✅10代女性【中2からルーズな生活に】を選択理論でコーチング人生案内#31
14歳の女子中学生。学級委員長、生徒会役員を務め、成績もオール5以外取ったことがなく、塾でもトップのクラスです。ほめられるとうれしいし、そんな私が私の誇りでした。
次を参考に、相談者の答えを引き出す質問を、自由に考えてみてください。
【相談者の困りごと、願いごとを考えましょう】
相談者の「困りごと」
・これまでずっとトップクラスの優等生で、人に褒められ、そんな自分を自分も誇りに思ってきたが、2年生の2学期になり、生活がルーズになってきた。頭では優等生の自分に戻らなければならないと努力しているが、体が動かなくて、困っている。
相談者の「願いごと」
・元の「優等生の自分」に戻り、自分の誇りと、周りからの賞賛を取り戻したい。(推測)
・(無理してがんばってきた「優等生の自分」の、体の方が無理が利かなくなって、悲鳴を上げているとしたら、)「体」(心の奥の自分)は、「別の自分」でありたい、別のことがしたい、別の自分になりたいと、思っている可能性がある。(推測)
【ふだん使いをしやすいコーチングモデル】
【相談者の困りごとのパターン】を考えましょう
・「生活がルーズになった自分」に「自分」が振り回されている。
・「優等生の自分像」が「自分」を振り回している。
【心に響く回答者(いしいしんじさん)の言葉】
・2年の1学期まで、まわりとあなたの理想は一致していた。2学期になって、それでいいのか、と疑問が湧いた。それは、これまでの自分への反抗でもあり、10代のあなたの「目ざめ」でもある。
・中学2年。14歳。視界が一気に広がる。この世にこんなものがあったのか。次々に気が向き、目ざめている時間が延びていく。徹夜、二度寝、寝坊。あなただけでない。おおぜいの10代が通った道だ。
・これまでの自分と、反抗する自分。ふたりを結びあわせ、より高みにひきあげる、3番目の自分。焦ることはない。気づけばきっとそうなっている。この相談自体、あたらしいあなたへの、ささやかなはしご段のひとつにちがいない。
・「やらなければならない」より「やりたい」リストをいつも、熱い胸のうちに。10代の一瞬は、ほかのどんな1年より長く、苛烈なまでに短いのだから。
次のような質問を考えてみました(ご参考まで)
・「動かなくなった体」が、もしかして、「本当の自分(心の奥の自分)」であり、何かとても大事なことを、あなたに伝えようとしているとしたら、それはどんなことでしょうか? 心当たりがあることを、思いつくだけ、挙げてみてください。
・「本当の自分」があなたの心の奥にいるとしたら、「本当の自分」は、どんな自分になりたい、本当は何がしたい、どんな自分でありたい、と思っているでしょうか? 両親や周りからの制約、「優等生の自分像」によるしばりなどが、はずれたとしたら、あなたはどんな夢をもちたいですか?
・「生活がルーズになった自分」も、「優等生の自分」も、それぞれ精一杯がんばっているとしたら、それぞれの自分をどのように励まし、応援してあげたいですか? どんな言葉をかけてあげたいですか? もし、お友達に、同じように悩んでいる人がいるとしたら、どのように、応援し、励ましてあげますか?
今回は以上です。上の質問は、自己対話で使うと、セルフコーチングができます。お役に立てればうれしいです。それでは、また次回。