご家族は(警察沙汰にならないためにも、)どうされるでしょうか?
・医師との相談、介護の相談窓口や、行政、医療の相談窓口など、客観的な立場からの支援やアドバイスは十分に求められましたか?
・祖母が医療などの支援を受けながらも自分から変わることがない限り、周りの人が「祖母を変える」ことは困難だと思います。それはそれとして受け入れざるを得ないと諦めたとき、これからの自分たちの状況を少しでも改善するために、ご家族でどのようなコミュニケーションを取り合うことが必要だと思われますか? そのために、あなたはどのようなことが出来そうですか? どんな小さなことでも、思いつくものを挙げてみてください。そのうちのいくつかできそうなものがあれば、ぜひ、行動に移してみてください。
・「祖母の言葉が許せなくなっている自分」も、「今の状況に精一杯最善のがんばりをしている自分」だと思います。人なら誰でも、今のあなたのような状況に置かれたら、あなたと同じように思い悩むのではないでしょうか。そのように「精一杯がんばっている自分」に対して、どのように応援し、励まし、そんな「けなげにがんばっている自分」に優しくしてあげたいですか? もし、今のあなたと同じような大変な状況にある友人がいたとしたら、その友人に対して、どのような思いやりの気持ちや態度を示しますか。どんなことを言ってあげたいですか?
今回は以上です。難しい問題ですね。
上の質問は、自己対話で使うと、セルフコーチングができます。お役に立てればうれしいです。それでは、また次回。
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